ここでは、物理L-Serverを作成する場合のシステム構成について説明します。
前提条件
物理L-Serverを作成する場合、VIOMまたはHBA address renameを利用したI/O仮想化が必要です。
VIOMの詳細は、ServerView Virtual-IO Managerのマニュアルを参照してください。
HBA address renameについては、「8.2 HBA address renameの設定」を参照してください。
VIOMとHBA address renameの利用は、物理L-Serverを構築する管理対象サーバのハードウェアによって異なります。
ブレードサーバ
VIOMを利用します。
ラックマウント型サーバ
HBA address renameを利用します。
注意
iSCSIブート環境を利用する場合、サーバ環境にVIOMが必要です。
VIOMによるI/O仮想化を利用したシステム構成例
VIOMによるI/O仮想化を利用して、L-Serverを構築する場合のシステム構成例は以下のとおりです。
ServerView Virtual-IO Managerを管理サーバにインストールしてください。
図D.1 VIOMによるI/O仮想化を利用して、SANストレージ環境でL-Serverを構築する場合のシステム構成例
*1: 必須ソフトウェアについては、「1.4.2.2 必須ソフトウェア」を参照してください。
図D.2 VIOMによるI/O仮想化を利用して、ETERNUS-iSCSIストレージ環境でL-Serverを構築する場合のシステム構成例
*1: 必須ソフトウェアについては、「1.4.2.2 必須ソフトウェア」を参照してください。
図D.3 VIOMによるI/O仮想化を利用して、NetApp-iSCSIストレージ環境でL-Serverを構築する場合のシステム構成例
*1: 必須ソフトウェアについては、「1.4.2.2 必須ソフトウェア」を参照してください。
HBA address renameによるI/O仮想化を利用したシステム構成例
HBA address renameによるI/O仮想化を利用して、L-Serverを構築する場合のシステム構成例は以下のとおりです。
HBA address rename設定サービス用サーバを用意してください。
図D.4 HBA address renameによるI/O仮想化を利用して、SANストレージ環境でL-Serverを構築する場合のシステム構成例
*1: 必須ソフトウェアについては、「1.4.2.2 必須ソフトウェア」を参照してください。
ネットワーク構成例
物理サーバをL-Serverとする場合のネットワーク構成例は以下のとおりです。
図D.5 ネットワークリソースを用いたLANスイッチブレードの設定