ここでは、マネージャーのセットアップについて説明します。
セットアップ前の注意事項
Microsoft Active Directoryをマネージャーとは別のサーバで使用する場合、マネージャーが動作するサーバに"Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス"を追加してください。
以下の手順で、"Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス"を追加します。
Windowsの[スタート]-[管理ツール]-[サーバー マネージャー]を選択します。
[サーバー マネージャー]ダイアログが表示されます。
[役割]-[役割の追加]-[Active Directory ライトウェイト ディレクトリ サービス]を選択します。
役割の追加ウィザードに従い、確認画面で<インストール>ボタンをクリックします。
【Windows】
ターミナルサーバがインストールされている場合、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスをインストールモードに変更してください。
すでにインストールモードに変更している場合は、この手順は必要ありません。
CHANGE USER /INSTALL |
セットアップ
マネージャーのセットアップは、セットアップコマンドを実行します。
セットアップの実行は、媒体、または展開されたモジュールのどちらでも実行できます。
【Windows】
管理者権限(Administrator)でログオンします。
マネージャーのセットアップを行うシステムにログオンします。
ローカルグループのAdministratorsグループに所属するユーザーでログオンしてください。
セットアップコマンドを実行します。
媒体から実行する場合
>インストール媒体\RcSetup.exe <RETURN> |
展開されたモジュールから実行する場合
>インストールフォルダー\ROR\SVROR\Manager\sys\setup\RcSetup.exe <RETURN> |
メニューからセットアップを選択し、セットアップコマンドを実行します。
【Linux】
システムにOSの管理者(root)でログインします。
セットアップコマンドを実行します。
媒体から実行する場合
>インストール媒体/RcSetup.sh <RETURN> |
展開されたモジュールから実行する場合
>インストールフォルダー/FJSVrcvmr/sys/setup/RcSetup.sh <RETURN> |
メニューからセットアップを選択し、セットアップコマンドを実行します。
ポイント
セットアップの完了後に、「導入ガイド CE」の「第6章 インストール後の設定」を行ってください。
注意
セットアップに失敗する場合、以下について問題がないか確認してください。
インストール時に指定した認証局証明書が正しく格納されていない、または正しくインポートされていない
セットアップを行う前に認証局証明書が正しく格納されていることを確認したあと、認証局証明書をインポートしてください。
詳細は、「導入ガイド CE」の「4.5.5 シングルサインオンを再設定する場合」を参照してください。
また、ServerView Operations Managerのマニュアルを参照し、マネージャーとディレクトリサービス間でLDAPとSSLを使用した通信に用いる認証局証明書が正しいことを確認してください。
インストール時のディレクトリサーバ情報の入力が誤っている
詳細は、「リファレンスガイド (リソース管理) CE」の「1.7.10 rcxadm authctl」を参照し、以下の情報が正しいか確認してください。誤っている場合は変更してください。
IPアドレス
ポート番号
ベース名(DN)
管理者名(DN)
パスワード
アンセットアップが正しく行われていない
使用しているディレクトリサービス上から、以下のエントリーを削除してください。
swrbaadmin
swrbasch
Group
OpenDSのLDAPポート番号が変更されている
デフォルトのポート番号に戻し、再実行してください。
複数のIPアドレスを持つ管理サーバに環境を構築する場合、セットアップを開始する前に以下の手順を行ってください。
別のサーバからpingコマンドを実行した場合に、管理サーバに接続できるIPアドレスを確認します。
Interstage JMXサービスの環境定義ファイルの該当する行を、以下のとおり編集します。
【Windows】
インストールフォルダー\ROR\IAPS\jmx\etc\isjmx.xml |
【Linux】
/etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml |
修正前
<!-- <host localhost="xxx.xxx.xxx.xxx"/> --> |
修正後
接続できるIPアドレスが123.123.1.1.の場合の例を示します。
<host localhost="123.123.1.1"/> |
編集後、以下の手順でInterstage JMXサービスとInterstage管理コンソール用Servletサービスを再起動します。
【Windows】
Windowsの[スタート]-[管理ツール]-[サービス]を開き、以下のサービスを再起動します。メニューから[再起動]または[停止]を選択したあと、[開始]を選択してください。
Interstage JServlet(OperationManagement)
Interstage Operation Tool
【Linux】
以下のコマンドを実行して、サービスを再起動します。
# /opt/FJSVisgui/bin/ismngconsolestop <RETURN> |
セットアップ後の注意事項
ターミナルサーバがインストールされている場合、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行して、ターミナルサービスを実行モードに変更してください。
CHANGE USER /EXECUTE |