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Interstage Job Workload Server V9.3.2 インストールガイド
Interstage

3.2.2 install.shシェルの対話手順

サーバパッケージのinstall.shシェルを起動したあとは、以下の対話処理を行ってください。
対話処理中にインストールを中止したい場合は“q”を入力して[Enter]キーを押してください。


インストール実行中に[Ctrl]+[C]などのキー入力により、インストールを強制終了させないでください。
インストールを強制終了させた場合、インストール途中のパッケージが不完全な状態でインストールされる場合があります。
この場合、不完全な状態でインストールされたパッケージをアンインストールし、再度インストールを行ってください。

3.2.2.1 インストールする機能の選択

インストールする機能を選択します。
インストールする機能の番号を“,”で区切って入力してください(例:1,2 <RETURN>)。
すべての機能をインストールする場合は、“all”を入力して[Enter]キーを押してください。省略値を採用する場合は、そのまま[Enter]キーを押してください。
なお、すでに機能を構成するパッケージがインストールされている場合、機能名の横に“*”が表示されます。

Functions:
    1 バッチ実行基盤 (COBOL/C)
    2 バッチ実行基盤 (Java)

インストールする機能を選択してください。複数選択する場合、","で区切って指定してください。 (省略: all) [?,??,all,q]:

3.2.2.2 選択した機能に応じた問い合わせ

以降、選択した機能に応じて、インストールするための問い合わせが表示されます。


以下に示すすべての問い合わせが、説明する順序で表示されるわけではありません。


システムのグループ名の設定

システムのグループ名を設定します。

  1. インストール前に作成したInterstage運用グループを指定してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。

    Interstage運用コマンドを操作するシステムのグループ名を入力してください。(省略: ismnggrp) [?,q]:

    • 3.1.4 Interstage運用グループの作成”で事前に作成した存在するグループ名を指定してください。

    • グループ名に数値を指定した場合、グループ名として有効であるかチェックはされませんので、あらかじめグループ名として有効であることを確認してください。なお、グループ名として有効でない数値を指定した場合、インストールや運用に失敗する場合があります。

    • すでにInterstage Business Application Serverがインストールされている環境に本製品をインストールする場合、この問い合わせは表示されません。その場合、Interstage運用グループ名としてInterstage Business Application Serverで設定されているInterstage運用グループ名が採用されます。

  2. インストール前に作成したバッチシステム利用グループを指定してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。

    バッチシステムを利用するシステムのグループ名を指定してください。 (省略: ibsbtgrp) [?,q]:

    • 3.1.5 バッチシステム利用グループの作成”で事前に作成した存在するグループ名を指定してください。

    • グループに“root”は指定できません。

    • グループ名に数値を指定した場合、グループ名として有効であるかチェックはされませんので、あらかじめグループ名として有効であることを確認してください。なお、グループ名として有効でない数値を指定した場合、インストールや運用に失敗する場合があります。

    • バッチシステム利用グループに関する上記のメッセージは、インストールする機能の選択で“バッチ実行基盤(COBOL/C)”を選択した場合にのみ表示されます。

パッケージ格納ディレクトリに関する設定

パッケージ格納ディレクトリに関する設定を行います。
パッケージを格納するディレクトリを指定します。省略値を採用する場合は、そのまま[Enter]キーを押してください。

インストールディレクトリを指定してください。(省略: /opt) [?,q]:

定義ファイルディレクトリを指定してください。(省略: /etc/opt) [?,q]:

テンポラリファイルディレクトリを指定してください。(省略: /var/opt) [?,q]:

CORBAサービス/Interstage/JDKに関する設定

CORBAサービス、Interstage、およびJDKに関する設定を行います。

  1. CORBAサービスのポート番号を指定してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。

    CORBAサービスのポート番号を指定してください。(省略: 8002) [?,q]:


    CORBAサービスのポート番号は、サーバ内、およびサーバ外で動作するプロセス間との通信ポートです。省略値をそのまま使用すると、ポートを攻撃されてシステムダウンなどの弊害を受ける危険性が高くなりますので、省略値は使用しないでください。
      

  2. Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。

    Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定してください。(省略: 80) [?,q]:
  3. Interstage管理コンソールのポート番号を指定してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。

    Interstage管理コンソールのポート番号を指定してください。(省略: 12000) [?,q]:
  4. Interstage管理コンソールにおけるSSL暗号化通信の使用について選択してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。

    Interstage管理コンソールでSSL暗号化通信を使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:


    SSL暗号化通信を使用しない設定にした場合は、Interstage管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、別途、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。
      

  5. Interstage管理コンソールに表示するメッセージに対するマニュアルをインストールするか選択してください。省略値を採用する場合はそのまま[Enter]キーを押してください。

    Interstage管理コンソールでメッセージマニュアルを使用するか選択してください。(省略: y) [y,n,q]:

3.2.2.3 インストール情報の確認からインストール終了までの問い合わせ

  1. インストール情報が以下のように表示されます。内容を確認し、表示された情報でインストールを開始する場合は、“y”を入力して [Enter]キーを押してください。中止する場合は、“q”を入力して[Enter]キーを押してください。

    インストール情報:
        インストールパッケージ:
            FSUNtd FJSVtdis FJSVisco FJSVisas FSUNextp FSUNod FJSVjdk6 FJSVsclr 
    FJSVsmee FSUNssll FJSVjs2su FJSVisscs FJSVes FJSVihs FJSVisjmx FJSVejb FJSVjms 
    FJSVj2ee FJSVj2eer FJSVjs5 FJSVisgui FJSVwebc FJSVapcef FJSVapclg FJSVibscm 
    FJSVibscf FJSVibsap FJSVxmlpc FJSVibsbc FJSVibsba FJSVibsbd FJSVibsbx FJSVibsjb 
    FJSVijob
    
        インストールディレクトリ:                           /opt
        定義ファイルディレクトリ:                           /etc/opt
        テンポラリファイルディレクトリ:                     /var/opt
    
        バッチ実行基盤:                                     バッチ実行基盤(COBOL/C, Java)
    
        CORBAサービスのポート番号:                          8002
    
        Interstage管理コンソールのポート番号:               12000
        Interstage管理コンソールのSSL使用有無:              使用する
        Interstage管理コンソールのメッセージマニュアル有無: インストールする
    
        JDK (バージョン):                                   JDK (6)
    
        Webサーバ(Interstage HTTP Server)のホスト名:        host
        Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号:      80
    
        Interstage運用グループ名:                           ismnggrp
        バッチシステム利用グループ名:                       ibsbtgrp
    
    インストールを開始しますか? [y,q]:

    上記例では、1行を途中で折り返すようにしている箇所があります。


    JDK6は、本製品をインストールすると必ずインストールされます。


    インストールの途中で失敗した場合、インストールを続行するかどうかの問い合わせが表示されますが、直前に出力されたエラーメッセージを確認の上、インストールを中止してください。さらに、インストールしたパッケージをアンインストールし、エラー原因を取り除いた後に、最初からインストール処理を行ってください。

  2. インストールが正常に終了した場合に出力される、メッセージの出力例を以下に示します。

    "Interstage Job Workload Server"の自動セットアップを開始します。
    Webサーバを作成します。[FJapache]
    UX:IHS: INFO: ihs01000: The command terminated normally.
    
    UX:isautosetup: 情報: is30199:コマンドが正常に終了しました
    UX:extp: 情報: EXTP0901: 業務システムの作成が完了しました: SYSTEM=td001
    
    "Interstage Job Workload Server"の自動セットアップが終了しました。
    
    FSP_INTS-BAS_AP: 情報: 20402: アプリケーション連携実行基盤のセキュリティモードを強化セキュリティモードに設定しました。GROUP=ismnggrp
    FSP_INTS-JOB_BTFW: INFO: 03500: Completed to change security mode.
    
    製品情報を登録しています。
    
    インストールに成功しました。
    
    Interstage Job Workload Serverのインストールが終了しました。システムを再起動してください。
    システムの再起動後、インストールガイドの"インストール後の作業" を参照して必要な作業を行ってください。