仮想ディスクを追加する場合の注意事項を以下に示します。
バス種別に“virtio”を指定し、VirtIOデバイスとして仮想ディスクを作成してください。
仮想マシンマネージャーで仮想ディスクを作成する場合は、装置タイプに“Virtio Disk”を選択してください。
仮想化IDEディスク(バス種別“ide”)は未サポートです。
なお、VirtIOデバイスを利用するためには、ゲストにKVM Windows para-virtualizedドライバー(virtio-win)を導入する必要があります。
KVM Windows para-virtualizedドライバーの詳細は、Linuxのマニュアルなどを参照してください。
ホスト側ディスク領域として、以下のデバイス名を指定できます。
Linuxのudev機構により生成されるデバイス名 (udevデバイス名)
例) /dev/disk/by-id/xxxxxxxx (ディスクの場合)
例) /dev/disk/by-id/xxxxxxxx-part1 (パーティションの場合)
PRIMECLUSTER GDSのSDXオブジェクト名
例) /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0001
PRIMECLUSTER GDSのSDXオブジェクトを使用する場合は、シングル構成のボリュームだけ使用できます。
シングル構成のボリューム以外(ミラーボリューム、ストライプボリューム、コンカチネーションボリューム、または階層化されたディスクグループで構成されたボリューム)は、使用できません。
ゲストには、ホストのディスクまたはパーティションを割り当ててください。
図F.3 ホストのディスクを割り当てる場合
図F.4 ホストのパーティションを割り当てる場合
ゲストにホストのパーティションを割り当てる場合、同一ディスクにある複数のパーティションを、同じゲストに接続しないでください。
図F.5 同一ディスク上の複数パーティションを異なるゲストに接続する場合(OK)
図F.6 同一ディスク上の複数パーティションを同じゲストに接続する場合(NG)