Oracleのデータファイル、データファイル以外のファイルは、それぞれ異なるディスクまたはパーティションに格納してください。
以下の注意事項があります。
初期化パラメーターファイル
変更のたびに、OSのcopyコマンドなどでバックアップします。
制御ファイル
Oracleによるミラー化をお勧めします。
DB環境に変化があった場合、以下のコマンドでトレースファイルを作成します。制御ファイルが破壊された場合は、トレースファイル中のSQL文を実行して復旧します。
alter database backup controlfile to trace;
データファイル
Oracleのバックアップ同期処理(begin backup/end backup)をすべてのバックアップ対象の表領域に行ってください。同期処理なしに行ったバックアップファイルは、リカバリーに使用できません。このようなバックアップファイルを用いてリカバリーするのは危険です。データベースに矛盾が発生し、そのデータベースをオープンできなくなるおそれもあります。
データファイルをファイルシステムに配置する場合は、データファイルの自動拡張機能を無効(AUTOEXTEND OFF)にしてください。
REDOファイル
オンラインREDOログファイルおよびアーカイブログファイルは、OracleまたはOSによるミラー化をお勧めします。
オンラインREDOログファイルは、バックアップ不要です。
注意
Oracleデータベースのオンラインバックアップを行うには、アーカイブログ運用が必須です。
最新の状態まで復旧する場合は、Oracleデータベースをリストアしたあと、障害発生ファイルをリストアしたファイルに置き換えて、Oracleのリカバリ機能を使用してください。
例:recover tablespace
Oracleデータベースのリカバリ機能は、『Oracle8i バックアップおよびリカバリ・ガイド』(Oracle8iの場合)を参照してください。