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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.2 運用ガイド
ETERNUS

9.3.7 コンポーネントセットの作成

コンポーネントセットとは、(複数の)Hyper-V VSSライタコンポーネントの集まりです。

Hyper-Vの場合は、ゲストOSやInitial StoreがVSSコンポーネントとなります。

Hyper-VゲストOSのバックアップ/リストアは、このコンポーネントセット単位に行われます。

以下の手順に従って、Hyper-VゲストOSのバックアップ/リストアに必要なコンポーネントセットを作成してください。

  1. 12.7.1 swsrpvrq componentset create(コンポーネントセット作成コマンド)」コマンドを使用して、空のコンポーネントセットを作成します。

    [実行例(バックアップサーバから実行)]

    C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvrq componentset create -h HVHOST01 -cs VMSet1
    ‘swsrpvrq componentset create' completed
  2. 12.7.4 swsrpvrq component add(コンポーネント追加コマンド)」を使用して、コンポーネントセットにゲストOSを追加します。その際、コマンドを実行するサーバにゲストOSを移動してください。

    [実行例(バックアップサーバから実行)]

    C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvrq component add -h HVHOST01 -cs VMSet1 -hv-guest Guest1
    ‘swsrpvrq component add'completed
    
    C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvrq component add -h HVHOST01 -cs VMSet1 -hv-guest Guest2
    ‘swsrpvrq component add'completed

    コンポーネントセットの内容は、「12.7.2 swsrpvrq componentset info(コンポーネントセット情報表示コマンド)」で確認できます。

    [実行例(バックアップサーバから実行)]

    C:\>C:\Win32App\AdvancedCopyManager\bin\swsrpvrq componentset info -h HVHOST01 -cs VMSet1
    Component-Set: Name=VMSet1, Count=2
      Component:
        Writer=Microsoft Hyper-V VSS Writer
        Full-Path=\2ACF3DF4-CB02-454F-8369-2E5C0CA783B3
        Friendly-Name=Guest1
          Volume: Name=C:\ClusterStorage1\Volume1, Logical-Unit=g1d1
      Component:
        Writer=Microsoft Hyper-V VSS Writer
        Full-Path=\2ACF3DF4-CB02-454F-8369-2E5C0CA783B4
        Friendly-Name=Guest2
         Volume: Name=C:\ClusterStorage1\Volume1, Logical-Unit=g1d1

注意

  • 同一のディスクに存在するゲストOSは、同じコンポーネントセットに登録してください。登録されないコンポーネントは、バックアップの対象外になります。

  • Initial Storeをコンポーネントセットに登録することはできません。
    Initial Storeは、Windows Serverバックアップを使用してバックアップ/リストアしてください。