ホストシステムの通信は独自のプロトコルで処理されていたり、ホスト上の業務アプリケーションも独自のインターフェースで構築されていたりしており、オープンシステムから容易に利用することができません。また、ホストシステムの技術者の減少により、ホスト上のアプリケーションに手を加えることが難しいという場合もあります。
そのため、ホストシステムで業務を構築していたお客様が、新たな業務をオープンサーバで構築することにより、オープンサーバとホストシステムの業務が混在しているシステムが一般的となっています。
また、Webブラウザでホスト業務にアクセスする場合、ホスト業務では高速なレスポンスを要求したり、日本特有の入力方法のニーズを満たしたりすることが難しいという課題があります。そのため、ホスト業務については従来のクライアント-サーバ型システムを引き続き利用している傾向があります。
クライアントはシステム要件によって最適なものが異なり、すべてのシステム要件を満たす標準的なものは存在しませんが、Ajaxに代表される新しいWeb技術により従来のクライアント-サーバ型システムのWeb化を支援するフレームワークが登場しています。
Interstage Host Access Service はWebアプリケーションからホストアクセスのために必要な基本機能を提供します。