Apcoordinatorは、EJBのセションBeanを作成するフレームワークを提供します。 Apcoordinatorでは、セションBeanを主に以下の要素で構成します。
セションBeanで行う処理を実行するJavaのクラスです。
クライアントからセションBeanへ入力されるデータとして、または、セションBeanからクライアントへ返されるデータとして使用されるJavaのクラスです。
データBeanクラスとコマンド名の組と、呼び出されるビジネスクラスのメソッド名の対応を記述したファイルです。
上記の構成要素の役割は、Webアプリケーションの場合とほぼ同じです。異なるのは、データBeanとコマンドがどのようにビジネスクラスに与えられ、出力したデータBeanがどのように利用されるかです。EJBの場合、データBeanとコマンドはクライアントから送信されます。ビジネスクラスが出力したデータBeanはクライアントが受信して使用します。ビジネスクラス、データBean、コマンドマップがどのように連携して動作するのかを次の図に示します。
ApcoordinatorによるセションBeanの作成の詳細については、“第4部 EJBアプリケーションの開発”を参照してください。