GFS 共用ファイルシステムでは、ファイルシステムを共用するすべてのノードの /etc/vfstab に、作成したファイルシステムに関するエントリを書いておく必要があります。同一ファイルシステムに対するエントリは、ファイルシステムを共用するすべてのノードで一致している必要があります。
/etc/vfstab の mount point フィールドには、省略時のマウントポイントとなるディレクトリを指定します。ファイルシステムを共用するすべてのノードで存在するディレクトリを指定してください。mount options フィールドには、マウント時に使用されるマウントオプションを指定します。
注意
fsck pass フィールドには - を、mount at boot フィールドには no を、必ず指定してください。
参考
ファイルシステムを共用しないノードの /etc/vfstab にも、作成したファイルシステムに関するエントリを書いておくことで、誤って他のファイルシステムとして使用されるのを防ぐことができます。
注意
ファイルシステムを共用しないノードでは、mount options フィールドに noauto を指定してください。
以下に /etc/vfstab の設定例を示します。
パラメタ | 値 |
|---|---|
device to mount | /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 |
device to fsck | /dev/sfdsk/gfs01/rdsk/volume01 |
mount point | /mnt/fs1 |
FS type | sfcfs |
fsck pass | - |
mount at boot | no |
mount options | rw |
パラメタ | 値 |
|---|---|
device to mount | /dev/sfdsk/gfs01/dsk/volume01 |
device to fsck | /dev/sfdsk/gfs01/rdsk/volume01 |
mount point | /mnt/fs1 |
FS type | sfcfs |
fsck pass | - |
mount at boot | no |
mount options | rw,noauto |
オプション | 説明 |
|---|---|
closesync | ファイルの最終クローズ時にそのファイルに対する未更新データをすべて反映します。 |
noatime | ファイルのアクセス時刻を更新しません。 |
nosuid | ファイルシステムを setuid 実行許可でマウントします。しかし、nosuid を指定すると setuid 実行を禁止してマウントします。 |
rw | ro | 読み書き可能 (rw) または読み込み専用 (ro) でマウントします。 |
noauto | ノード起動時にマウントしません。省略時は、ノード起動時にマウントします。 |
