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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

P.3.5 [FORWARD_MAIL_ADDRESS]セクション

[FORWARD_MAIL_ADDRESS]セクションは、メールの転送機能(自動転送、受取人変更)に関する制限機構を実現します。管理者は、メールを転送できる宛先を限定できます。

指定形式

[FORWARD_MAIL_ADDRESS]

allowed_base_address = @tokyo.soumu.fj.co.jp

allowed_base_address = @*fujitsu*

put_alarm_to_user = 1

パラメータの説明

allowed_base_address

メールの転送先として許可する’@’で始まるベースアドレスを指定します。

1行に1つのベースアドレスを指定します。複数指定したい場合には、allowed_base_addressの指定を複数記述してください。

メールの転送先として許可する’@’で始まるベースアドレスは、100個まで指定できます。それ以上の指定は無効になります。

ベースアドレスの一番前、または一番後ろに’*’文字によるワイルドカード指定が可能です。

指定形式

チェック方法

allowed_base_address = @ベースアドレス

ベースアドレスの前後に、’*’がない場合、完全一致でチェックします。

allowed_base_address = @*ベースアドレス

ベースアドレスの前に、’*’がある場合、後方一致でチェックします。

allowed_base_address = @ベースアドレス*

ベースアドレスの後ろに、’*’がある場合、前方一致でチェックします。

allowed_base_address = @*ベースアドレス*

ベースアドレスの前後に、’*’がある場合、完全一致でチェックします。

注意

  • allowed_base_addressに指定するベースアドレスは、大文字小文字を区別しません。また、指定できる文字は、印刷可能なASCII文字だけです。

  • allowed_base_addressに指定するベースアドレスには、必ず’@’から記述してください。
    例)allowed_base_address = @tokyo.soumu.fj.co.jp

  • allowed_base_addressでメールの転送先として許可しているアドレスであっても、[FORWARD_MAIL]セクションの制限に合致する場合、メールの転送は行われません。

ポイント

すべての利用者が、メールの転送機能を使用できないようにしたい場合には、allowed_base_addressに架空のベースアドレスを指定することで可能になります。

put_alarm_to_user

メール転送制御機能によってメールの転送が中止された場合、利用者にTeamWARE Notifierで、メールの転送が中止されたことを通知します。通知は、各利用者が設定している通知アドレスに行います。

本パラメータは、"1"が指定された場合だけ有効になります。

  • 利用者への通知について:
    put_alarm_to_userが有効の場合、利用者に対してメールの転送が中止されたことを、TeamWARE Notifierで通知します。利用者への通知は、TeamWARE Notifierで実現しています。このため利用者が使用している端末に、TeamWARE Notifierがインストールされていること、また通知アドレスが正しく設定されていることが必要です。

    • 専用クライアントを利用している場合
      [ユーザのプロパティ]ウィンドウの[ユーザデータ]ページにある[通知アドレス]フィールドに設定しているアドレスに通知します。

    • Webサービスを利用している場合
      [プロフィール]ウィンドウにある[通知アドレス]フィールドに設定しているアドレスに通知します。

  • 通知内容

    TeamWARE Notifierでの通知は、次の形式で通知されます。

    通知項目

    内容

    通知種別

    一般通知

    送信者

    サーバ管理者

    表題

    • 自動転送の場合:
      【警告】宛先(name)への自動転送はできません。システムによって制限されています。

    • 受取人変更の場合:
      【警告】宛先(name)への受取人変更はできません。システムによって制限されています。

    ※nameには、メールの転送が中止された宛先のエントリ名を出力します。

    通知画面例(自動転送)

    通知画面例(受取人変更)

    注意

    • 表題は、128バイト(日本語文字で64文字)までの表示となります。”メールの転送が中止された宛先のエントリ名”を含めて128バイトです。128バイトを超えた場合、それ以降は表示されません。128バイト目が日本語文字の場合、表題は127バイトまでが出力されます。

    • 利用者が複数の宛先にメールを転送している場合、許可されたアドレスへのメールの転送と、許可されていないアドレスへのメールの転送が設定されていることがあります。この場合、許可されたアドレスへのメールの転送は行いますが、許可されていないアドレスへのメールの転送は行いません。また、利用者にメールの転送が中止された通知をしますが、許可されたアドレスへのメールの転送が完了しているため、利用者の受信メールフォルダにはメールが残りません。