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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

M.1.1 tomadminツールの使用方法

ここでは、tomadminツールの使用方法について説明します。

起動方法

TeamWARE Officeサーバのインストールディレクトリで、"tomadmin"コマンドを入力します。このとき、パラメータには、削除内容を記述したパラメータファイルのファイル名を指定します。

コマンドの指定形式

tomadmin  パラメータファイル名

オペランドの説明

パラメータファイル:

メール削除のために必要な情報を記述したファイルの名前を、フルパスで指定します。

パラメータファイルは、テキストファイルで以下の形式で記述します。

function=DELETE_OLD_MAIL
[server=メールサーバ名|メールサーバアドレス]
[older_than=経過期間[M|W|D]]
[del_new_message=YES|NO]
[target_folder=ALL|DEFAULT|DEFAULT_AND_WASTEBASKET|
          WASTEBASKET|WASTEBASKET_SP]
[count_only=YES|NO]
user=ログイン名
[password=ログインユーザのパスワード]
tp_number=トランスポート番号
tp_address=トランスポートアドレス
  • function
    "DELETE_OLD_MAIL"と指定します。

  • server
    処理対象のサーバの名前、またはトランスポートアドレスを指定します。処理対象のMailサービスがディレクトリサーバに存在する場合は、省略できます。

  • older_than
    削除するメールの時間的な基準を定義します。

  • 経過期間を表す数字と単位(M:月、W:週、D:日)を指定します。経過期間の値はどの単位でも1から1999です。省略値は6M(6ヶ月)です。なお、単位を省略すると、Mを指定したものとみなされます。

  • del_new_message
    開封されていないメールも削除する場合は、"YES"を指定します。削除しない場合は"NO"を指定します。省略値は、"NO"です。

  • target_folder
    以下のいずれかを指定します。
    省略値は"ALL"です。

    • ALL:
      すべてのフォルダを削除の対象とします。

    • DEFAULT:
      デフォルトフォルダ(受信フォルダと送信フォルダ)を削除の対象とします。

    • DEFAULT_AND_WASTEBASKET:
      デフォルトフォルダ(受信フォルダと送信フォルダ)とごみ箱を削除の対象とします。

    • WASTEBASKET:
      ごみ箱を削除の対象とします。

    • WASTEBASKET_SP:
      ごみ箱を削除の対象とします。
      ※"WASTEBASKET_SP"指定では、older_than(経過期間)の指定は無効となり、ごみ箱内の全てのメールが対象となります。ただし、del_new_message(未開封メールの扱い)の指定は有効です。

  • count_only
    削除の対象となるメール数のみカウントする場合は、"YES"を指定します。実際に削除する場合は、"NO"を指定します。省略値は"NO"です。

  • user
    ログイン名を指定します。ログイン名は、最長で48文字です。ログインユーザにはシステム管理者の権限が必要です。

  • password
    ログインユーザのパスワードを指定します。パスワードは、最長で48文字です。ログインユーザがパスワードを持っていない場合は省略してください。

  • tp_number
    ログイン時に使用するトランスポート番号を指定します。この番号は、TeamWARE Officeをインストールしたディレクトリ配下の初期化ファイル(to.ini)の[TOSERVER]セクションで、transportsフィールドに記述されています。以下のように記述されている場合、tp_numberには1を指定します。

    [TOSERVER]
    transports = 1
  • tp_address
    ログイン時に使用するディレクトリサーバのトランスポートアドレス、または、ホスト名を指定します。トランスポートアドレスは最長で128文字です。トランスポートアドレスには、IPv4のIPアドレス、ホスト名、DNS完全修飾ドメイン名のいずれかを指定します。

注意

  • 行頭が"/*"の行はコメント行とみなされます。

  • 空白文字を含むデータは"'"(シングルクォート)で囲んでください。

  • パラメータファイルの"server"指定でサーバ名を記述する場合、Adminクライアントの[詳細情報]ウィンドウでサーバ名を確認してください。

以下に、パラメータファイルの記述例を示します。以下の例は、DIRECTORY SERVERという名前のサーバから、3ヶ月より前の古いメールを未読メッセージも含めて削除する場合の記述例です。

function=DELETE_OLD_MAIL
server=’DIRECTORY SERVER’
older_than=3M
del_new_message=YES
user=ADMIN
password=PASSWORD
tp_number=1
tp_address=199.199.199.199