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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

15.6.1 バックアップのレベル

差分バックアップ/リストアユーティリティのバックアップ機能は、フルバックアップと差分バックアップの2つの機能に分かれます。

バックアップの各レベルについての説明を、以下の表に示します。

表15.4 バックアップのレベルについて

レベル

説明

レベル0

  • 本ツールを使用したフルバックアップ
    TeamWARE Office関連のデータのみフルバックアップ。

  • ほかのバックアップツールを使用したフルバックアップ
    使用するツールは、データベースのフルバックアップが行われるものでなければなりません(そのほかの部分については、ツールの仕様に従います)。このバックアップの直後に、差分バックアップ/リストアユーティリティを使用して、バックアップ情報を記録する必要があります。

※リストア後の最初のバックアップは、必ずレベル0のバックアップを行ってください。

レベル1

以前にレベル0が取られた時点からの差分をバックアップ

レベル2

以前にレベル1またはレベル0が取られた時点からの差分をバックアップ

以下の図に、毎月 第1 日曜日にフルバックアップを取り、毎週日曜日にレベル1バックアップ、毎日レベル2のバックアップを取るという運用例と、25日にディスククラッシュなどによってデータが破壊された場合の修復手順について説明します。

図15.17 差分バックアップ/リストアユーティリティの運用例

この例の場合、24日のデータを修復するために、バックアップ/リストアユーティリティを使い、以下の手順で作業を行います。

  1. 24日にバックアップしたデータから、バックアップ情報をリストアします。

  2. 1日に取ったレベル0のバックアップデータをリストアします。

  3. 22日に取ったレベル1のバックアップデータをリストアします。

  4. 24日に取ったレベル2のバックアップデータをリストアします。

レベル1のバックアップデータがない2日から7日までの間にリストアの必要が生じた場合は、レベル0とレベル2のバックアップデータのみで修復できます。