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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

15.1 バックアップ

TeamWARE Officeのシステム管理者は、ハードクラッシュなどによるデータ損失を避けるために、定期的にTeamWARE Officeシステムのバックアップを取ります。これにより、ハードクラッシュなどが発生した場合、定期的に採取しておいたバックアップデータからTeamWARE Officeシステムを復元できます。

どのくらいの期間でバックアップを行うかは、TeamWARE Officeの利用頻度により異なりますが、毎日バックアップを取ることをお勧めします。

注意

  • バックアップをハードディスク上に記録する場合は、ハードディスク装置が故障した場合、バックアップデータも失います。光磁気ディスクなどの2次的バックアップを実施してください。

  • RAID1(ミラーリング)などによるフォールトトレランスを実施していても、バックアップは必要です。ミラーリングによる復元は、ミラーリングしているハードディスクが故障した場合のみとなります。ウイルス侵入や事故、障害によるデータベース矛盾、破壊が生じた場合は、その内容もミラー化されたディスクに反映されてしまいます。

  • バックアップは、例えば曜日毎に異なる光磁気ディスクに記録する等、世代管理を行うことを推奨します。同一光磁気ディスクへバックアップする方法では、問題発生日から数日経過してデータベースの矛盾が発見されても対処することができません。
    <推奨例>
    光磁気ディスクを7本用意し、曜日毎に異なるバックアップディスクに記録する。
    毎月1日のバックアップは保管し、新しい光磁気ディスクと交換する。

  • バックアップ対象単位を確認してください。
    TeamWARE Officeでは、バックアップの最小単位はサイト単位です。言い換えると1サイトが複数のサーバから構成されているサイトの場合は、すべてのサーバで、同時にバックアップを採取する必要があります。

  • TeamWARE Office 200X V2.0L10までのWebサービスの「個人メモ」機能は、TeamWARE Office 200X V2.0L20以降では、「ToDo」、「個人ブックマーク」、および「在席状況」の3つの独立した機能になりました。本章の説明における「個人メモ」という用語は、この3つの機能を示しています。