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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

12.1.2 Webサービス利用の準備

ここでは、Webサービスのインストール後に最低限必要な作業について説明します。そのほかの、利用者を制限するためのセキュリティの設定や、システム設定の変更方法などについては、次節以降を参照してください。

TeamWARE Officeによるユーザ登録

通常、TeamWARE Officeのユーザ登録は必須です。

ただし、以下については、TeamWARE Officeのユーザ登録をせずに、認証操作なしで利用することができます。

この場合、権限設定の他に以下の一般ユーザを登録しておく必要があります。Directoryアプリケーションを使い、事前にユーザ登録をしてください。(以下に記載のない項目は、任意に指定します。)

ログイン名

:

"intranet"(全部小文字)

利用可能なサービス

:

Calendarサービスだけを設定

特別権限

:

"他サイトのサービスを使用"をチェック

認証操作なしでの利用を許可したくない場合は、Webサービスの初期化ファイルを変更する必要があります。詳細については "12.3.7 [Security]セクション" を参照ください。

フォーラム/ライブラリ資源/設備カレンダーの作成

フォーラム、ライブラリ、設備予約を利用するには、メインフォーラム/サブフォーラム、ライブラリ/フォルダ/サブフォルダ、および設備カレンダーを事前に作成しておく必要があります。

TeamWARE Officeの各アプリケーションを使い、事前に作成してください。なお、Webサービスの部門管理者メニューから作成/変更することもできます。

サーバアドレスの一般ユーザへの通知

一般ユーザには、インストール時に指定したホスト名、またはhttp.iniの[Host]セクションのHost_nameキーに設定されている値を、サーバのアドレスとして通知してください。

なお、インストール時に設定するホスト名には、原則として、TeamWARE Officeサーバの完全修飾ドメイン名(ホスト名.ドメイン名、FQDN)を設定してください。

IPv4のIPアドレスやホスト名を設定することも可能ですが、マルチサーバ環境での認証情報の引き継ぎや、Accela BizSearch®ゲートウェイオプションTeamWARE用への認証情報の引き継ぎが行えず、複数回認証が必要になることがあります。

システム標準のトップページ表示後の利用方法については、"グループウェア機能 利用者ガイド"を参照してください。

注意

インストール時に指定したHost名、またはhttp.iniの[Host]セクションのHost_nameキーに設定したものと異なる値でアクセスした場合、画面が正しく表示されない、認証が複数回必要になるなどの不具合が発生することがあります。また、Windows® Internet Explorerを利用した場合に可能になるドラッグ&ドロップによる添付ファイルの追加に失敗するのでご注意ください。

<例>Host_nameキーに "teamware01.subdomain.fujitsu.com"と設定しているのに、WebブラウザからTeamWARE OfficeTeamWARE Office サーバをアクセスするアドレスとして、"teamware01"というようなホスト名や"10.1.1.2"というようなIPv4のIPアドレスを指定した場合です。