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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

11.3.3 IMAP4サービスのSSL対応

IMAP4クライアントからの接続を受け、必要に応じてTeamWAREのメールデータをRFC822形式(E-Mail形式)に変換し、IMAP4クライアントへ返却します。

IMAP4サービスのSSL対応では、IMAP4サービスとE-Mailクライアントの間の通信データを暗号化します。IMAP4サービスのSSL通信には、一般的に993番ポートを使用します。

注意

SSL通信を行うためには、TeamWARE Officeセキュリティオプション SSL機能のインストールと利用環境の設定をする必要があります。詳細は、"TeamWARE Office セキュリティオプション説明書"の"第2章 セキュリティオプションの導入から運用まで"以降を参照してください。

IMAP4サービスのSSL設定

IMAP4サービスでSSLを使用するためには、IMAP4サービス用のiniファイルに設定を記述する必要があります。to.iniの[TOSTART]セクションのtoimap4行に-iniに続けてiniファイル名を指定します。以下の例は、iniファイル名を「imapssl.ini」とした場合です。なお、設定の反映には、TeamWARE Office サーバの再起動が必要となります。

[TOSTART]
service = toimap4 -iniimapssl.ini

以下にiniファイルの設定例を示します。[SSL]セクションにオプションを記述します。

[SSL]
Use_SSL_Port =1
SSL_Port= 993
Server_Cert=twosvhops00006.crt
ID_Mode=ID_MODE_SERVER

オプションの説明
  • Use_SSL_Port
    Use_SSL_Portには、"0"または"1"が指定できます。
    "0"の場合、SSL通信は行いません。
    "1"の場合、SSL_Portで指定されているポート番号でSSL通信を行います。
    省略時は"0"(SSL通信ポートを開かないで、通常通信ポートを開く)です。

  • SSL_Port
    SSLで使用するポート番号を指定します。指定値は0~65535までです。省略時、および"0"の時は、"993"が指定されたと判断します。

  • Server_Cert
    サーバ証明書ファイルを指定します。SSL通信を行う場合は、この設定は省略できません。

  • ID_Mode
    サーバ証明書のチェックモードを指定します。
    ID_MODE_SERVER:サーバ証明書の有効性をチェック
    ID_MODE_NONE:有効性チェックを無効にする
    省略時は、ID_MODE_SERVERです。

IMAP4サービスのSSL設定における注意事項