ページの先頭行へ戻る
 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

8.6.9 ダブルクォートつきアドレスの扱いについて

この機能により、アドレスの「"」文字をチェックする動作が初期動作になります。

外部からTeamWARE Officeにメールが届いた場合、経路上のSMTPサーバなどで、アドレスが不必要な「"」でくくられている場合があります。それに対応するために、外部から届くメールのアドレスをチェックし、RFC2821に従い不必要な「"」を削除します(チェックされるのは、TeamWARE Office のインターネットベースアドレスを持つアドレスのみです)。

例1

"user001"@TeamWARE Officeインターネットベースアドレス
→ user001@TeamWARE Officeインターネットベースアドレス

例2

"test  002"@TeamWARE Officeインターネットベースアドレス
→"test  002"@TeamWARE Officeインターネットベースアドレス

「"」が必要なアドレスの場合は削除しません。

本動作は、to.iniに'check_dquote_address'オプションを記述することにより、動作を変更することができます。

check_dquote_addressの値には、"0"または"1"を指定できます。それぞれ、以下の動作をします。

check_dquote_addressオプションを省略した場合は、"1"と同じ動作をします。

オプションの設定方法を、以下に示します。

操作方法
  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。

  2. MIMEゲートウェイがインストールされているサーバのインストールディレクトリ配下にある、to.iniファイルをテキストエディタで開きます。

  3. to.iniファイルに、以下の行を追加します

    [MIME]
      check_dquote_address = 1

    ※ [MIME]セクションがすでに存在する場合は、[MIME]セクションの下にオプション行を追加してください。

  4. to.iniファイルを保存し、テキストエディタを終了します。

  5. TeamWARE Officeサーバを起動します。

注意

  • オプションのパラメータには、説明されている値以外の文字を指定しないでください。

  • 例えば「"user001"@TeamWARE Officeインターネットベースアドレス」と「user001@TeamWARE Officeインターネットベースアドレス」のように、「"」を除いた部分が同じアドレスは同じと扱われます。
    そのため、初期動作では「"user001"@TeamWARE Officeインターネットベースアドレス」を定義したTeamWARE Office ユーザには、外部からメールが届きません。必要に応じて、ユーザのアドレス変更またはオプションの変更を行ってください。