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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

8.6.7 DSN(配達通知)要求の抑止およびDSN/MDNレポートメールのメール受信

DSN(配達通知)要求の抑止

TeamWARE Mailアプリケーションから外部へメールを送信した場合、DSNレポートの要求が行われます。このDSNは、SMTPサーバや相手のメールシステムがすべてDSNに対応している必要があるため、環境によっては正常に動作しない場合があります。そのような環境の場合や、外部宛てメールにはDSNを要求したくない場合のために、このDSN要求を抑止することができます。

設定は、to.iniの[MIME]セクションにno_dsn_request行を追加します。なお、設定の反映には、TeamWARE Office サーバの再起動が必要となります。

no_dsn_requestの値には、"0"、"1"または"2"の値を指定できます。それぞれ、以下の動作をします。

no_dsn_requestオプションを省略した場合は、"0"と同じ動作をします。DSN機能を完全に無効化するためには、パラメータに"2"を指定します。

オプションの設定方法を、以下に示します。

操作方法
  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。

  2. MIMEゲートウェイがインストールされているサーバのインストールディレクトリ配下にある、to.iniファイルをテキストエディタで開きます。

  3. to.iniファイルに、以下の行を追加します。

    [MIME]
      no_dsn_request = 2

    ※ [MIME]セクションがすでに存在する場合は、[MIME]セクションの下にオプション行を追加してください。

  4. to.iniファイルを保存し、テキストエディタを終了します。

  5. TeamWARE Officeサーバを起動します。

本機能を使用した場合、メール配信の成功通知が要求されなくなります。そのため、適用後は以下の動作となります。

DSN/MDNレポートメールのメール受信

TeamWARE Mailアプリケーションから外部へメールを送信した場合、DSN(配達通知)およびMDN(開封通知)レポートの要求が行われます。

この外部からのレポートメールをメールとして受信することができます。

設定は、to.iniの[MIME]セクションにreceive_report_as_message行を追加します。なお、設定の反映には、TeamWARE Office サーバの再起動が必要となります。

receive_report_as_messageの値には、"0"または"1"を指定できます。それぞれ、以下の動作をします。

receive_report_as_messageオプションを省略した場合は、"0"と同じ動作をします。

オプションの設定方法を、以下に示します。

操作方法
  1. TeamWARE Officeサーバを停止します。

  2. MIMEゲートウェイがインストールされているサーバのインストールディレクトリ配下にある、to.iniファイルをテキストエディタで開きます。

  3. to.iniファイルに、以下の行を追加します。

    [MIME]
      receive_report_as_message = 1

    ※ [MIME]セクションがすでに存在する場合は、[MIME]セクションの下にオプション行を追加してください。

  4. to.iniファイルを保存し、テキストエディタを終了します。

  5. TeamWARE Officeサーバを起動します。

本機能を使用した場合、適用後は以下の動作となります。

オプション設定について

no_dsn_request、receive_report_as_messageを設定するためには、以下のようにオプション行を追加します。

設定例

[MIME]
receive_report_as_message = 1
no_dsn_request = 2

  • 上記の設定例は、「no_dsn_request = 2」を設定することにより、DSN機能を無効にし、「receive_report_as_message = 1」を設定することにより、レポートメールをメールとして受信するという意味になります。

  • オプションのパラメータには、説明されている値以外の文字を指定しないでください。

  • 「receive_report_as_message 」のみだと、配達完了通知もメールになってしまいます。配達完了通知が必要ない場合は、上記のように、「no_dsn_request」と組み合わせて使うことにより、外部からのエラーレポートだけをすべてメールとして受信することができます。