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 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

8.2.2 MIMEゲートウェイのプロセス

MIMEゲートウェイは以下のプロセス(スレッド、プログラム)から構成されます。

以下にMIMEゲートウェイの構成を示します。

図8.1 MIMEゲートウェイの構成

起動・停止・主制御プロセス(キューハンドラ

メッセージルータからインターネットメールを取り出し、SMTPリクエスタに転送を依頼します。またSMTPレスポンダかtorecvmを経由して受信したメールをメッセージルータに配信します。

送信プロセス(スレッド)(SMTPリクエスタ

ユーザがインターネットメールを送信すると、このプロセスがSMTPサーバと会話し、メールを転送します。

受信プロセス(スレッド)(SMTPレスポンダ

このプロセスは、同じコンピュータ上のsendmailを使用しないという設定を行った場合に起動されます。TCP/IPのポート番号25を使用し、配信されてくるメールを待ちます。外部からの接続要求があるたびにスレッドを起こし、処理を行います。

このプロセス(スレッド)では、SMTPディレクトリに2つのファイルを生成します。これらのファイルを、キューハンドラプロセスがアクセスします。

注意

このプロセスには、受信したメールをほかのSMTPサーバに転送する機能はありません。したがって、必ず転送ルートの終点にする必要があります。
またこのプロセスは、TCP/IPのポート番号25を使用します。同じコンピュータ上でTCP/IPのポート番号25を使用するほかのプログラム(sendmailやMicrosoft® SMTPサービスなど)を動作させないでください。

受信プログラムtorecvm

同じコンピュータのsendmailを使う設定を行った場合、sendmailに対して、TeamWARE Officeあてのメールが来たらこのプログラムを起動するように設定する必要があります。なお、設定方法の詳細については、"グループウェア機能 インストールガイド"を参照してください。

sendmailは、TeamWARE Officeあてのメールを受信すると、このプログラムを起動します。このプログラムではSMTPレスポンダと同様に2つのファイルをSMTPディレクトリに作成します。このファイルをキューハンドラプロセスがアクセスします。

注意

本バージョンでは、同じコンピュータのsendmailを使うことはできません。