ページの先頭行へ戻る
 Teamware Collaboration Suite V2.0グループウェア機能管理者ガイド

1.1 概要

TeamWARE Officeは、クライアントで動作するプログラムと、サーバで動作するプログラムで構成されます。

クライアントで動作するTeamWARE Officeのプログラムを、本書ではアプリケーションと呼びます。TeamWARE Officeには、以下に示すアプリケーションがあります。

また、アプリケーションを使いやすくするための、以下のプログラムやコマンドがあります。

サーバで動作するプログラムには、2つのタイプがあります。アプリケーションと通信し、処理を実行するプログラム(これをサービスと呼びます)と、アプリケーションからの要求とは独立して動作するプログラムです。アプリケーションは、対応するサービスと通信し、処理を実行します。
たとえば、Mailアプリケーションは、Mailサービスと通信し、メールを送信したり受信したりします。アプリケーションからの要求とは独立して動作するプログラムには、さまざまなメールシステムと接続するMIMEゲートウェイ、インターネットと接続するWebサービスなどの機能があります。


以下の図に、TeamWARE Officeの構成概要を示します。

図1.1 TeamWARE Officeの構成概要

以降、本書では、各アプリケーションとそれに対応するサービスの両方の機能について説明するとき、アプリケーションとサービスの名前のみを記述します。たとえば、Directoryアプリケーションと Directoryサービスの両方の機能について説明する場合、単にDirectoryと記述します。

TeamWARE Officeは、TeamWARE Officeを導入するグループの規模に合わせて、1台から複数台のサーバを導入できます。グループの規模は、利用するユーザの数や利用するサービスの内容などによって異なります。また、グループの拡張に合わせて、サーバを追加することもできます。これらの、1台以上のサーバとそれに接続されるクライアントの構成をサイトと呼びます。また、サイトとサイトを接続した構成をエンタープライズと呼びます。どのような構成を採用すべきかは、"第2章 システム構成の計画"で詳細に説明します。