TeamWARE Officeのユーザへのメールを、sendmailを使用して配信させる場合のsendmailの設定例を示します。
注意
SMTPサーバとTeamWARE Office のMIMEゲートウェイを同一コンピュータ上で動作させることはできません。別のコンピュータ上のSMTPサーバを使用してください。
sendmailは、バージョン8以降を使用してください。
一般的にsendmail.cfへの修正は、sendmail.mcファイルに設定を記述した後、m4マクロプロセッサを使用してsendmail.cfを生成します。
sendmail.mcへの記述例を以下に示します。なお、ここで説明している例は、MIME ゲートウェイと連携するために最小限必要な部分だけであり、実際には運用環境に合わせてきめ細かく設定する必要があります。設定方法については、sendmail.mc, sendmail.cfの記述方法を説明した専門書などを参照してください。
記述例)
LOCAL_CONFIG DY tw.fujitsu.co.jp LOCAL_RULE_0 R$*<@$*$Y>$* $#smtp$@twhost$:$1@$2$Y$3
設定例
TeamWARE Officeのユーザのインターネットアドレスをuser@tw.fujitsu.co.jpと仮定し、更に転送するMIMEゲートウェイの定義されているコンピュータのホスト名をtwhostと仮定した場合の例を、以下に示します。
DY tw.fujitsu.co.jp
パラメータの定義例 | パラメータ定義例の意味 |
---|---|
DY | "Y"という変数でtw.fujitsu.co.jpというドメイン名を定義します。 |
R$*<@$*$Y>$* $#smtp$@twhost$:$1@$2$Y$3
パラメータの定義例 | パラメータ定義例の意味 |
---|---|
R$*<@$*$Y>$* | 宛先にtw.fujitsu.co.jpが含まれる場合のルールを定義します。 |
$#smtp | smtpというメーラを使用します。 |
$@twhost | このメールを転送するホストはtwhostを指定します。 |
$:$1@$2$Y$3 | $1@$2$Y$3というアドレス形式にして転送します。 |
注意
ドメイン定義でのDYの"Y"、その他"Y"の文字はマクロ文字を表しているため、sendmail.cf内で"DY"が他の指定で使用されている場合は変更してください。
"postmaster"、"root"、"daemon"、および"MAILER-DAEMON"あてのメールは、TeamWARE Officeには転送せず、sendmailが動作するコンピュータのローカルユーザに配信するようにしてください。