Linkexpress 導入ガイド
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6.5.5.7.36 nodeオペランド(comdef定義命令)
[node=ホスト名]
[内容]
自システムが以下の運用を行っている場合に、Linkexpressが自システムのIPアドレスを識別するための名前を指定します。
- 運用待機型のクラスタシステムを利用している
- UNIX(Solaris)の場合に、SafeLINKでLANを二重化している
- LANボードを2枚以上使用している
- 通信プロトコルにTCP/IP(HTTP系)またはSANを利用している
通信プロトコルにSANを使用する場合、Linkexpressが自システム名を識別するための名前を指定します。
本オペランドは上記の条件に該当する場合、必ず指定してください。ただし、それ以外のシステムの場合は、本オペランドを省略してください。
[形式]
本オペランドは以下のLinkexpressサーバで利用可能です。
- Linkexpress for Windows NT V2.1L10相当(「マニュアル体系と読み方」の「バージョン・レベルの表記方法」参照)以降
- Solaris Linkexpress 1.1
- HP-UX Linkexpress 1.0
以下の名前を31文字(バイト)以内の英数字で指定します。
- クラスタシステムによる運用 : 引継ぎIPアドレスに対応するホスト名(注)
- SafeLINKによるLAN二重化運用 : 仮想IPアドレスに対応するホスト名(注)
- LANボードを2枚以上使用する運用 : ファイル転送で利用するLANボード(IPアドレス)に対応するホスト名(注)
- TCP/IP(HTTP系)による運用 : 自システムを識別するホスト名(注)
- SANによる運用 : XLデータムーバの初期化ユーティリティ(KJUAFMT)で指定した自システム名
15文字(バイト)以内の英数字で指定します。
注)本オペランドの指定値は、hostsファイルにホスト名として定義されている必要があります。また、同一ネットワーク定義内で通信プロトコルにTCP/IPとSANの両方を指定する場合は、TCP/IPの自システムを識別するホスト名とSANのXLデータムーバの初期化ユーティリティ(KJUAFMT)で指定した自システム名とを合わせておく必要があります。
[注意事項]
- 相互待機型のクラスタシステムを利用する場合は本オペランドを省略し、path定義命令のown_nodeオペランドを指定してください。また、own_nodeオペランドと本オペランドを同時に指定することはできません。
- ループバックアドレス(127.0.0.1)のホスト名は指定しないでください。
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