CTのインストール/アンインストール方法について説明します。
動作環境については“Systemwalker Desktop Patrol V14g 解説書”の“マルチテナント版”の“動作環境”を参照してください。
CTのインストールは、ウィザード形式で行います。手順は、以下のとおりです。
インストール前の確認事項
インストールを行う前に以下のプログラムを停止してください。
ウイルスチェックプログラムを含む常駐プログラム
Windowsの「サービス」画面
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。
Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。
サーバ情報およびテナント識別子は、サービス提供者から提供された情報を使用します。
http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP_テナント識別子/dwl.html
[Desktop Patrol ダウンロードメニュー]の[CTダウンロード]が表示されます。
[サーバ名]を選択すると、[ファイルのダウンロード]ダイアログボックスが表示され、保存確認のメッセージが表示されます。
[実行]ボタンをクリックすると、インストールが開始され、[Systemwalker Desktop Patrol CT セットアップへようこそ]画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
注意
下記のようにセキュリティの警告画面が表示される場合がありますが、[実行する]を選択してください。
[インストール先の選択]画面が表示されます。(上書きインストール時には表示されません。)
表示されているインストール先から変更しない場合は、[インストール]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[インストール]ボタンをクリックしてください。
[環境設定]ダイアログボックスが表示されます。
注意
[環境設定]画面がインストール中の背景画面の後ろに表示されることがあります。
タスクバーや、Alt+TAB等で画面を切替えて、画面を表示させてください。
以下の情報を入力し、内容を確認してから[OK]ボタンをクリックすると、インストールが開始されます。
ユーザーIDとPC名を入力していない場合、インベントリ情報が収集できません。ユーザーIDとPC名は、必ず入力してください。
ただし、インベントリ収集をまだ行いたくない場合や、ユーザーIDとPC名を後で入力したい場合、省略してもインストール処理には問題ありません。その場合、インストール後に以下の手順で設定を行ってください。
スタートメニューから[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[環境設定]で、ユーザーIDとPC名を設定します。
スタートメニューから[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[インベントリ収集]を選択し、インベントリ収集を実行します。
環境設定のタブ | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
[利用者識別情報] | [ユーザーID](必須) | 「Systemwalker Desktop Patrol CT」として管理するためのユーザーIDを指定します。必ず指定してください。 ここで設定したユーザーIDは、メインメニューで表示され、ユーザーを識別するために使用されます。 指定できる文字数は最大20バイトです。半角英数字、および半角記号の「-」、「@」、「.」、「_」が使用できます。 英字を指定する場合は、大文字/小文字が区別されます。 |
[PC名](必須) | 「Systemwalker Desktop Patrol CT」として管理するための名前を指定します。 指定できる文字は、20桁以内の半角英数字です。なお、日本語、空白、および以下の特殊文字は指定できません。 「+」、「*」、「?」、「<」、「>」、「,」、「;」、「:」、「\」、「/」、「”」、「|」 なお、PC名としてPCシリアル番号を自動取得する設定を行っていても、以下の場合は自動取得に失敗する場合があります。
| |
[ユーザー情報] | [内容] | 「システム管理者」に入力を指示されている場合に入力します。指定できる文字は、256バイトまでです。全角英数字、ひらがな、全角カタカナ、漢字、半角英数字、半角空白、および以下の特殊文字を指定できます。 「-」、「@」、「.」、「(」、「)」、「[」、「]」、「<」、「>」、「:」、「;」、「/」 |
[サーバ切替え] | [接続サーバ] | 接続サーバのホスト名が表示されます。設定が行われているため、入力/変更しないでください。 |
注意
インストール実行中のエラー表示について
「Systemwalker Desktop Patrol CT」インストール時、以下のメッセージが表示され、インストールが中断される場合があります。
「インストールが正常にできない可能性があります。PCを再起動後、再度インストールしてください」
上記のエラーメッセージが表示されインストールが中断した場合は、OS再起動後に、CTを再度インストールしてください。
処理が正常に完了すると、「セットアップの完了」画面が表示されますので、[完了]ボタンをクリックします。
「Systemwalker Desktop Patrol CT」インストール後に自動でインベントリ収集が行われます。
注意
インストール後にユーザーIDまたはPC名を変更した場合
「Systemwalker Desktop Patrol CT」のインストール完了後、ユーザーIDまたはPC名を変更した場合は、変更直後にインベントリ通知は行われません。このため、メインメニューのインベントリ参照メニューを選択しても、インベントリを参照できない場合があります。
ユーザーIDまたはPC名を変更後、直ちにインベントリ通知を行う場合は、スタートメニューから[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[インベントリ収集]を選択し、インベントリ収集を行ってください。
CTをサイレントインストールする手順は、以下のとおりです。なお、セーフモードではサイレントインストールできません。
注意
Windows Vista®、Windows® 7またはWindows Server® 2008での実行について
Windows Vista®、Windows® 7またはWindows Server® 2008で本コマンドを実行する場合、管理者として実行したコマンドプロンプト上で本コマンドを実行してください。
サイレントインストール対応のCTプログラムが[CSのインストールフォルダ]\silentフォルダに格納されています。それを、クライアントポリシーのCT環境設定のユーザーIDとPC名のデフォルト設定と組合せてインストールします。
インストール手順は以下のとおりです。
インストール前の確認事項
インストールを行う前に以下のプログラムを停止してください。
ウイルスチェックプログラムを含む常駐プログラム
Windowsの「サービス」画面
システムドライブの“\Inetpub\wwwroot\DTP\CT\CTSetup.exe”をバックアップ後、“[CSのインストールフォルダ]\silent\CTSetup.exe”に置き換えます。
ポイント
CTSetup.exe を置き換えると、すべてのテナントでCTがサイレントインストールされるようになります。
メインメニューにログインし、[環境設定]-[ポリシーグループ管理]-[各種ポリシーのカスタマイズ]-[基本動作ポリシー]タブ-[共通設定]タブを選択します。[CTの環境設定]の[初期値を設定する]の項目を設定します。
メインメニューの[環境設定]-[CSの設定と稼働状況]-[CSの設定]を表示します。
表示された画面では情報は何も変更せず、そのまま[OK]ボタンをクリックします。
“\Inetpub\wwwroot\DTP\CT\CT_Setup.exe”が再作成されますので、更新日付が変わることを確認してください。
(これは、メインメニューのCTダウンロードモジュールを再作成する操作になります。)
メインメニューより“CT(CT_Setup.exe)”をダウンロードしてローカルディレクトリに保存します。
手順6.でダウンロードした“CT_Setup.exe”を実行すると、手順2.で設定したデフォルト値を取得してサイレントでインストールされます。「デフォルト値を格納したファイル」を使用する場合は、“CT_Setup.exe”を実行する前に、「デフォルト値を格納したファイル」を環境変数「windir」直下、または環境変数「TEMP」直下に格納しておく必要があります。
注意
Windows Vista®、Windows® 7またはWindows Server® 2008での実行について
Windows Vista®、Windows® 7またはWindows Server® 2008では、環境変数「windir」フォルダは通常の管理者ユーザーではアクセスできません。そのため、「デフォルト値を格納したファイル」を使用する場合、環境変数「TEMP」直下に格納してください。
CTのアンインストール方法については、“Systemwalker Desktop Patrol V14g 導入ガイド”の“CTをアンインストールする”を参照してください。