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Systemwalker Desktop Patrol V14g 導入ガイド
Systemwalker

2.6 ADTをインストールする

Systemwalker Desktop Patrolの機器情報を自動検知するために、「Desktop Patrol CS」に接続するためのコンポーネントである「Systemwalker Desktop Patrol ADT」をインストールする方法について説明します。

ADT」をインストールするためには、事前に「ADTモジュール」を作成しておく必要があります。「ADTモジュール」作成方法については、“2.2.6.10 自動検知スケジュール設定(ADTモジュールの作成)”を参照してください。

ポイント

ADTのインストールにはソフトウェア配信機能を利用できます

自動検知PCにCTがインストール済みの場合は、ソフトウェア配信機能を用いて、ADTモジュールの配信と導入が行えます。

インストール前の確認事項

ADTをインストールする手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”を参照してください。

  1. Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。

  2. Webブラウザの[アドレス]欄に、以下のURLを入力します。

    http://サーバ情報(「Systemwalker Desktop Patrol CS」のFQDN名 or ホスト名 or IPアドレス)/DTP/dwl.html

    なお、「Desktop Patrol CS」とネットワーク接続されていないPCを「ADT」にする場合は、「Desktop Patrol CS」とネットワークで接続された別のPCでADTモジュールをダウンロードした後、「ADT」をインストールするPCにコピーして利用してください。

  3. [Desktop Patrol ダウンロードメニュー]が表示されますので、[ADTダウンロード]をクリックすると、以下の画面が表示されます。

  4. [ADTモジュール]をクリックし、ダウンロードします。

  5. ダウンロードモジュール(ADTSetup.exe)を、各セグメントの自動検知PCの任意の場所に配置し、実行します。

  6. 以下のインストーラが起動されますので、インストール先と[タスク登録時のアカウント情報]を設定して、[実行]ボタンをクリックすると、インストール処理が開始されます。

    【Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合】

    【Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012以外の場合】

    項目名

    説明

    [フォルダ]

    ADTモジュールのインストール先を設定します。

    [タスク登録時のアカウント情報] (注)

    [ユーザーID]

    タスクとして実行するときに使用するユーザーアカウントを指定します。

    <ドメイン名>\<ユーザー名>の形式で260バイト以内の英数字を指定します。

    [パスワード]

    ユーザーアカウントで指定したユーザーIDのパスワードを指定します。

    260バイト以内の英数字を指定します。

    注)Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合のみ表示されます。

  7. インストールの完了前に、[自動検知のスケジュール設定]画面が表示されます。

    以下の情報を入力し、 [適用]ボタンをクリックします。

    項目名

    説明

    [機器情報をスケジュールで通知しない]

    ADTで検知した機器情報をスケジュールによって通知しない場合に選択します。

    [機器情報をスケジュールで通知する]

    ADTで検知した機器情報をスケジュールによって通知する場合に選択します。

    [通知先設定]

    [接続先サーバ名]

    通知先のサーバ名を設定します。

    注意

    IPv6環境で通信する場合

    IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下のどちらかの登録を実施し、ホスト名を入力してください。

    • DNSサーバにCSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録

    • 通信元のPCのhostsファイルに、CSおよびDSのホスト名・IPアドレスを登録

    [ポート番号]

    通知先のポート番号を設定します。初期値の80以外のポート番号にする場合に設定してください。

    [設定]

    プロキシの設定時に使用します。

    [スケジュール設定]

    毎日

    機器情報を毎日通知する場合に選択します。

    週単位

    機器情報を週単位で通知する場合に選択します。設定は、月

    曜から日曜まで選択できます。

    月単位

    機器情報を月単位で通知する場合に選択します。[実行日]に実行する日を選択してください。

    なお、[実行日]として、設定した月に存在しない日を指定した場合、その月は自動検知が行われません。そのため、月末に実行させる場合は、各月の1日の0時0分に実行する運用を検討してください。

    開始時刻

    機器情報の通知を開始する時刻を設定します。

    ADTモジュールを24時間稼働のサーバPC以外で運用する場合は、深夜などの時間に設定すると、自動検知PCの電源がOFFになっている可能性があるため、時間設定には注意してください。

    [実行結果の確認]

    実行結果が表示されます。

    [ログ参照]

    実行結果のログが表示されます。

    インストールが完了すると、Windowsのタスク機能に、以下のタスクが登録されます。

    • 名前:

      SWDTPAS_ADT.job

    • 動作権限:

      • Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012の場合:指定したアカウント

      • Windows Vista®、Windows® 7、Windows® 8、Windows Server® 2008、Windows Server® 2012以外の場合:システムアカウント

    なお、設定した通知タイミングで、(PC電源未投入などにより) ADTモジュールが未起動だった場合、ADTモジュール起動後、スケジュール設定された開始時刻のタイミングで機器情報が通知されます。

    スケジュール設定を終了すると、以下のメッセージ画面が表示されますので、「OK」ボタンをクリックしてください。

    ADTのインストールを終了しました。システムを再起動することで設定が有効となります。
  8. [OK]ボタンをクリックして、システムを再起動します。

インストール完了後の自動検知スケジュールの変更について

インストール完了後、自動検知のスケジュール設定を起動しスケジュール内容を変更する場合、システムの再起動が必要です。設定内容は、次回のシステム起動後有効となります。