CSのインストール方法について説明します。
「Systemwalker Desktop Patrol CS」をインストールすると「Systemwalker Desktop Patrol CT」機能も併せてインストールされます。そして、他のCTと同様に管理されることになります。
CSのCT機能だけを単独でアンインストールすることはできません。
インストール前の確認事項
インストールを行う前に以下のプログラムを停止してください。
ウイルスチェックプログラムを含む常駐プログラム
Windowsの「サービス」画面
“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”の“動作環境”を参照して、データベースのインストールフォルダのインストール先に指定するドライブが必要なディスク容量が確保できるかを確認してください。
“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”の“動作環境”を参照して、“混在運用できない製品”を確認してください。
“Systemwalker Desktop Patrol リファレンスマニュアル”の“ポート番号一覧”を参照して、使用するポート番号を確認してください。
インストール時に設定する「サーバ環境設定」画面の[ホスト名]に「FQDN」または「Windowsのホスト名」を指定する場合、「Systemwalker Desktop Patrol CT」からこの「FQDN」または「Windowsのホスト名」のアドレス解決ができる必要がありますので、インストール前に確認してください。
注意
ホスト名のアドレス解決ができない場合、再インストールが必要になります
アドレス解決できない場合は、「Systemwalker Desktop Patrol CT」でパッチ適用、ソフトウェア配信、インベントリ収集ができない場合があり、「Systemwalker Desktop Patrol CS」の再インストールが必要になることもあります。
CSをインストールする手順は、以下のとおりです。なお、動作環境については“Systemwalker Desktop Patrol 解説書”を参照してください。
Administratorsグループに所属するアカウントでWindowsにログオンします。他のアプリケーションを使用している場合は、終了してください。
Systemwalker Desktop PatrolのDVD-ROMをPCにセットすると、以下の画面が表示されます。
「CSインストール」を選択してください。
上記のインストーラ画面が起動しない場合は、DVD-ROMドライブの「swsetup.exe」を起動してください。
「Systemwalker Desktop Patrol セットアップへようこそ」画面が表示されますので、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「必ずお読みください」画面が表示されますので、内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「インストールフォルダ選択」画面が表示されます。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
本製品のインストール時には他のプログラムとは別のフォルダを作成し、そこにインストールしてください。他のプログラムと同じフォルダに共存させないでください。また、本製品のインストール後に、他のプログラムを本製品のインストール先フォルダ配下にインストールしないでください。
なお、画面上にインストールに必要な容量、および選択されている「インストール先のフォルダ」の空き容量が表示されています。他のディスクのディスク容量を確認したい場合は、[ディスク容量]ボタンをクリックすると、他のディスクの容量が確認できます。
注意
指定できない文字について
[インストール先のフォルダ]には全角/半角文字(日本語)を含むディレクトリは指定しないでください。指定できない文字がディレクトリに設定されていると、クライアントポリシーが配信されません。
「IIS(Internet Information Services)のホームディレクトリ選択」画面が表示されます。
表示されているホームディレクトリから変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているホームディレクトリから変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、ホームディレクトリを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「データベースのインストールフォルダ選択」画面が表示されます。
表示されているインストール先から変更しない場合は、[次へ]ボタンをクリックしてください。
表示されているインストール先から変更する場合は、変更したいフォルダの[参照]ボタンをクリックし、フォルダを変更したあと、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「ファイル コピーの開始」画面が表示されますので、画面に表示されている内容に誤りがないか確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「セットアップ ステータス」画面が表示され、インストール処理が開始されます。
インストール処理の途中で、「サーバ環境設定」画面が表示されます。
注意
[サーバ環境設定]画面がインストール中の背景画面の後ろに表示されることがあります。
タスクバーや、Alt+TAB等で画面を切替えて、画面を表示させてください。
以下の情報を入力し、内容を確認してから[次へ]ボタンをクリックします。
次の[環境設定]画面を表示すると、この画面に戻ることはできません。
項目名 | 説明 |
---|---|
サーバ名称(必須) | 「Systemwalker Desktop Patrol CS」を導入する「企業名」を指定します。50バイト以内の日本語、半角英数字、特殊文字「-」、「@」、「.」を含む任意の文字で指定します。 例)富士通株式会社 日本語として入力可能な文字については、“2.1.1 インストール時の注意事項”の“インストール時に使用できない文字について”を参照してください。 |
ホスト名(必須) (ここで設定したあとは、変更できません) | 初期値が表示されるので必要に応じて変更してください。 初期値が表示されていない場合は、下記の条件でホスト名を入力してください。 「Systemwalker Desktop Patrol CS」をインストールするPCの「FQDN形式」、「IPアドレス」または「Windowsのホスト名」を指定します。50バイト以内のa~z、A~Z、0~9、-(ハイフン)および.(ピリオド)で指定します。 例)cs.example.com 当ホスト名は、接続する「Systemwalker Desktop Patrol DS/CT」で名前解決できる環境にしておく必要があります。 注意 IPv6環境で通信する場合 IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下のどちらかの登録を実施し、ホスト名を入力してください。
|
ソフトウェア配信ポート番号(必須) (ここで設定したあとは、変更できません) | ソフトウェア配信で使用するポート番号を指定します。初期値として「2922」が設定されています。変更する場合は、5001~65535の間で、他のシステムと競合しない値を指定してください。 |
インベントリ転送ポート番号(必須) (ここで設定したあとは、変更できません) | インベントリ転送で使用するポート番号を指定します。初期値として「2856」が設定されています。変更する場合は、5001~65535の間で、他のシステムと競合しない値を指定してください |
配信ソフトウェア格納ディレクトリ(必須) (ここで設定したあとは、変更できません) | 配信ソフトウェアの格納先となるディレクトリを絶対パスで指定します。 初期値として「DTPインストールディレクトリ\FJSVsbtrs\data\swc」が設定されています。変更する場合は、十分な空き容量のあるディレクトリを指定してください。 なお、セキュリティパッチの自動適用を行う場合、Windowsインストールドライブ以外の十分な空き容量のあるディレクトリを指定してください。 ポイント OS破壊を発生させないため、インストールディスク領域以外を指定することをお勧めします ソフトウェアの登録/配信、またはセキュリティパッチの自動適用によるディスク領域不足を発生させないために、配信ソフトウェア格納ディレクトリは、OSがインストールされているディスク領域とは別の領域を指定することをお勧めします。 |
最大サイズ | 配信ソフトウェア格納ディレクトリの最大ディスク容量を「MB」単位で指定します。最大サイズには1~999999の数字を指定します。 省略した場合は、指定したディレクトリの空き容量になります。 「配信ソフトウェア格納ディレクトリ」に指定したドライブの空き容量以上の値を設定できます。PCの環境設計にあわせて値を設定してください。 |
「環境設定」画面が表示されます。
以下の情報を入力し、内容を確認してから[OK]ボタンをクリックするとインストール処理が続行されます。
本設定を後で行う場合は、[キャンセル]ボタンをクリックしてください。その場合もインストール処理は続行されます。後で設定を行う場合は、インストール後にスタートメニューから[プログラム]-[Systemwalker Desktop Patrol CT]-[環境設定]を実行し、設定を行ってください。
環境設定のタブ | 項目名 | 説明 |
---|---|---|
[利用者識別情報] | [ユーザーID(必須)] | 「Systemwalker Desktop Patrol CT」として管理するためのユーザーIDを指定します。必ず指定してください。 ここで設定したユーザーIDは、メインメニューで表示され、ユーザーを識別するために使用されます。 指定できる文字数は最大20バイトです。半角英数字、および半角記号の「-」、「@」、「.」、「_」が使用できます。 英字を指定する場合は、大文字/小文字が区別されます。 |
[PC名(必須)] | 「Systemwalker Desktop Patrol CT」として管理するための名前を指定します。 指定できる文字は、20桁以内の半角英数字です。なお、日本語、空白、および以下の特殊文字は指定できません。 「+」、「*」、「?」、「<」、「>」、「,」、「;」、「:」、「\」、「/」、「”」、「|」 | |
[ユーザー情報] | [内容] | 「システム管理者」に入力を指示されている場合に入力します。指定できる文字は、256バイトまでです。全角英数字、ひらがな、全角カタカナ、漢字、半角英数字、半角空白、および以下の特殊文字を指定できます。 「-」、「@」、「.」、「(」、「)」、「[」、「]」、「<」、「>」、「:」、「;」、「/」 |
[サーバ切替え] | [接続サーバ] | 接続サーバのホスト名をFQDN形式、またはIPアドレスで指定します。導入時は、設定が行われているため、入力/変更する必要はありません。 指定できる文字は、256バイトまでです。英数字、「-」、「.」を指定できます。 注意 IPv6環境で通信する場合 IPv6のIPアドレスは指定できません。IPv6のみの環境で通信する場合は、あらかじめ以下のどちらかの登録を実施し、ホスト名を入力してください。
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処理が正常に完了すると、「セットアップの完了」画面が表示されます。
プログラムを使用するには、システムを再起動する必要があります。以下のどちらかを選択し、[完了]ボタンをクリックします。
[はい、今すぐコンピュータを再起動します。]
[いいえ、後でコンピュータを再起動します。]
CSのインストールを行った後は、CSを動作させるためのデータベース環境の作成が必要です。引き続き、“データベースを構築する”を参照し、データベースの構築作業を実行してください。