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ETERNUS SF Express 15.2/ Storage Cruiser 15.2/ AdvancedCopy Manager 15.2 バージョンアップガイド
ETERNUS

8.3.1 クラスタ運用でない場合のバージョンアップインストール

クラスタ運用をしていない場合のバージョンアップインストール手順について説明します。

8.3.1.1 バージョンアップインストール前の作業

クラスタ運用でない場合に、Windows Server 2008環境で動作しているAdvancedCopy Managerエージェントのバージョンアップインストールを実施する前に、行っておくべき作業について説明します。

  1. AdvancedCopy Managerエージェントのサービスを停止します。

    以下の手順を実施します。

    1. [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]を選択し、サービス画面を表示します。

    2. 「AdvancedCopy Manager COM Service」を選択し、[停止]ボタンをクリックします。

  2. Windowsシステムをバックアップします。

    ポイント

    バージョンアップインストール中に異常が発生すると、インストール前の状態に戻すこと(ロールバック)ができません。

    このため、バージョンアップインストールの前にはWindowsシステムをバックアップしてください。

    バージョンアップインストール中に異常が発生した場合は、バックアップからシステムを復元(リストア)してください。

8.3.1.2 バージョンアップインストール手順

Windows Server 2008環境で動作しているAdvancedCopy Managerエージェントのバージョンアップインストール手順は、以下のとおりです。

  1. 作業を行うサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。

  2. インストールされているAdvancedCopy Managerエージェントのアーキテクチャーを確認します。

    [コントロールパネル]-[プログラムと機能]を選択して、AdvancedCopy Managerエージェントのアーキテクチャーを確認します。

    • 「AdvancedCopy Manager (x86) - Agent」の場合

      32bit版のAdvancedCopy Managerエージェントがインストールされています。

    • 「AdvancedCopy Manager (x64) - Agent」の場合

      64bit版のAdvancedCopy Managerエージェントがインストールされています。

  3. 本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」をDVD-ROMドライブに挿入します。

    DVD-ROMの構成および格納物は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「DVD-ROMの構成」を参照してください。

  4. 以下の初期画面が表示されます。
    バージョンアップインストールでは、この画面を使用しません。[終了]ボタンをクリックして画面を終了します。

  5. 手順2で確認したAdvancedCopy Managerエージェントのアーキテクチャーに応じた以下のインストーラを起動します。

    • 32bit版の場合

      <DVD-ROMドライブ>:\Agent_windows\AdvancedCopy_Manager\agent\windows_x86\setup.exe
    • 64bit版の場合

      <DVD-ROMドライブ>:\Agent_windows\AdvancedCopy_Manager\agent\windows_x64\setup.exe
  6. 以下の画面が表示されます。内容を確認し、[はい]ボタンをクリックします。

  7. 以下の画面が表示されます。内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

  8. 「使用許諾契約」画面で、使用許諾の契約を行います。
    表示されている内容を確認して、問題がない場合は、[はい]ボタンをクリックします。

  9. 「ファイルコピーの開始」画面で、設定内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。

  10. コピー処理が開始されます。
    処理が完了すると、以下の画面が表示されます。 [完了]ボタンをクリックしインストールを終了します。

  11. インストールに使用したDVD-ROM媒体を装置から取り出します。

8.3.1.3 バージョンアップインストール後の作業

AdvancedCopy Managerエージェントのバージョンアップインストール後に、以下の作業を行います。

  1. AdvancedCopy Managerエージェントのサービスを起動します。

    以下の手順を実施します。

    1. [コントロールパネル]-[管理ツール]-[サービス]を選択し、サービス画面を表示します。

    2. 「AdvancedCopy Manager COM Service」を選択し、[起動]ボタンをクリックします。

  2. サーバ情報を変更します。

    データの整合性を確保するために、stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)を使用してサーバ情報を変更します。
    -nオプションに管理対象サーバ名を指定して、stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)を実行します。
    本コマンドは、運用管理サーバで実行します。

    注意

    サーバ情報の変更は、コマンド実行用に新しく画面を起動し、その画面で実施してください。

    参照

    コマンドの詳細は、運用管理サーバのOSに対応する、本バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「stgxfwcmmodsrv(サーバ情報変更コマンド)」を参照してください。