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Interstage Service Integrator V9.4.1 導入ガイド
Interstage

M.3.2 環境のセットアップ

環境セットアップの流れは、以下のとおりです。

  1. ISIサーバ運用環境セットアップ

  2. 利用するサービス、プロトコルごとのセットアップ

  3. ISI構成の定義

以下に各手順について説明します。

  1. ISIサーバ運用環境のセットアップ

    ISIサーバ運用環境をセットアップします。セットアップ方法は、以下を参照してください。

    9.2 ISIサーバ運用環境のセットアップ

    10.1 ISIサーバの追加

    19.2 ISIサーバ運用環境のセットアップ

    20.1 ISIサーバの追加

    ポイント

    ISI構成ごとにISI定義を分けて運用する場合に利用可能なISIサーバ運用環境の構成は、同期メッセージング構成だけです。

  2. 利用するサービス、プロトコルごとのセットアップ

    利用するサービス、プロトコルに応じてセットアップを実施してください。セットアップ方法は、以下を参照してください。

    9.3 利用するサービス、プロトコルごとのセットアップ

    10.5 SOAPアダプタの追加

    10.7 CORBAアダプタの追加

    19.3 利用するサービス、プロトコルごとのセットアップ

    20.5 SOAPアダプタの追加

    20.7 CORBAアダプタの追加

  3. ISI構成の定義

    ISI構成で利用するISIサーバ、およびアダプタを配置先情報ファイルに設定します。本設定を行うことで、ISI定義に指定されたISIサーバ名を元に、適切なISI構成にISI定義が配置されます。なお、1つのISI構成で利用できるISIサーバは1つです。

    1. 配置先情報ファイルの作成

      1つのISI構成で利用するISIサーバ、およびアダプタの情報を配置先情報ファイルに設定します。

      以下に格納されているテンプレートファイルを流用して、ISI構成ごとの配置先情報ファイルを作成します。

      テンプレートの格納先

      <INSDIR>\sample\configure\

      /opt/FJSVesi/sample/configure/

      以下に配置先情報ファイルの記載例を示します。例はそれぞれデフォルトのワークユニット名でセットアップした場合の例となります。構築した環境に合わせて、適宜、配置先情報ファイルを変更してください。


      ■CORBA受信を行う場合
      作成されるISI構成
      • ISI運用環境は、同期メッセージング構成でセットアップ

      • CORBAアダプタを利用

      流用するテンプレート

      templete-corba.xml

      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
      <isi-environment>
        <isi-server type="sync">ESIServer</isi-server>
        <adapter type="corba">ESICORBARcv</adapter>
      </isi-environment>

      ■SOAP受信を行う場合(ISIサーバとSOAPアダプタを1つのワークユニット上で動作させる構成)
      作成されるISI構成
      • ISI運用環境は、ISIサーバとSOAPアダプタを1つのワークユニット上で動作させる構成でセットアップ

      流用するテンプレート

      templete-soapsingle.xml

      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
      <isi-environment>
        <isi-server type="sync-soap">ESISOAPServer</isi-server>
      </isi-environment>

      ■ISI呼び出しをするカスタムアダプタを利用する場合
      作成されるISI構成
      • ISI運用環境は、同期メッセージング構成でセットアップ

      • ISI呼び出しをするカスタムアダプタ(IJServer上で動作)を利用

      流用するテンプレート

      templete-custom.xml

      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
      <isi-environment>
        <isi-server type="sync">ESIServer</isi-server>
        <adapter type="custom">CUSTOMServer</adapter>
      </isi-environment>

      ポイント

      カスタムアダプタを利用する場合は、カスタムアダプタ利用時の作業が必要となります。

      詳細については、“M.7 カスタムアダプタ利用時の作業”を参照してください。

    2. 配置先情報ファイルの配置

      作成した配置先情報ファイルを下記のディレクトリにコピーします。配置先情報ファイルのファイル名は、以下のように“ISIサーバ名” +“.xml”の形式で作成してください。

      <INSDIR>\etc\def\configure\

      /opt/FJSVesi/etc/def/configure/

      ISIサーバ名が“ESIServer”の場合のファイル名の作成例

      ESIServer.xml