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Systemwalker Desktop Keeper V14g リファレンスマニュアル
Systemwalker

4.2 使用するポート番号の変更方法

Systemwalker Desktop Keeper使用時のポート番号の変更方法について説明します。

なお、ポート番号を変更した場合は、必ずファイアーウォールの例外設定の変更も行ってください。


(統合)管理サーバで変更する

ポート番号一覧No.(1)~No.(10)のポート番号の変更

サーバ設定ツールで変更します。変更方法は“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド  管理者編”の“管理サーバの通信情報を変更する”を参照してください。

ポート番号一覧No.(11)のポート番号の変更
  1. <データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\ENV\SWDTKENV.INIをテキストエディタで開きます。

  2. [SYSTEM]セクションの“RDASVPORT=”に指定しているポート番号を変更します。

  3. 上書き保存します。

  4. <データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\ENV\SWDTKMNT.INIをテキストエディタで開きます。

  5. [SYSTEM]セクションの“RDASVPORT=”に指定しているポート番号を変更します。

  6. 上書き保存します。

ポート番号一覧No.(19)のポート番号の変更
  1. <データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\ENV\SWDTKENV.INIをテキストエディタで開きます。

  2. [SYSTEM]セクションの“RDASVPORTLOG=”に指定しているポート番号を変更します。

  3. 上書き保存します。

  4. <データベース関連ファイルのインストールフォルダ>\ENV\SWDTKMNT.INIをテキストエディタで開きます。

  5. [SYSTEM]セクションの“RDASVPORT=”に指定しているポート番号を変更します。

  6. 上書き保存します。

ポート番号一覧No.(20)のポート番号の変更
  1. Symfoware の「運用操作ツール」を起動します。

    [スタート]-[すべてのプログラム]-[Symfoware Server Enterprise Edition]-[運用操作ツールの起動]を選択します。

    起動した運用操作ツールの[運用操作の開始 Symfoware WebAdmin]をクリックして、Symfowareの管理コンソールにログインします。

Symfoware/RDBをセットアップするユーザー(Windowsアカウント)を指定します。ユーザIDは、Administratorsグループに所属するユーザー、またはDomain Adminsグループに所属するユーザーを、パスワードはユーザIDに指定したユーザーのパスワードを指定します。

Windows Server® 2008、Windows Server® 2008 R2、またはWindows Server® 2012については、Windowsで用意されている管理者(Administrator)でログインします。

Symfowareの管理コンソールへのログイン方法の詳細は、“Symfoware Server Enterprise Edition  セットアップガイド”を参照してください。

  1. Symfowareの管理コンソールにログイン後、左側の[ツリー]で[DBサーバ]-[swdtk]-[環境]を選択し、右側のウィンドウで[通信設定]タブを選択します。

    ポート番号一覧のNo.20のポート番号スマートデバイス中継サーバ導入時にデータベース公開設定で指定したポート番号)を変更する場合は、[リモート接続で使用するポート番号]を編集します。
    そのほかの値は編集しないでください。



  2. Symfowareを停止します。

    Symfowareの管理コンソールの左側の[ツリー]で[DBサーバ]-[swdtk]を選択し、右側のウィンドウで[RDBシステム起動・停止]タブより停止します。


  3. Symfowareを再起動します。

    停止後、再度、[RDBシステム起動・停止]タブを選択すると起動ボタンが表示されるので、起動ボタンを選択して、再起動します。


スマートデバイス中継サーバで変更する

ポート番号一覧No.(21)~No(28)のポート番号の変更

スマートデバイス中継サーバを再構築が必要です。
導入ガイド  「スマートデバイス中継サーバモジュールをインストールする」から実施して下さい。

ポート番号を変更して、再構築時するには、SDSVSetup.exe を実行時にオプションを設定することで各ポートを変更できます。

SDSVSetup.exeのオプションにつきましては、“リファレンスマニュアル”の“SDSVsetup.EXE”を参照してください。


管理コンソールで変更する

ポート番号一覧No.(2)のポート番号の変更

変更インストールで変更します。変更方法は“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド  管理者編”の“管理コンソール環境を変更する”を参照してください(ポート番号指定部分を変更してください)。

ポート番号一覧No.(12)のポート番号の変更

CT動作パラメーター情報ファイルを使用して変更します。変更方法は、“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド管理者編”の“クライアント(CT)の動作設定を変更する”を参照してください。


クライアント(CT)で変更する

ポート番号一覧No.(12)のポート番号の変更

変更インストールで変更します。変更方法は“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“ウィザード形式でインストールする”を参照してください([メール制御方式の設定]画面のポート番号指定部分を変更してください)。

ポート番号一覧No.(12)以外のポート番号の変更
  1. クライアント(CT)をアンインストールします。アンインストール方法は、“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“CTをアンインストールする”を参照してください。

  2. クライアント(CT)を再インストールします。インストール時に変更するポート番号を指定します。インストール方法については、“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“CTをインストールする”を参照してください。


ログアナライザサーバで変更する

ポート番号一覧No.(13)~No.(14)、No.(17)のポート番号の変更
  1. Windowsディレクトリ\system32\drivers\etc配下のservicesファイルを開きます。

  2. 変更するポート番号に応じて、以下を実施します。

    • ポート番号一覧のNo.(13)のポート番号(ログアナライザサーバインストール時に[通信ポート1]で指定したポート番号)を変更する場合、以下のポート番号の記述を変更します。
      rn ポート番号/TCP

    • ポート番号一覧のNo.(14)のポート番号(ログアナライザサーバインストール時に[通信ポート2]で指定したポート番号)を変更する場合、以下のポート番号の記述を変更します。
      dashsv 通信ポート番号/TCP

    • ポート番号一覧のNo.(17)のポート番号を変更する場合、以下のポート番号の記述を変更します。
      rn_data1 通信ポート番号/TCP

  3. [スタート]メニューから[プログラム]-[Interstage Navigator Server]-[Navigator Server 起動と停止]を選択します。
    または、[スタート]メニューから[管理ツール]-[サービス]-[Interstage Navigator Server]-[Navigator Server 起動と停止]を選択します。

  4. サービスを再起動します。[停止]ボタンをクリックしてから[開始]ボタンをクリックしてください。
    サービスが起動しない場合は、システムを再起動してください。


ポート番号一覧No.(15)~No.(16)のポート番号の変更
  1. <ログアナライザサーバのインストールフォルダ>¥bin¥SWDTLAENV¥ENV¥system.iniを、テキストエディタで開きます。

  2. ポート番号一覧のNo.15のポート番号を変更する場合は、[RDA-SV]セクションの"PORT="に指定しているポート番号を変更します。

  3. ポート番号一覧のNo.16のポート番号(ログアナライザサーバインストール時に[通信ポート3]で指定したポート番号)を変更する場合は、[RDB]セクションの"PORT="に指定しているポート番号を変更します。

  4. 上書き保存します。


データベース構築後にポート変更を行う場合は、さらに以下の手順を実施してください。

  1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。
    [名前]に“<データベース関連ファイルインストール先>\sfwsv\SYSSETUP.EXE”を入力し、[OK]ボタンをクリックします。

  2. システム一覧の[SWDTLA]を選択し、[更新]ボタンをクリックします。

  3. ポート番号一覧のNo.16のポート番号(ログアナライザサーバインストール時に[通信ポート3]で指定したポート番号)を変更する場合は、[リモートアクセスで使用するポート番号]を編集します。
    そのほかの値は編集しないでください。

  4. [OK]ボタンをクリックします。

  5. [RDA-SV(SymfoWARE)通信環境定義]画面が表示されますが、変更せずに[OK]ボタンをクリックしてください。

  6. [閉じる]ボタンをクリックします。
    終了画面が表示されるので[OK]ボタンをクリックします。

    説明: ./imgfile/chport5.gif

  7. [スタート]メニューから[すべてのプログラム]-[Symfoware Server Enterprise Edition]-[RDB 起動・停止]を選択します。

  8. 以下を確認後、[停止]ボタンをクリックしてください。

    • システム名が“SWDTLA”であること

    • レポート出力ツール、ログアナライザ、データ移入コマンドが動作していないこと

    説明: imgfile/chport4.gif

  9. データベースが停止したら[起動]ボタンをクリックし、データベースを再起動します。


IISのポート番号を80以外に変更する

ポート番号一覧No.(17)のポート番号の変更について説明します。
IISのポート番号「80」がすでにシステムで使用されている場合、以下の手順で変更します。
すでにシステムで使用しているポート番号を確認し、重複しない番号に変更してください。

IISのポート番号を変更した場合は、必ず、ログアナライザサーバのポート番号も変更してください。

IIS(6.0以前)のポート番号の変更手順
  1. [スタート]メニューから[プログラム]-[管理ツール]-[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]を起動します。

    説明: ./imgfile/iismanager.gif

  2. [WEBサイト]の[既定のWEBサイト]を選択し、右クリックをして[停止]を選択します。

    説明: ./imgfile/IISteishi.gif

  3. [WEBサイト]-[既定のWEBサイト]を選択し、右クリックをしてプロパティを選択します。
    →以下の画面が表示されます。

    説明: ./imgfile/IISproperty.gif

  4. [TCPポート]の値を変更します。システムで未使用の番号を、1024以上の任意の数値で指定してください。

    以下の説明では、[TCPポート]を「12250」に変更した例で説明します。

    説明: ./imgfile/IISport.gif

  5. 値を変更後、[OK]ボタンをクリックしてください。

  6. [WEBサイト]の[既定のWEBサイト]を選択し、右クリックをして[開始]を選択します。

    説明: ./imgfile/iisstart.gif

IIS(7.0/8.0)のポート番号の変更手順
  1. [スタート]メニューから[プログラム]-[管理ツール]-[インターネット  インフォメーション サービス(IIS) マネージャ]を起動します。

  2. [サイト]-[Default Web Site]を右クリックし、[バインドの編集]を選択します。

    説明: imgfile/iis-v7-1.gif

    →[サイト バインド]画面が表示されます。

    説明: imgfile/iis-v7-2.gif

  3. HTTPの行を選択し、[編集]ボタンをクリックします。

    →[サイト バインドの編集]画面が表示されます。

    説明: imgfile/iis-v7-3.gif

  4. [ポート]番号を変更し、[OK]ボタンをクリックします。

管理サーバのポート番号の変更手順

変更したIISのポート番号に合わせて管理サーバの設定を変更します。

  1. 管理サーバのWindowsにAdministratorsグループに所属したアカウントでログオンします。

  2. [スタート]-[プログラム]-[Systemwalker Desktop Keeper]-[サーバ]-[Desktop Keeperメインメニュー]を選択し、右クリックで[プロパティ]を選択します。

    →[Desktop Keeper メインメニューのプロパティ]画面が表示されます。

    説明: imgfile/dtk-main-menu-pro.gif

  3. [Systemwalker Desktop Keeper メインメニューのプロパティ]画面の[リンク先]に表示されているURLを変更したポート番号に合わせて変更します。

    例)ポート番号を12250に変更した場合

    【変更前】
    “C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe” http://localhost/DTK/index.html

    【変更後】
    “C:\Program Files\Internet Explorer\iexplore.exe” http://localhost:12250/DTK/index.html

  4. [OK]ボタンをクリックします。