機能説明
管理コンソールから、クライアント(CT)やユーザーポリシーの設定情報を変更した場合、管理サーバに設定変更ログとして採取されます。 また、管理コンソールやログビューアで行った操作についても、設定変更ログとして採取されます。採取された設定変更ログの情報を、期間を指定してCSVファイルに出力します。
記述形式
DTKSTCV.EXE DTKDB <User> <Password> <StartDate> <EndDate> <OutFile>
オプション
固定値です。
サーバ設定ツールで登録したログオンID(アクセス権が“バックアップ・リストア”のログオンID)を入力します。
上記ログオンIDのパスワードを入力します。
処理するデータの開始日付を西暦(数字8桁)で入力します。値の範囲は、「20010000」~「20349999」、および「00000000」です。「20010000」~「20349999」の下4桁について、西暦にない値を入力した場合は、以下の日付を指定したことになります。
下4桁に「0000」を指定した場合
指定した年の1月1日が開始日となります。
下4桁に「1232」~「9999」を指定した場合
指定した年の翌年の1月1日が開始日となります。
下2桁に「00」を指定した場合
指定した月の1日が開始日となります。
下2桁に「月末日の翌日」~「99」を指定した場合
指定した月の翌月の1日が開始日となります。
なお、「00000000」を入力すると、データベースにデータが蓄積され始めたときからを指定したことになります。
処理するデータの終了日付を西暦(数字8桁)で入力します。値の範囲は、<StartDate>の値以上で、「20010000」~「20349999」です。「20010000」~「20349999」の下4桁について、西暦にない値を入力した場合は、以下の日付を指定したことになります。
下4桁に「0000」を指定した場合
指定した年の前年の12月31日が終了日となります。
下4桁に「1232」~「9999」を指定した場合
指定した年の12月31日が終了日となります。
下2桁に「00」を指定した場合
指定した月の前月の月末日が終了日となります。
下2桁に「月末日の翌日」~「99」を指定した場合
指定した月の月末日が終了日となります。
保存先のファイルを絶対パスで入力します。フォルダは事前に作成しておく必要があります。
コマンドのパラメーターに、空白などの文字を含むパラメーターは指定できません。
パラメーターを指定する場合、ダブルクォーテーションで括ったデータは指定できません。
特に、<OutFile>のファイル名を入力する場合は注意してください。
復帰値
正常終了
正常終了以外
コマンド格納場所
データベース関連ファイルのインストールフォルダ\BackupCommand\DTKSTCV.EXE
実行に必要な権限/実行環境
ローカルコンピュータのAdministratorsグループに所属するユーザーまたは、ドメインのDomain Adminsグループに所属するユーザーで行ってください。
管理サーバ、または統合管理サーバ上で実行してください。
注意事項
コマンドの実行結果はコマンドプロンプト上に出力されます。実行結果を残すには、このコマンド実行する場合に、リダイレクションにより実行結果を出力するファイルを指定してください。
出力先のフォルダ内に同名のファイルが存在した場合、強制的に置き換えを行います。確認メッセージは表示しません。
設定変更ログのCSVデータ出力機能はバックアップ機能ではないため、取り出したデータを元のテーブルにリストアすることはできません。
Windows Server® 2008環境、またはWindows Server® 2012環境で本コマンドを実行する場合は、コマンドプロンプトを「管理者として実行」で起動する必要があります。
使用例/実行結果/出力形式
C:\DTKDB\BackupCommand>DTKSTCV.exe DTKDB User Password 20010000 20349999 C:\DTKBKUP\settingslog.csv 2009/06/08 17:26:00 設定変更ログ情報のCSV出力・開始 2009/06/08 17:26:00 2009/06/08 17:26:00 データベース : DTKDB 2009/06/08 17:26:00 処理開始日 : 20010000 2009/06/08 17:26:00 処理終了日 : 20349999 2009/06/08 17:26:00 出力ファイル : C:\DTKBKUP\settingslog.csv 2009/06/08 17:26:00 2009/06/08 17:26:00 ○ 設定変更ログ(CT/CTグループ関連) 2009/06/08 17:26:00 出力件数・・・・・・32件 2009/06/08 17:26:00 2009/06/08 17:26:00 ○ 設定変更ログ(ユーザー/ユーザーグループ関連) 2009/06/08 17:26:02 出力件数・・・・・・11件 2009/06/08 17:26:02 2009/06/08 17:26:02 ○ 設定変更ログ(その他) 2009/06/08 17:26:02 出力件数・・・・・・1件 2009/06/08 17:26:02 2009/06/08 17:26:02 設定変更ログ情報のCSV出力・終了 2009/06/08 17:26:02
CSVファイルに出力される項目を以下に示します。
No. | データ項目 | 型 | 桁 | 出力形式 |
---|---|---|---|---|
1 | [年月日時刻] | 文字 | 19 | “YYYY/MM/DD△HH:MM:SS”形式 |
2 | [連番] | 数字 | 9 | 操作ごとの1からの連番 |
3 | [識別ID] | 文字 | 36 | CT等をユニークに設定する項目 |
4 | [種別] | 数字 | 9 | コード値は0~99 0:端末設定 1:階層構成設定 2:サービス制御 3:プロセス制御 10:ユーザー設定 11:ユーザー階層構成設定 99:その他 CTの場合は0~3 CTグループの場合は0~1 ユーザー/ユーザーグループの場合は10~11 管理コンソール/ログビューアの場合は99 |
5 | [操作] | 数字 | 9 | 0:登録 1:更新(変更) 2:削除 3:検索(画面出力) 4:ファイル出力 5:ファイル入力 |
6 | [設定内容] | 文字 | 2048 | DBに格納された設定内容 |
7 | [ユーザーID] | 文字 | 40 | 管理コンソール、ログビューアで認証したときのユーザーID |
8 | [操作対象] | 数字 | 9 | 1:CT 2:CTグループ 3:ユーザー 4:ユーザーグループ 0:それ以外 9:V13.0.0以前からの移行データで、移行時点でCT/CTグループが削除されていた場合に設定 |
9 | [操作コンピュータ名] | 文字 | 15 | 管理コンソール・ログビューアを起動したコンピュータ名 V14.0.0以降のログビューアで操作した場合、[操作コンピュータ名]は記録されません(Webでは、この情報を取得できません)。 |
10 | [操作ログオンユーザー名] | 文字 | 40 | 管理コンソール・ログビューアを起動した端末へのログオンID V14.0.0以降のログビューアで操作した場合、[操作ログオンユーザー名]は記録されません(Webでは、この情報を取得できません)。 |
11 | [操作ログオンドメイン名] | 文字 | 156 | 管理コンソール・ログビューアを起動した端末でログオンした時の認証ドメイン名 V14.0.0以降のログビューアで操作した場合、[操作ログオンドメイン名]は記録されません(Webでは、この情報を取得できません)。 |
12 | [操作アプリケーション] | 数字 | 9 | 1:管理コンソール(管理者利用時) 2:管理コンソール(部門管理者利用時) 16:ログビューア(管理者利用時) 32:ログビューア(部門管理者利用時) |
13 | [名称] | 文字 | 40 | [操作対象]が1~4の場合: CT名称/CTグループ名称/ユーザー名称/ユーザーグループ名称 [操作対象]が0または9の場合: 1文字の半角空白 |
14 | [コンピュータ名/ユーザーID] | 文字 | 40 | CTの場合: コンピュータ名 ユーザーの場合: WindowsログオンID CTグループ/ユーザーグループ/その他の場合: 1文字の半角空白 |
15 | [操作分類] | 数字 | 9 |
|
16 | [予備数値1~4] | 数字 | 各9 | 予備項目 |
17 | [予備文字1~5] | 文字 | - | 予備項目 |