1. 「Acronis True Image」がインストールされている環境でWindowsが起動しなくなる現象が発生しています。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 |
◆ 原因
バージョンの古い「Acronis True Image」がインストールされていると、本現象が発生する場合があります(Acronis True Image Liteにおいても発生する場合があります)。
【対処方法】
「Acronis True Image」をV9.0以降にアップデートしてください。
2. IME 2000/2002(Office XP)をタスクバーから出している状態で、IMEが使用できなくなります。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 |
◆ 原因
【対処方法】
IMEは、タスクトレイに格納してください。
3. 管理コンソールの起動に時間がかかります。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 |
◆ 原因 1
管理コンソールが統合管理サーバに接続している場合は、管理コンソール起動時に、統合管理サーバ配下の各管理サーバと接続して情報を採取します。
しかし、なんらかの理由により管理サーバと通信を行えなかった場合は、タイムアウトまで接続を試みます。
本現象は、以下の原因で管理サーバと接続できなかった場合に発生します。
管理サーバが起動していません。
管理サーバは起動しているが、統合管理サーバと管理サーバ間の通信に不具合があります。
【確認ポイント】
統合管理サーバ配下の管理サーバが正常に動作しているか、確認してください。
OSが正しく起動しているか
Systemwalker Desktop Keeperのサービスが開始状態となっているか
統合管理サーバと各管理サーバ間のネットワーク環境に問題がないか、pingなどで確認してください。
【対処方法】
管理サーバを起動してください。
統合管理サーバと管理サーバが通信できるようにしてください。
◆ 原因 2
V13.2 以降の場合、調査用に管理コンソールのトレースを取得する機能があります。
この機能が有効になっている場合、多くの情報をトレースログに出力するため、起動や動作に時間が掛かります。
通常、この機能は富士通調査員より指示があった場合だけ使用しますが、調査終了後の戻し忘れ等で有効に
なっている場合があります。
【対処方法】
管理コンソールを起動し、〔動作設定〕メニューの〔管理コンソールトレース〕を〔しない〕に設定してください。
4. USBメモリ、USB接続の外付けHDDをネットワーク共有したところ、いずれのUSBデバイスも他のPCからアクセスできなくなり、エラーメッセージが表示されました。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 |
エラーメッセージ
「この処理をするのに必要な記憶域をサーバーで確保できません」
◆ 原因
IRPのStack領域不足が発生しています。
Systemwalker Desktop Keeperに限らず、フィルタドライバを持つ製品は、IRPのStack領域を使用します。USB媒体の共有フォルダにアクセス時にも、この領域を使用しますが、領域不足が発生したため、他のPCから共有フォルダにアクセスできない状況となっています。
【対処方法】
5. Windows Vista®で、ランタイムエラーが何度も発生します。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 |
エラーメッセージ
以下のどちらかのメッセージが表示されます。
1つ目のメッセージ
「Runtime Error! Program:C:\Windows\system32\fsw21ej4.exe R6034 An Aplication has made an attempt to load the C runtime library incollectly. Please contract the application's support team for more information.」
2つ目のメッセージ
「Runtime Error! Program:C:\Windows\system32\fsw11ej8.exe R6034 An Aplication has made an attempt to load the C runtime library incollectly. Please contract the application's support team for more information.」
◆ 原因
system32フォルダに、MSVCR80.DLLがコピーされています(通常、MSVCR80.DLLは、サイドバイサイドにより他フォルダにインストールされます)。
Systemwalker Desktop Keeperが、system32フォルダのMSVCR80.DLLを参照しているため、ランタイムエラーが発生しています。
【対処方法】
system32配下のMSVCR80.DLLを変名後、Systemwalker Desktop Keeperが正常動作するか確認してください。
6. fsw11ej9.exeでアプリケーションエラーが発生しました。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 |
エラーメッセージ
以下のイベントログが表示されます。
「エラー発生アプリケーション fsw11ej9.exe、バージョン 2.5.0.1 エラー発生モジュール ntdll.dll、バージョン 5.2.3790.3959、エラー発生アドレス 0x0004afb2」
◆ 原因
以下のOSの障害です。
Windows® XP
Windows Server® 2003
【対処方法】
以下のパッチを適用してください。
http://support.microsoft.com/kb/950094/ja
7. Acrobat Xから印刷を行うことができない場合があります。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 |
◆ 原因
Actobat Xの保護モードとSystemwalker Desktop Keeperの競合が原因で発生しています。
【対処方法】
Acrobat Xの保護モードをOFFにすることで印刷が行えます。
8. 管理サーバ/統合管理サーバ上で、エラーイベントログ「階層化サービスへのアクセスに失敗しました。」が出力されます。
エラーメッセージ
以下のイベントログが管理サーバ/統合管理サーバ上で表示されます。
ソース:SWDTK_LC イベントID:3401 種類:エラー 内容:階層化サービスへのアクセスに失敗しました。(物理ノード=%1 結果コード=%2 応答コード=%3 応答詳細=%4) %1: アクセス対象の物理ノードID %2: 階層化サービスへのアクセスの結果コード %3: 階層化サービスへのアクセスの応答コード %4: 階層化サービスへのアクセスの応答詳細
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 |
◆ 原因
階層化サービスの起動が必要な状況画面の集計処理と、階層化サービスを停止する操作(バックアップ・リストアや、データ転送など)の処理が重なっている場合、本エラーが発生する場合があります。
例えば、V14.0.1以前からのバージョンアップ時は、状況画面集計処理が初期値である1:00に動作するため、バックアップ・リストアやデータ転送などがすでに同時間帯に動作するようにスケジュールされていた場合、エラーが発生する場合があります。
【対処方法】
状況画面の集計処理と階層化サービスを停止する操作(バックアップ・リストアや、データ転送など)の処理が重なっていないことを確認してください。もし処理が重なる場合は、階層化サービスを停止する操作のスケジュールを変更するか、状況画面の集計スケジュールを変更してください。変更方法は“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編”の“状況画面を利用するための準備をする”を参照してください。
9. 管理サーバ/統合管理サーバの導入後に、エラーイベントログ「状況に関する設定が未初期化または壊れています。事前にWebコンソールに一度ログインしてください。あるいは状況に関する設定を再度実施してください。」が出力されます。
エラーメッセージ
以下のイベントログが管理サーバ/統合管理サーバ上で表示されます。
ソース:SWDTK_LC イベントID:3403 種類:エラー 内容:状況に関する設定が未初期化または壊れています。事前にWebコンソールに一度ログインしてください。 あるいは状況に関する設定を再度実施してください。 ※V14.1.0の場合は「状況に関する設定が壊れています。状況に関する設定を再度実施してください。」となります。
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 |
◆ 原因
管理サーバ/統合管理サーバの導入後に、Webコンソールに一度もログインしていない場合、本エラーが発生する場合があります。
【対処方法】
Webコンソールへログインし、状況画面を表示してください。Webコンソールへのログイン方法は、“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編”の“状況画面を表示する”を参照してください。
10. 管理サーバ/統合管理サーバのバージョンアップ中、またはログアナライザサーバアンインストール後に、エラーイベントログ「複合機連携バッチ処理において、ログアナライザサーバデータベースのアクセスに失敗しました。」が出力されます。
エラーメッセージ
以下のイベントログが管理サーバ/統合管理サーバ上で表示されます。
ソース:SWDTK_PB イベントID:3421 種類:エラー 内容:複合機連携バッチ処理において、ログアナライザサーバデータベースのアクセスに失敗しました。 (サーバIPアドレス=%1 結果コード=%2 結果メッセージ=%3 結果詳細=%4) %1: 接続先ログアナライザサーバのIPアドレス %2: データベースへのアクセスの結果コード %3: データベースへのアクセスの結果メッセージ %4: データベースへのアクセスの結果詳細
対象となるバージョン/エディション
BE V12.0L10 | BE V12.0L20 | BE V13.0.0 | BE V13.2.0 | BE V13.3.0 | V14.0.0/V14.0.1 | |
SE V12.0L20 | SE V13.0.0 | SE V13.2.0 | SE V13.2.1 | SE V13.3.0 | V14.1.0 | |
V14.2.0 | V14.3.0 |
◆ 原因
以下の原因が考えられます。
ログアナライザを利用している環境において、管理サーバ/統合管理サーバをバージョンアップ後に、ログアナライザサーバをバージョンアップしていない場合、本エラーが発生する場合があります。
ログアナライザのアンインストール時に、管理サーバ/統合管理サーバ上のログアナライザサーバ情報を削除していない場合、本エラーが発生する場合があります。
【対処方法】
以下の対処を実施してください。
Systemwalker Desktop Keeperをバージョンアップ中の場合は、ログアナライザサーバをバージョンアップしてください。
ログアナライザをアンインストールした場合は、管理サーバ/統合管理サーバ上のログアナライザサーバ情報の削除を実施してください。削除方法は“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“ログアナライザサーバをアンインストールする”を参照してください。
11. サーバのサービス「SWLevelControlService」と「SWServerService」が起動しません。
◆ 原因
以下の原因が考えられます。
サーバのIPアドレスが取得されていない。
サーバのIPアドレスと「サーバ情報設定」の「自ノード」で指定されているIPアドレスが一致していない。
【確認ポイント】
サーバのIPアドレスを確認してください。
「サーバ設定ツール」の「サーバ情報設定」より、「自ノード」のIPアドレスを確認してください。
【対処方法】
以下の対処を実施してください。
サーバのIPアドレスが取得されていない場合、ネットワーク接続を確認してください。
サーバのIPアドレスと「自ノード」のIPアドレスが一致していない場合、同一にしてください。
12. 自動容量拡張が行われたというメッセージが表示されます。
メッセージ
「qdg02865i:DSI'DTKDB.COMMONLOG1_DSI'の'DATA'に対する自動容量拡張を完
了しました 割付け量='56'キロバイト (システム名=SWDTK)」とメッセージが表示される
◆ 原因
データベース割当量を自動的に拡張するメッセージです。データベース内部の
処理であり、問題ありません。
【対処方法】
データベース内部の処理であり、対処不要です。