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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 15.1 運用ガイド テープサーバオプション編
ETERNUS

21.1 管理対象サーバ(テープエージェント)のバージョンアップ

管理対象サーバ(Storageサーバ)でテープバックアップ運用している場合のバージョンアップ手順を説明します。

手順1、手順3、手順6、手順10は、管理対象サーバがクラスタ運用の場合だけ行ってください。

  1. 21.1.1 リポジトリデータのバックアップ
    リポジトリデータを退避します。この手順は、運用管理サーバ(Storage管理サーバ)で行います。

  2. 21.1.2 管理情報のバックアップ
    バージョンアップ前の環境で管理情報を退避します。

  3. 21.1.3 テープ管理情報のバックアップ
    バージョンアップ前の環境でテープ管理情報を退避します。この手順は、テープサーバで行います。

  4. 21.1.4 アンインストール
    旧製品をアンインストールします。

  5. 21.1.5 インストール
    本製品をインストールして、環境設定を行います。

  6. 21.1.6 リポジトリデータのリストア
    バックアップしておいたリポジトリデータを復元します。この手順は、運用管理サーバで行います。

  7. 21.1.7 サーバ情報の変更
    データの整合性を確保するために、サーバ情報の変更処理を行います。

  8. 21.1.8 管理情報のリストア
    バックアップしておいた管理情報を復元します。

  9. 21.1.9 バージョン情報の更新
    管理対象サーバのバージョン情報を更新します。

  10. 21.1.10 テープ管理情報のリストア
    バックアップしておいたテープ管理情報を復元します。この手順は、テープサーバで行います。

注意

バージョンアップ時の注意事項

  • バージョンアップ時に構成変更を行う場合

    バージョンアップ時に運用管理サーバのサーバ名、IPアドレス、またはポート番号を変更する場合、上記手順によるバージョンアップ終了後、対応するOSの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「運用環境の変更」を参照して変更作業を行ってください。

  • LVM(Logical Volume Manager)配下のボリュームを対象としたバックアップ運用を実施していた場合

    • AIX版の場合
      管理対象サーバのバージョンアップのインストール手順内で、システムをリブートします。
      システムをリブートすることで、コピー先に利用していたボリュームのデバイスの状態が「使用可能」→「定義済み」になりますが、そのボリュームが新たに別のデバイスとして検出されることがあります。

      この現象の対処法は、以下を参照してください。

      • 現象が発生した場合

        『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド (AIX版)』の「全般的な注意事項」にある、「バックアップ/レプリケーション後のサーバ再起動について」を参照してください。

      • 現象を事前に回避する場合

        バックアップボリュームに対して、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド (AIX版)』の「リストアの注意事項」にある、「バックアップボリュームをマウントする手順」を参照してください。