AdvancedCopy Managerテープバックアップは、ETERNUS ディスクアレイのディスクボリュームに配置されたSymfowareのデータベーススペースを、業務ボリュームとして管理します。
そのため、AdvancedCopy Managerテープバックアップでは、Symfowareのデータベースの格納構造を意識せずに、データベーススペースという物理的に配置された構造で、バックアップ/リカバリーを行うことができます。
Symfowareは、管理対象サーバ(Storageサーバ)内に配置されたデータベーススペースやロググループを、いろいろな業務の用途に合わせて、複数の動作環境を作成できます。この動作環境を、RDBシステム名という名前で区別します。AdvancedCopy Managerテープバックアップは、このRDBシステム名を元に、動作環境内のデータベースの表間のリレーションの整合性を破壊することなく、バックアップ/リカバリーを行います。
Symfowareの概要全般は、『Symfoware Server RDB運用ガイド』を参照してください。
図11.1 機能概要