AdvancedCopy Managerエージェント(Windows版)のインストール方法には、以下の2通りがあります。
デフォルトインストール
以下のインストール情報を使用するため、画面での入力作業を省略できます。
インストール先
プログラムディレクトリ、環境設定ディレクトリ、作業用ディレクトリともに、<システムドライブ>:\Win32app\AdvancedCopyManagerを使用します。
通信サービスに用いるポート番号
「1226」を使用します。
カスタムインストール
画面でインストール情報(インストール先、通信サービスに用いるポート番号)を入力しながら、インストールします。
注意
DVD-ROMを使ってインストールしてください。
DVD-ROMの内容をローカルディレクトリ上にコピーして、インストールしないでください。
AdvancedCopy Managerエージェントをインストールするシステムをクラスタ運用する場合は、『ETERNUS SF クラスタ適用ガイド』の「AdvancedCopy Managerエージェントのインストール方法」を参照してください。
Windows Server 2012への再インストールにおいて、AdvancedCopy Managerエージェントの以下のサービスのポート番号を変更する場合は、<Windowsインストールディレクトリ>\system32\drivers\etc\servicesファイルに定義されている以下のサービス名を削除してから、再インストールしてください。
stgxfws
AdvancedCopy Managerエージェント(Windows版)をインストールする手順は、以下のとおりです。
インストール対象のサーバに、Administrator権限を持つユーザーでログオンします。
本バージョンレベルのDVD-ROM「ETERNUS SF SC/ACM/Express メディアパック エージェントプログラム & マニュアル」を、DVD-ROMドライブに挿入します。
以下の画面が表示されます。「AdvancedCopy Manager インストール」を選択してください。
以下の初期画面が表示されます。[AdvancedCopy Manager エージェントをインストールする]をクリックしてください。
サーバのOSがWindows Server 2008 x64、Windows Server 2008 R2、またはWindows Server 2012の場合は、以下の画面が表示されます。インストールするエージェントを選択してください。
以下の判断基準を参考にして、選択してください。
利用予定の機能 | 説明 |
---|---|
Exchange Server連携オンラインバックアップ機能 | “64bit版エージェント”を選択してください。 AdvancedCopy Manager (64bit) for Windows Server 2008 / 2012 (x64)がインストールされます。 |
Symfoware連携機能 | “32bit版エージェント”を選択してください。 AdvancedCopy Manager (32bit) for Windows Server 2008 / 2012 (x86,x64)がインストールされます。 |
上記のどちらも利用予定がない | “64bit版エージェント”を選択してください。 AdvancedCopy Manager (64bit) for Windows Server 2008 / 2012 (x64)がインストールされます。 |
以下の画面が表示されます。内容を確認し、[次へ]ボタンをクリックしてください。
「使用許諾契約」画面で、使用許諾の契約を行います。
表示されている内容を確認して、問題がない場合は、[はい]ボタンをクリックしてください。
「ようこそ」画面で、インストールオプションを選択します。
以下の判断基準を参考にして、選択してください。
インストールオプション | 説明 |
---|---|
デフォルト | このインストール方法では、以下の項目を自動的にチェックします。
そのため、「インストール先の指定」画面(手順9)および「ポート番号の登録」画面(手順10)は表示されません。 エラーを検出した場合は、警告ダイアログを表示します。 |
カスタム | 手順9以降の画面で、インストール情報を設定します。 |
「インストール先の指定」画面で、インストール先を指定します。
デフォルトで表示されているディレクトリ以外のディレクトリにインストールする場合は、[参照]ボタンをクリックし、インストール先ディレクトリを変更してください。すべてのディレクトリの指定が完了した後、[次へ]ボタンをクリックしてください。
注意
「Program Files」など、空白を含むディレクトリはインストール先に指定できません。
「ポート番号の登録」画面で、サービスに割り当てるポート番号を入力します。
最初に表示される値は、非クラスタ環境での推奨値です。
変更する場合、ポート番号は5001~32767の範囲で入力してください。
Windows Server 2003でクラスタ運用する場合は、上記の範囲への変更が必要です。
入力を終えたら、[次へ]ボタンをクリックしてください。なお、使用されているポート番号を入力した場合は、本画面が再表示されます。
AdvancedCopy Managerのサービス名を別名(エイリアス)定義している場合は、以下の画面が表示され、上記画面で入力したポート番号は無視されます。ただし、インストール処理は継続されます。
ポイント
ポート番号を手動で設定する場合は、<Windowsインストールディレクトリ>\system32\drivers\etc\servicesファイルを編集してください。
「ファイルコピーの開始」画面で、設定内容を確認します。
設定内容に誤りがなければ、[次へ]ボタンをクリックしてください。コピー処理が開始されます。
設定内容を変更する場合は、[戻る]ボタンをクリックしてください。
コピー処理が開始されます。処理が完了すると、以下の画面が表示されます。 [完了]ボタンをクリックし、手順3、手順4で表示されたウィンドウの[終了]をクリックしてインストールを終了します。
インストールに使用したDVD-ROM媒体を装置から取り出します。
以上で、AdvancedCopy Managerエージェント(Windows版)のインストールは終了です。
「6.2 AdvancedCopy Managerエージェントのセットアップ」を参照して、AdvancedCopy Managerエージェントをセットアップしてください。