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ETERNUS SF Express 15.2/ Storage Cruiser 15.2/ AdvancedCopy Manager 15.2 導入ガイド
ETERNUS

2.4.4 運用に必要な資源


2.4.4.1 動的ディスク容量

AdvancedCopy Managerエージェントを運用するには、インストール対象のサーバのディスクに、「2.4.3.1 静的ディスク容量」のほかに以下の空き容量が必要です。

Windows環境の場合

ディレクトリ名称

必要量
(単位:MB)

説明

環境設定ディレクトリ

管理対象サーバ(Storageサーバ)でバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップしない場合

(a + 35 * b) / 1024

a: バックアップボリュームの個数
b: 業務ボリュームの個数
c: レプリケーション運用に使用する複製元/複製先ボリュームのペア数
d: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数

管理対象サーバでバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップする場合

((a + 35 * b) + (b + 0.5 * d)) / 1024

管理対象サーバでレプリケーション運用を実施する場合

(1.1 * c) / 1024

作業用ディレクトリ

1107 + e

e: 『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド (Windows版)』の「ボリュームロックエラー調査機能について」で出力される保存ファイルの総容量。
「使用中ロックエラー」1回あたり、バックアップボリュームの個数、業務ボリュームの個数、および複製元/複製先ボリュームのペア数ごとに、約数百(KB)~2(MB)出力されます。
ボリューム1個あたりの保存ファイルの容量を2MBと想定し、「使用中ロックエラー」がn回発生したとするとeの容量は、以下の計算式によりもとめられます。

e = (a + b + 2 * c) * 2MB * n回


Solaris環境、Linux環境、HP-UX環境、AIX環境の場合

項番

ディレクトリ名称

必要量(単位:MB)

説明

Solaris

Linux

HP-UX

AIX

1

Fixed configuration directory

(a + 35 * b) / 1024

(a + 35 * b) / 1024

(a + 35 * b) / 1024

(a + 35 * b) / 1024

管理対象サーバ(Storageサーバ)でバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップしない場合に必要な容量です。

2

Fixed configuration directory

((a + 35 * b) + (b + 0.5 * c)) / 1024

((a + 35 * b) + (b + 0.5 * c)) / 1024

対象外

対象外

管理対象サーバでバックアップ運用を実施し、Symfowareをバックアップする場合に必要な容量です。

3

Fixed configuration directory

(1.1 * d) / 1024

(1.1 * d) / 1024

(1.1 * d) / 1024

(1.1 * d) / 1024

管理対象サーバでレプリケーション運用を実施する場合に必要な容量です。

4

Fixed configuration directory

0.1

0.1

0.1

0.1

必須容量です。

5

Modifying configuration directory

7

7

5

5

必須容量です。

6

/var

1049

1049

49

49

必須容量です。

  • “Fixed configuration directory”は、本ソフトウェアのインストール時に指定する環境設定用ファイルのインストール先ディレクトリです。

  • “Modifying configuration directory”は、本ソフトウェアのインストール時に指定する作業用ファイル(ログファイル、一時ファイルなど)のインストール先ディレクトリです。

  • a: バックアップボリュームの個数

  • b: 業務ボリュームの個数

  • c: バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数

  • d: レプリケーション運用に使用する複製元/複製先ボリュームのペア数

注意

管理対象サーバにテープサーバを構築する場合は、テープサーバが使用する動的資源の見積りも必要です。詳細は、『AdvancedCopy Manager 運用ガイド テープサーバオプション編』の「テープマネージャーの動作環境」にある「動的ディスク容量」を参照してください。

2.4.4.2 メモリ容量

AdvancedCopy Managerエージェントを運用するには、インストール対象のサーバに以下のメモリ容量が必要です。

OS

必要量
(単位:MB)

説明

Windows環境

64

必須容量です。

Solaris環境
Linux環境

29

必須容量です。

10

業務ボリューム16スライス、バックアップボリューム60スライスの環境で1スライスのバックアップコマンドを実行する場合に必要な容量です。

HP-UX環境
AIX環境

13

必須容量です。

10

業務ボリューム16スライス、バックアップボリューム60スライスの環境で1スライスのバックアップコマンドを実行する場合に必要な容量です。

2.4.4.3 スワップ容量

AdvancedCopy Managerエージェントを運用するには、以下のスワップ容量が必要です。

OS

必要量
(単位:MB)

説明

Windows環境

0

-

Solaris環境
Linux環境

11.2

必須容量です。

11

業務ボリューム16スライス、バックアップボリューム60スライスの環境で1スライスのバックアップコマンドを実行する場合に必要な容量です。

HP-UX環境
AIX環境

3.2

必須容量です。

11

業務ボリューム16スライス、バックアップボリューム60スライスの環境で1スライスのバックアップコマンドを実行する場合に必要な容量です。