承認グループ情報マスタには、承認グループを定義します。
承認グループは、伝票を任意の利用者にまとめて回送するために利用します。たとえば、「変更管理グループ」という承認グループを作成し、業務システムの変更管理担当者を承認グループのメンバーとして登録します。これにより、「変更管理グループ」に対して伝票を回送すれば、「変更管理グループ」のメンバー全員に回送されたことと同じになり、メンバー全員の「未処理案件一覧」に伝票が表示されます。ただし、伝票の承認処理を行うことができるのは一人のみとなります。
承認グループの定義例を以下に示します。
承認グループに伝票を回送すると、伝票は以下のように表示されます。
承認グループメンバー全員の未処理箱に伝票が表示されます。
承認グループの誰かが承認すると、承認グループメンバー全員の未処理箱から伝票が表示されなくなります。
承認された伝票は、承認を行った利用者の既決箱のみに表示されます。実際に、承認を行っていない利用者以外の承認グループメンバーの既決箱には、表示されません。
承認グループを回送先情報マスタに登録すると、[承認者検索]画面で回送先として承認グループを指定できるようになります。
承認グループは、管理者機能の[グループ登録]画面で登録することが可能ですが、回送先として[承認者検索]画面に表示するためには、回送先情報マスタへの登録が必要です。
承認グループ情報マスタには、以下の情報を定義します。
承認グループID
承認グループを識別する識別子です。
承認グループ名
承認グループの名前です。
状態
承認グループが、有効(00)か無効(01)かを指定します。
注意
「pm-」で始まるグループIDは予約語であるため、指定しないでください。