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Systemwalker IT Change Manager V14g 導入ガイド
Systemwalker

3.2.7 エージェントのセットアップに関する注意

複数のIPアドレスが設定されている環境にエージェントを導入する場合は、Systemwalker IT Change Managerで管理する対象となるLogicalServerのIPアドレスをあらかじめ定義しておく必要があります。

以下の手順で定義します。

【Windows】

  1. ITCMエージェントがセットアップされているサーバに、管理者ユーザーでログインします。

  2. 以下のコマンドを実行します。

    # %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop
  3. テキストエディタなどを使用して、以下のパスに存在するエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を開きます。

    [エージェント連携定義(mdrdb.user)の格納先]

    [Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user

    注意

    上記のエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)が存在しない場合は、[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etcに格納されている mdrdb.user.templateファイルをコピーして新たに作成して下さい。

  4. 手順3で開いたエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を編集し、以下のように「管理用のIPアドレス」および「管理用のホスト名」を設定して下さい。

    mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=<管理用のIPアドレス>

    mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=<管理用のホスト名>

    例) 管理用のIPアドレスが10.10.10.10で管理用のホスト名がhostnameの場合:
    mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=10.10.10.10
    mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=hostname

    注意

    • 「mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=~」の設定を複数記述しないで下さい。

    • 「mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=~」の設定を複数記述しないで下さい。

  5. 以下のコマンドを実行します。

    # %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl start
  6. 以下のコマンドを実行して構成情報を再収集します。

    <ITCMインストールディレクトリ>\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q type=エージェント種別

    参照

    cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。

【Solaris/Linux】

  1. ITCMエージェントがセットアップされているサーバに、システム管理者(スーパーユーザー)でログインします。

  2. 以下のコマンドを実行します。

    # /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl stop
  3. viなどのエディタを使用して、以下のパスに存在するエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を開きます。

    [エージェント連携定義(mdrdb.user)の格納先]

    /opt/FJSVcmdba/etc/mdrdb.user

    注意

    上記のエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)が存在しない場合は、以下のように /opt/FJSVcmdba/etc に格納されている mdrdb.user.templateファイルをコピーして新たに作成して下さい。

    # cp -p /opt/FJSVcmdba/etc/mdrdb.user.template /opt/FJSVcmdba/etc/mdrdb.user
  4. 手順3で開いたエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を編集し、以下のように「管理用のIPアドレス」および「管理用のホスト名」を設定して下さい。

    mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=<管理用のIPアドレス>

    mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=<管理用のホスト名>

    例) 管理用のIPアドレスが10.10.10.10で管理用のホスト名がhostnameの場合:
    mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=10.10.10.10
    mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=hostname

    注意

    • 「mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=~」の設定を複数記述しないで下さい。

    • 「mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=~」の設定を複数記述しないで下さい。

  5. 以下のコマンドを実行します。

    # /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl start
  6. 以下のコマンドを実行して構成情報を再収集します。

    # /opt/FJSVcmdba/bin/cmdbrefresh.sh -q type=エージェント種別

    参照

    cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。