複数のIPアドレスが設定されている環境にエージェントを導入する場合は、Systemwalker IT Change Managerで管理する対象となるLogicalServerのIPアドレスをあらかじめ定義しておく必要があります。
以下の手順で定義します。
【Windows】
ITCMエージェントがセットアップされているサーバに、管理者ユーザーでログインします。
以下のコマンドを実行します。
# %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl stop
テキストエディタなどを使用して、以下のパスに存在するエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を開きます。
[エージェント連携定義(mdrdb.user)の格納先]
[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etc\mdrdb.user
注意
上記のエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)が存在しない場合は、[Systemwalker IT Change Managerインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdba\etcに格納されている mdrdb.user.templateファイルをコピーして新たに作成して下さい。
手順3で開いたエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を編集し、以下のように「管理用のIPアドレス」および「管理用のホスト名」を設定して下さい。
mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=<管理用のIPアドレス>
mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=<管理用のホスト名>
例) 管理用のIPアドレスが10.10.10.10で管理用のホスト名がhostnameの場合: mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=10.10.10.10 mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=hostname
注意
「mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=~」の設定を複数記述しないで下さい。
「mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=~」の設定を複数記述しないで下さい。
以下のコマンドを実行します。
# %F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl start
以下のコマンドを実行して構成情報を再収集します。
<ITCMインストールディレクトリ>\CMDB\FJSVcmdba\bin\cmdbrefresh.exe -q type=エージェント種別
参照
cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。
【Solaris/Linux】
ITCMエージェントがセットアップされているサーバに、システム管理者(スーパーユーザー)でログインします。
以下のコマンドを実行します。
# /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl stop
viなどのエディタを使用して、以下のパスに存在するエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を開きます。
[エージェント連携定義(mdrdb.user)の格納先]
/opt/FJSVcmdba/etc/mdrdb.user
注意
上記のエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)が存在しない場合は、以下のように /opt/FJSVcmdba/etc に格納されている mdrdb.user.templateファイルをコピーして新たに作成して下さい。
# cp -p /opt/FJSVcmdba/etc/mdrdb.user.template /opt/FJSVcmdba/etc/mdrdb.user
手順3で開いたエージェント連携定義ファイル(mdrdb.user)を編集し、以下のように「管理用のIPアドレス」および「管理用のホスト名」を設定して下さい。
mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=<管理用のIPアドレス>
mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=<管理用のホスト名>
例) 管理用のIPアドレスが10.10.10.10で管理用のホスト名がhostnameの場合: mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=10.10.10.10 mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=hostname
注意
「mdrdb.common.LogicalServer.ipaddress.default=~」の設定を複数記述しないで下さい。
「mdrdb.common.LogicalServer.nickname.default=~」の設定を複数記述しないで下さい。
以下のコマンドを実行します。
# /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl start
以下のコマンドを実行して構成情報を再収集します。
# /opt/FJSVcmdba/bin/cmdbrefresh.sh -q type=エージェント種別
参照
cmdbrefreshコマンドの詳細は、“Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド”の“cmdbrefresh(実態レコードの収集要求コマンド)”を参照してください。収集処理の完了は、シスログのメッセージで確認してください。