本コマンドは、運用管理サーバで、ustatusall機能オプションを指定することにより、指定された範囲の監視イベントの状態をすべて“対処済”状態に変更できます。
機能説明
指定範囲すべての監視イベントの状態を、強制的に“対処済”状態に変更します。
記述形式
evtutlnt | ustatusall [-s 開始番号] [-e 終了番号] |
オプション
監視イベントの一括対処機能の指定です。
“対処済”に変更する監視イベント範囲の一番古い監視イベント番号を指定します。
省略した場合は、監視イベントログ中の一番古い監視イベントの番号が指定されたものとして動作します。
“対処済”に変更する監視イベント範囲の一番新しい監視イベント番号を指定します。
省略した場合は、監視イベントログ中の一番新しい監視イベントの番号が指定されたものとして動作します。
復帰値
正常終了
異常終了
コマンド格納場所
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\bin |
実行に必要な権限/実行環境
Administrator権限が必要です。
注意事項
ustatusallオプションは、指定された範囲の監視イベントの状態を強制的に“対処済”に変更します。実行、および範囲の指定には十分注意してください。
コマンドがエラーとなる場合は、以下の点を確認してください。
Systemwalker Centric Managerが起動されていること
使用例1
監視イベント番号10番から100番までの監視イベントを“対処済”状態に変更します。
evtutlnt ustatusall -s 10 -e 100 |
使用例2
監視イベント番号12番以降、最新までの監視イベントを“対処済”状態に変更します。
evtutlnt ustatusall -s 12 |
使用例3
監視イベントログ中のすべての監視イベントを“対処済”状態に変更します。
evtutlnt ustatusall |
実行結果/出力形式
標準出力に、実行結果が以下の形式で出力されます。変更結果は[Systemwalker Webコンソール]を起動し、対処したイベントが表示されていないこと(対処済になっていること)より確認できます。
get 1000 events, update 1000 events. get 1000 events, update 1000 events. get 1000 events, update 1000 events. get 262 events, update 262 events. |
上記実行結果は、3262件の監視イベントを“対処済”にしたときの出力です。