Systemwalker Centric Managerに初めてログインすると、[セットアップ]ウィザードが起動します。
[セットアップ]ウィザードでは、Systemwalker Centric Managerが管理対象機器の監視をするために必要な情報を設定します。
以下の手順でSystemwalker Centric Managerの設定を行います。
[セットアップへようこそ]画面で設定作業の手順を確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
[事前準備の確認]画面で事前準備が完了していることを確認し、[次へ]ボタンをクリックします。
事前準備の作業手順については、“インストール前の準備”を確認してください。
[管理範囲の登録]画面で管理する範囲のサブネットを登録します。
運用管理サーバと同じサブネットに属する機器のみを管理する場合、サブネットの追加は不要です。
管理範囲の登録が完了したら、[次へ]ボタンをクリックします。
[管理範囲の追加]ボタンをクリックし、表示される[管理対象の追加]ダイアログにサブネットアドレス、およびサブネットマスクを入力します。
削除する行のチェックボックスをチェックし、[選択している管理範囲の削除]ボタンをクリックします。
[認証情報の入力]画面で機器を探索し、情報収集するために必要な機器ごとの認証情報を入力します。
認証情報の入力が完了したら、[次へ]ボタンをクリックします。
SNMPで機器の探索を行うために必要な情報を入力します。
【必須入力項目】
[コミュニティ名](初期値「public」)
SNMPエージェントのコミュニティ名を入力します。
SNMP v3の機器で設定した以下の項目を入力します。
[ユーザー名]
[セキュリティレベル] (authPriv/authNoPriv/noAuthNoPriv)
[認証方式] (MD5/SHA)
[認証パスワード]
[暗号化方式] (DES/AES/3DES)
[暗号化パスワード]
WMI(Windows Management Instrumentation)でWindows OS機器の探索を行うために必要な情報を入力します。
機器管理の機能(機器管理台帳や[Systemwalker Webコンソール]での[機器情報の表示])を利用する場合には入力が必要です。
【入力項目】
[アカウント](初期値「systemwalker」)
管理対象機器に準備した管理用ユーザーのアカウントを入力します。
[プライマリパスワード]/[セカンダリパスワード]
管理対象機器に準備した管理用ユーザーのパスワードを入力します。
通常運用ではプライマリパスワードのみを入力してください。
管理対象機器のパスワードを段階的に変更する場合には、変更前後のパスワードをプライマリパスワードとセカンダリパスワードに登録してください。いずれか利用可能なパスワードを利用して探索を行うため、探索が途切れることがなくなります。
[ドメイン名](初期値「運用管理サーバの所属するドメイン名」)
ドメインに所属する機器を管理する場合に対象のドメイン名を入力します。
TelnetでLinux OS機器の探索を行うために必要な情報を入力します。
機器管理の機能(機器管理台帳や[Systemwalker Webコンソール]での[機器情報の表示])を利用する場合には入力が必要です。
【入力項目】
[ログインID](初期値「systemwalker」)
管理対象機器に準備した管理用ユーザーのログインIDを入力します。
[プライマリパスワード]/ [セカンダリパスワード]
管理対象機器に準備した管理用ユーザーのパスワードを入力します。
通常運用ではプライマリパスワードのみを入力してください。
管理対象機器のパスワードを段階的に変更する場合には、変更前後のパスワードをプライマリパスワードとセカンダリパスワードに登録してください。いずれか利用可能なパスワードを利用して探索を行うため、探索が途切れることがなくなります。
VMwareのAPIでホストサーバとゲストサーバの関係の探索を行うために必要な情報を入力します。
[管理ツリー]で仮想管理ツリーを表示する場合には入力が必要です。
【入力項目】
[ユーザー名](初期値「systemwalker」)
管理対象機器に準備した管理用ユーザーのユーザー名を入力します。
[プライマリパスワード]/[セカンダリパスワード]
管理対象機器に準備した管理用ユーザーのパスワードを入力します。
通常運用ではプライマリパスワードのみを入力してください。
管理対象機器のパスワードを段階的に変更する場合には、変更前後のパスワードをプライマリパスワードとセカンダリパスワードに登録してください。いずれか利用可能なパスワードを利用して探索を行うため、探索が途切れることがなくなります。
[通知方法の選択]画面で、トラブル発生時の通知方法を入力します。
通知方法の入力が完了したら、[次へ]ボタンをクリックします。
[検出したトラブルをメールで通知するために、メール情報を入力します]をチェックし、メールの送信に必要な情報を入力します。
【入力項目】
[SMTPサーバのホスト名]
SMTPサーバのホスト名を入力します。
[送信元(From)のメールアドレス]
送信元アドレスとして指定するメールアドレスを入力します。
[送信先(To)のメールアドレス]
[メールアドレスの追加]ボタンをクリックし、送信先のメールアドレスを追加します。
また、追加したメールアドレスの行のチェックボックスをクリックすることで、テストメールの送信、メールアドレスの削除をすることができます。
[詳細設定]ボタンをクリックし、表示される[詳細設定]ダイアログにメール通知のセキュリティ強化に必要な情報を入力します。
【入力項目】
[SMTPサーバのポート番号]
SMTPサーバのポート番号を入力します。
SMTPサーバの認証を行う場合
[SMTPサーバは認証が必要]をチェックし、認証に必要な情報を入力します。
・[アカウント名]
SMTPサーバの認証に必要なアカウント名を入力します。
・[パスワード]
SMTPサーバの認証に使用するアカウントのパスワードを入力します。
・[認証方式]
SMTPサーバのアカウント認証で使用する認証方式を指定します。
・[POP3サーバのホスト名]
認証方式でPOP before SMTPを指定した場合に、接続するPOP3サーバのホスト名を入力します。
セキュリティで保護された接続を行う場合
[暗号化された接続(STARTTLS/SSL)が必要]をチェックします。
SMTPサーバの設定を入力後、[送信先(To)のメールアドレス]のテストを行うメールアドレスのチェックボックスをチェックし、[テストメールの送信]をクリックすることで以下のテストメールが送信されます。対象のメールアドレスを受信できるメールクライアントにメールが通知されることを確認してください。
テストメールの内容(下線部分は変数)
Subject: Centric Managerからのトラブル発生通知 トラブル発生日時 Date: メール送信日時 From: メール送信元アドレス To: メール通知先アドレス Systemwalker Centric Managerからのテストメールです。 正しくメールが受信できているか確認してください。 |
SNMPトラップを使用して上位の運用管理製品(Systemwalker Centric Manager SE/EE/GEE版、または他社の統合運用管理製品)と連携する場合、[検出したトラブルをSNMPトラップで通知するために、通知先のホスト名を入力します]をチェックし、トラップの通知に必要な情報を入力します。
【入力項目】
[通知先のホスト名]
SNMPマネージャとなる通知先サーバのホスト名を入力します。
[通知先のホスト名]を入力後、[テストトラップの送信]をクリックすることで以下のテストトラップが送信されます。指定したホスト名の運用管理ツール(SNMPマネージャ)にSNMPトラップが通知されることを確認してください。
テストトラップの内容
フィールド名 | 値 | |
---|---|---|
Version | 「1(固定値)」 | |
Community Name | 「public(固定値)」 | |
PDU Type | 「4(固定値)」 | |
Enterprise oid | enterprise(1.3.6.1.4.1) | |
Generic Trap | 「6(固定値)」 | |
Specific Trap | 「1(固定値)」 | |
Timestamp | 「0(固定値)」 | |
Object Data | OID | enterprise(1.3.6.1.4.1) |
Value (OCTET STRING型) | 「This is the SNMP trap for a test generated by Systemwalker Centric Manager.」 |
[セットアップの実行]画面で、注意事項と設定内容を確認します。
問題がなければ [セットアップの実行]ボタンをクリックし、運用管理サーバの設定を実行します。
[セットアップの実行]画面で、進行状況を確認します。
なお、[セットアップ]ウィザードからログアウトしても設定処理は動作しています。再度ログインすることで、進行状況を確認することができます。
運用管理サーバが利用するデータベースの構築を行います。
この処理はインストール直後に初めて[セットアップ]ウィザードを利用するときだけ実行します。
管理範囲を探索し、探索した情報に基づいて必要な設定を行います。
管理対象サーバとして以下のサーバを検出した場合、収集に時間がかかることがあります。
運用管理サーバで名前解決できないIPアドレスを検出した場合
複数インタフェースを持つサーバを検出した場合
すべての設定が完了しました。
[メニュー画面へ移動]ボタンをクリックし、[メニュー]画面を起動してください。
→[メニュー]画面が起動します。