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Interstage List Works V10.2.0 メッセージ集
Interstage

1.4.2 リスト管理サーバの実行履歴 <Solaris版の場合>

Solaris版では、CSV形式の実行履歴が出力されます。

ここでは以下の項目について説明します。

実行履歴の格納場所

実行履歴は、サーバ動作環境ファイル(lvsvenv)のTRNLOGFキーワード(実行履歴ファイル格納ディレクトリ)で指定したディレクトリ配下に格納されます。

格納場所を指定していない場合は、List Worksシステムディレクトリ配下に格納されます。

参考

サーバ動作環境ファイルの内容は、lvlstenvコマンド(サーバ動作環境ファイルの内容一覧表作成)により確認することができます。

lvlstenvコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。

実行履歴のファイル名

実行履歴のファイル名は、「ListLog.csv」で出力されます。

ただし、マルチプロセス運用を行っている場合、実行履歴はプロセスごとに作成されるため、「ListLog.ポート番号.csv」で出力されます。

以降の説明で「ListLog.csv」と表記されている部分は、「ListLog.ポート番号.csv」とお読みかえください。


実行履歴の形式

実行履歴(ListLog.csv)は、CSV形式で出力されます。履歴情報は各処理ごと1行に出力されます。

共通部と固有部から構成され、共通部には処理種別を問わず共通の情報が、固有部には処理種別ごとに異なる情報が出力されます。

処理によって該当する項目が存在しない場合、その項目は表計算ソフトなどで表示したとき、空白で表示されます。

なお、実行履歴ファイルは、シフトJISコードで作成されます。


ファイルの形式を以下に示します。

(ログファイルの先頭には、下表の項目欄がタイトルとして出力されます。)

分類

項目

説明

共通部

年月日

処理が行われた年月日が、yyyy/mm/dd形式で出力されます。

  例)2003/04/27

時分秒

処理が行われた時刻が、hh:mm:ss形式で出力されます。

  例)16:39:21

フォルダ種別

処理が行われたフォルダ種別が出力されます。

受信:受信フォルダ
保管:保管フォルダ
ファイリング:ファイリングフォルダ

処理種別

実行した処理種別が出力されます。

ユーザID

処理を依頼したユーザのIPアドレス\ユーザIDが出力されます。(注)

ステータス

処理のステータス情報が出力されます。「情報」/「警告」/「修正」/「エラー」

詳細情報

復帰時の詳細情報(メッセージ)が出力されます。

固有部

帳票ID

処理対象になった帳票の識別子が出力されます。

帳票名

処理対象になった帳票の日本語名称が出力されます。

入力サーバ名

入力元になったサーバの名前が出力されます。

入力フォルダ名

入力元になったフォルダの名前が出力されます。

入力ファイル名

入力元になったファイルの名前が出力されます。

出力サーバ名

出力先になったサーバの名前が出力されます。

出力フォルダ名

出力先になったフォルダの名前が出力されます。

出力ファイル名

出力先になったファイルの名前が出力されます。

その他1

各種プロパティやオプション情報(主として入力側)が出力されます。

その他2

各種プロパティやオプション情報(主として出力側)が出力されます。

履歴行数

1操作に関する履歴の行数が出力されます。1操作が複数行にわたる場合は、先頭行に出力されます。

履歴内行番号

1操作内の行番号が出力されます。1操作が複数行にわたる場合に出力されます。

履歴通番

操作の通番が出力されます。

共通部

予約域

何も出力されません。将来のバージョンアップのために用意してある項目です。

予約域

予約域

サーバ接続識別子

リストナビ、リストビューア、またはWebクライアントからリスト管理サーバへ接続する単位の識別子が出力されます。

行番号

行番号が出力されます。

予約域

ログに関する情報が出力されます。

注:サーバコマンドにおける実行履歴には、IPアドレスは出力されません。

参考

処理ごとの詳細な実行履歴の形式については“2.2 実行履歴の形式 <Solaris版の場合>>”を参照してください。

実行履歴ファイルの管理

実行履歴ファイルの最大サイズは、サーバ動作環境ファイル(lvsvenv)のTRNLOGSキーワード(実行履歴ファイルサイズ)で設定されています。

実行履歴ファイルサイズが設定されていない場合の省略値は1メガバイトです。

参考

サーバ動作環境ファイルの内容は、lvlstenvコマンド(サーバ動作環境ファイルの内容一覧作成)により確認することができます。

lvlstenvコマンドの詳細は“コマンドリファレンス”を参照してください。

実行履歴ファイルサイズが設定値に達した場合、以下のように管理されます。


運用管理者は、現実行履歴ファイルと旧実行履歴ファイルの両方を参照することができます。

注意

実行履歴の改ざん検知の有効/無効を切り替えた後、List Worksサービスを再起動すると、実行履歴ファイルの世代が更新されます。古い世代の実行履歴ファイルは削除されますので、必要な場合は、List Worksサービスを再起動する前に実行履歴を退避してください。