パッチ起点でパッチの適用設定を行います。
ポイント
パッチ配付・適用を行う人の役割を以下のように想定して、説明しています。
パッチ管理(WSUS、yumリポジトリサーバ、メディアライブラリの管理)を行います。
インフラ管理者はパッチ配付・適用を行いません。
パッチ配付・適用処理で異常が発生した際に、イベントログ・シスログにメッセージが出力される場合があります。その際には、メッセージ内容を確認し、環境設定の見直しなどの対処を行う必要があります。
管理コンソールを利用してテナント内のサーバに対してパッチの配付・適用を行います。
自らが管理者となっているサーバに対してパッチの配付・適用を行います。
兼任管理者はインフラ管理者の役割とテナント管理者の役割を実施します。テナント管理者の役割の場合、すべてのテナントのサーバを対象としてパッチの配付・適用を行います。
表示方法
以下の画面より[パッチ適用ウィザード]ボタンをクリックします。
パッチ一覧画面
[パッチ詳細]画面
[新規パッチ]画面
[パッチ未適用サーバ一覧]画面
ウィザード形式で、以下のパッチ適用の設定および確認を実施します。
適用するパッチを選択
適用対象サーバを選択
適用方法の設定
設定内容の確認
完了
富士通ミドルウェアパッチの配付先
富士通ミドルウェアパッチは以下のディレクトリに配付されます。
業務サーバ
【Windows】
[Systemwalker Software Configuration Managerインストール先]\SWCFMGB\var\distribute |
上記ディレクトリ配下に「プロセスID_yyyy-MM-dd_HH-mm-ss」のディレクトリが作成され、その中にパッチが格納されます。
【Linux】
/var/opt/FJSVcfmgb/distribute |
上記ディレクトリ配下に「プロセスID_yyyy-MM-dd_HH-mm-ss」のディレクトリが作成され、その中にパッチが格納されます。
配付先ディレトリを変更する場合は、以下の値を編集してください。
業務サーバ
【Windows】
システム環境変数“SWCFMGA_DISTRIBUTE”の値に配付先ディレトリのパスが定義されています。変更する場合は、そのパスを修正してください。
【Linux】
/etc/opt/FJSVcfmgb/config/distribute.properties |
上記ファイルの“distribute_dir”項目に配付先ディレトリのパスが定義されています。変更する場合は、そのパスを修正してください。
例:distribute_dir=/var/opt/FJSVcfmgb/distribute