構成情報を作成する手順を説明します。
運用を開始する前に、現在の業務システムの状態を構成情報として作成する必要があります。
参照
情報収集を行うには、連携製品で監視・収集の運用設定が行なわれている必要があります。以下のマニュアルを参照して設定してください。
Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編
Systemwalker Centric Manager 使用手引書 資源配付機能編
Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド Windows編
Systemwalker Centric Manager クラスタ適用ガイド UNIX編
Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
Interstage Application Server 高信頼性システム運用ガイド
実態レコードの作成
現在の業務システムの状態を示す実態レコードを作成します。
変更対象とする構成アイテムに応じて、以下の作成方法があります。
エージェントは、連携製品から定期的に業務システムの情報を収集します。収集された情報は、プロセス管理サーバ上のCMDBマネージャに送信され、実態レコードとして管理されます。
エージェントによる実態レコードの収集手順については、"Systemwalker IT Change Manager 管理者ガイド"の"エージェントによる実態レコードの収集"を参照してください。
連携製品から収集できない構成情報については、ciimportコマンドを使用して実態レコードを入力します。
ciimport -x 入力するXMLファイルのパス |
ポイント
入力するXMLファイルのポイントは、以下のとおりです。
<cmdb:item>の@idは、空文字を指定します。
<cmdb:record>の@typeは、実態レコードを示す"observed"を指定します。
各構成アイテムタイプの@idには、"入力規約"に従ったid値を指定します。
例えば、LogicalServerのidには、IPアドレスを指定します。
注意
ciimportコマンドで実態レコードを入力する場合、構成アイテムタイプ(LogicalServerなど)の属性idには、入力規約に従った値を設定してください。属性idは、入力された情報がどの構成アイテムであるかを識別するために使用されるため、誤ったid値を入力すると、異なる構成アイテムの情報として扱われます。
入力規約の詳細については、"構成情報入力規約"を参照してください。
参照
ciimportコマンドの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"コマンドリファレンス"を参照してください。
設計レコードの作成
現在の業務システムの本来の状態を示す設計レコードを作成します。
以下の2つの方法があります。
ciimportコマンドを使用すると、実態レコードを元に設計レコードを作成することができます。
ciimport -i |
参照
ciimportコマンドの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"コマンドリファレンス"を参照してください。
業務システムに未構築の構成情報を設計レコードとして作成する場合は、新規に設計レコードをXML形式で作成し、ciimportコマンドを使用して入力します。
ciimport -x 入力するXMLファイルのパス |
ポイント
入力するXMLファイルのポイントは、以下のとおりです。
<cmdb:item>の@idは、空文字を指定します。
<cmdb:record>の@typeは、設計レコードを示す"expected"を指定します。
各構成アイテムタイプの@idには、"入力規約"に従ったid値を指定します。
例えば、LogicalServerのidには、IPアドレスを指定します。
注意
ciimportコマンドで設計レコードを入力する場合、構成アイテムタイプ(LogicalServerなど)の属性idには、入力規約に従った値を設定してください。属性idは、入力された情報がどの構成アイテムであるかを識別するために使用されるため、誤ったid値を入力すると、異なる構成アイテムの情報として扱われます。
入力規約の詳細については、"構成情報入力規約"を参照してください。
参照
ciimportコマンドの詳細については、"Systemwalker IT Change Manager リファレンスガイド"の"コマンドリファレンス"を参照してください。