分析画面を利用するにあたっての注意事項を説明します。
分析画面では、現在の日付と時刻を、クライアントマシンの時刻(年月日も含む)で判断します。
例えば、分析画面の起動直後の初期画面では、現在の年月日を含む週:日単位の「サマリ」画面が表示されますが、その「現在」とはクライアントマシン時刻上での現在ということになります。
また、期間選択リストで未来の期間は選択できませんが、この「未来」とは、クライアントマシン時刻より後のことを表します。
クライアントマシン時刻が遅れていると、それ以降の分析期間を選択できず、最新の編集結果が得られない場合があります。クライアントマシンは正しい日付・時刻にあわせておく必要があります。
分析画面を起動しているWebブラウザで他のWebページ(URL)へ移動すると、分析画面は終了します。
Webブラウザ上の[戻る]ボタンや[進む]ボタンによって分析画面のWebページに戻った場合には、分析画面は再起動されます。このとき、分析画面は、一度終了し再起動した場合と同様、設定ページでの設定や基準値モードは、以前の状態を保管していません(デフォルト値に戻っています)。
拡張子名の表示は、URL名の最終修飾子により表示方法が異なります。以下に詳細を示します。
URLの最終修飾子 | 表示される拡張子名 |
---|---|
URL名がa.htmlの場合 | html |
URL名がa.gifの場合 | gif |
URL名がa.GIFの場合 | GIF |
URL名に拡張子が存在しない場合 | <FILE> |
URL名がディレクトリの場合 | <DIRECTORY> |
URL名がサーバのドメイン名の場合 | <HOMEDIRECTORY> |
パス名が取得できない場合 | <NOTHING> |
利用状況DB環境定義ファイルに「SearchDNS=yes」を指定した場合、分析対象ログに格納されているクライアントのホスト情報(ホスト名またはIPアドレス)に対してDNS変換を行いますが、何らかの理由で変換できないときは、下表のとおり表示します。
ログに格納されているクライアントのホスト情報 | DNS変換 | 表示されるホスト名 | 表示されるIPアドレス |
---|---|---|---|
IPアドレスの場合 | 成功 | ホスト名 | IPアドレス |
失敗 | IPアドレス | IPアドレス | |
ホスト名の場合 | 成功 | ホスト名 | IPアドレス |
失敗 | ホスト名 | ホスト名 |
URL名については、分析対象のログファイルの内容を忠実に分析します。つまり、URL名に含まれる文字列については、大文字、小文字の区別を行い、別のURL名として処理します。
分析観点ボックスでURL別内訳を選択した場合には、利用状況DB環境定義ファイルの「RequestURLSuffix」に指定した拡張子に対応するURL名だけを表示します。
分析観点ボックスでURL拡張子別内訳を選択し、URL別でドリルダウンする場合、ドリルダウンする拡張子が利用状況DB環境定義ファイルの「RequestURLSuffix」に指定されていない場合は分析の対象外とみなし、「この期間のデータはありません」と表示します。
期間単位ボックスで年単位を選択し、大量ログデータの分析結果の表示を行った場合、分析画面の表示に時間がかかることがあります。