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Systemwalker Service Quality Coordinator Web 利用状況管理編
Systemwalker

11.2.5 分析種類の概要

分析画面では以下の2種類のサーバ(分析対象サーバ種別)での稼働状況の分析結果を表示します。

分析結果の種類(分析データ種別)には、以下の8種類があります。Webサーバでは8種類すべて、Proxyサーバでは6種類について、表示することができます。

分析画面では、上記の分析データ種別ごとに、様々な分析観点(URL別、クライアント別など)からの編集結果をグラフと表に表示します。

一部分析ページに関して、順に補足説明をします。

11.2.5.1 トラフィック量の表示について

トラフィック状況の分析やその他のトラフィック量(トラフィック量の合計、成功リクエストトラフィック量の合計など)を表示する各分析ページでトラフィック量は、キロバイト(KB)単位で表示されます。

1000バイト未満かつ1バイト以上の場合、1キロバイトとして表示されます。


11.2.5.2 レスポンス分析ページについて

レスポンス分析は、以下の部分に関して他の分析ページとは異なります。

SQC拡張ログ採取との関連について

レスポンス分析は、SQC拡張ログ採取によってSQC拡張ログファイルに蓄積されたデータをもとにデータの分析を行います。SQC拡張ログ採取を行っていない場合、このデータの分析を実行しても、データの分析結果は得られません。

表示データについて

レスポンス分析ページで表示される値は、以下の3つです。

表には、平均時間の長い順(平均レスポンスの遅い順)にランク付けして表示されます。

以下の表に、表示単位とけた数などを示します。

項目

意味

数値の単位

けた数

整数4けたと小数点以下2けた(小数点第3位を切り上げ)

表示する範囲

0.01秒~3,599.99秒

(1時間未満)

(10ms未満の場合、0.01秒 と表示)

表示範囲を超えた値の場合

1時間以上と表示


1時間(3600.00秒)以上の場合、表示上は「1時間以上」となりますが、平均値は実際の値を使用します。


グラフ表示・切り替えについて

レスポンス分析ページでのグラフ表示は、他の分析ページと異なり、表の中から選択された1行(1つのURLまたはクライアント)についてだけ、平均・最大・最小がグラフ化されます。デフォルトでは、平均時間がTop1(表の1行目)のURLまたはクライアントだけに対するグラフが表示されています。マウスで表の行を選択すると、選択された行に対するグラフに切り替えることができます。

分析ページの分析情報部分(グラフ上部)には、分析種類名の下にグラフ表示対象名として、表から選択された名称(URL名またはクライアント名)が表示されます。

注意

この操作方法は、後述する「11.2.6.1 データの分析を実行する」の「■ドリルダウン分析を実行する」と同様ですが、レスポンス分析の場合、ドリルダウン分析の実行は行われないので、注意してください。