分析画面では以下の2種類のサーバ(分析対象サーバ種別)での稼働状況の分析結果を表示します。
Webサーバ
Proxyサーバ
Webサイトグループ
分析結果の種類(分析データ種別)には、以下の8種類があります。Webサーバでは8種類すべて、Proxyサーバでは6種類について、表示することができます。
サマリ(分析対象サーバの各状況の総計)
セッション状況
リクエスト状況
トラフィック状況
キャッシュ状況
エラー状況
レスポンス状況(WebサーバおよびWebサイトグループの場合)
ページ遷移状況(Webサーバのみ)
分析画面では、上記の分析データ種別ごとに、様々な分析観点(URL別、クライアント別など)からの編集結果をグラフと表に表示します。
一部分析ページに関して、順に補足説明をします。
トラフィック量の表示について
レスポンス分析ページについて
トラフィック状況の分析やその他のトラフィック量(トラフィック量の合計、成功リクエストトラフィック量の合計など)を表示する各分析ページでトラフィック量は、キロバイト(KB)単位で表示されます。
1000バイト未満かつ1バイト以上の場合、1キロバイトとして表示されます。
レスポンス分析は、以下の部分に関して他の分析ページとは異なります。
■SQC拡張ログ採取との関連について
レスポンス分析は、SQC拡張ログ採取によってSQC拡張ログファイルに蓄積されたデータをもとにデータの分析を行います。SQC拡張ログ採取を行っていない場合、このデータの分析を実行しても、データの分析結果は得られません。
■表示データについて
レスポンス分析ページで表示される値は、以下の3つです。
表には、平均時間の長い順(平均レスポンスの遅い順)にランク付けして表示されます。
平均(分析期間中のレスポンス時間の平均)
最大(分析期間中のもっともレスポンス時間の長い(レスポンスの遅い)値)
最小(分析期間中のもっともレスポンス時間の短い(レスポンスの速い)値)
以下の表に、表示単位とけた数などを示します。
項目 | 意味 |
---|---|
数値の単位 | 秒 |
けた数 | 整数4けたと小数点以下2けた(小数点第3位を切り上げ) |
表示する範囲 | 0.01秒~3,599.99秒 (1時間未満) (10ms未満の場合、0.01秒 と表示) |
表示範囲を超えた値の場合 | 1時間以上と表示 |
1時間(3600.00秒)以上の場合、表示上は「1時間以上」となりますが、平均値は実際の値を使用します。
■グラフ表示・切り替えについて
レスポンス分析ページでのグラフ表示は、他の分析ページと異なり、表の中から選択された1行(1つのURLまたはクライアント)についてだけ、平均・最大・最小がグラフ化されます。デフォルトでは、平均時間がTop1(表の1行目)のURLまたはクライアントだけに対するグラフが表示されています。マウスで表の行を選択すると、選択された行に対するグラフに切り替えることができます。
分析ページの分析情報部分(グラフ上部)には、分析種類名の下にグラフ表示対象名として、表から選択された名称(URL名またはクライアント名)が表示されます。
注意
この操作方法は、後述する「11.2.6.1 データの分析を実行する」の「■ドリルダウン分析を実行する」と同様ですが、レスポンス分析の場合、ドリルダウン分析の実行は行われないので、注意してください。