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Systemwalker Service Quality Coordinator Web 利用状況管理編
Systemwalker

9.1.7 どのような利用者が利用しているかを分析したい

Webサイトをどのような利用者が利用しているかに着目して分析する方法について説明します。

利用者に着目して分析することにより、以下のような情報を把握することができ、Webサイトの運用に活用していくことができます。

9.1.7.1 利用者の特定方法


Systemwalker Service Quality Coordinatorでは、利用者の特定方法として以下があります。

注意

利用者を特定した分析を行うには、分析対象とするWebサービスの利用時に、確実に認証またはCookieの設定が行われるようにコンテンツを作成する必要があります。認証およびCookieの設定がされない状態で、Webサービス内のページに直接アクセスされた場合には、利用者を特定した分析は行うことができません。

Cookieに設定したIDで利用者を特定した分析を行う場合、利用者がブラウザの設定でCookieの使用を禁止している場合には、利用者を特定した分析を行うことはできません。この場合には、クライアントホストで利用者を特定した分析を行うことになります。

クライアントホストで利用者を特定した分析では、以下の場合には、異なる利用者でも同じクライアントホストとして扱われることがありますので注意してください。

  • DHCPにより動的にIPアドレスを割り当てている場合(ISPを利用して接続している場合など)

  • Proxy経由でアクセスしている場合(企業ユーザーのようにファイアウォール内から接続している場合など)


9.1.7.2 環境設定

利用者に着目した分析を行うためには、以下の環境設定が必要です。

9.1.7.2.1 Webサーバのログ出力の設定

利用者に着目した分析を行うには、Webサーバのログに利用者に関する情報が出力されるように、Webサーバを設定する必要があります。


9.1.7.2.2 利用状況DB環境定義ファイルの設定

利用者の特定方法に合わせて、利用状況DB環境定義ファイルの分析対象ログ定義ブロックの“Format”を設定します。

9.1.7.3 利用状況分析画面で分析する

利用状況分析画面において、利用者の特定方法に合わせて、分析観点を指定します。