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Systemwalker Service Quality Coordinator Web 利用状況管理編
Systemwalker

9.1.1 分析種類の概要

利用状況分析機能では、以下の方法により分析することができます。

利用状況分析画面による分析

利用状況分析画面による分析は、[Webサイト管理]画面の[利用状況分析]ボタンを押下し、[利用状況分析]画面を起動することで利用できます。この[利用状況分析]画面による分析では、対話形式で分析を行うことができます。

利用状況分析画面による分析は、Webサイトの利用状況を詳細に分析したい場合に使用します。


定常レポートによる分析

定常レポートによる分析は、[Webサイト管理]画面の[利用状況レポート]ボタンを押下し、利用状況分析用のレポート種別を選択することで利用できます。この定常レポートによる分析では、分析でよく使用するレポートを登録したり、分析レポートを印刷することができるため、月報や週報などの定期的に分析する必要がある場合や、分析結果を保存しておきたい場合に使用すると効果的です。


分析種別

利用状況分析機能では、以下の2種類のサーバとWebサイトグループ(分析対象サーバ種別)での稼働状況の分析結果を表示します。

分析結果の種類(分析データ種別)には、以下の9種類があります。Webサーバでは9種類すべて、Proxyサーバでは6種類について、表示することができます。


利用状況分析機能では、上記の分析データ種別ごとに、様々な分析観点(URL別、クライアント別など)からの編集結果をグラフと表に表示します。


9.1.1.1 トラフィック量の表示について

トラフィック状況の分析やその他のトラフィック量(トラフィック量の合計、成功リクエストトラフィック量の合計など)を表示する各分析ページでトラフィック量は、キロバイト(KB)単位で表示されます。

1000バイト未満かつ1バイト以上の場合、1キロバイトとして表示されます。


9.1.1.2 レスポンス分析ページについて

レスポンス分析は、以下の部分に関して他の分析ページとは異なります。


SQC拡張ログ採取との関連について

レスポンス分析は、SQC拡張ログ採取によって

に蓄積されたデータをもとにデータの分析を行います。SQC拡張ログ採取を行っていない場合、このデータの分析を実行しても、データの分析結果は得られません。


表示データについて

レスポンス分析ページで表示される値は、以下の3つです。

表には、平均時間の長い順(平均レスポンスの遅い順)にランク付けして表示されます。


以下の表に、表示単位とけた数などを示します。


項目

意味

数値の単位

けた数

整数4けたと小数点以下2けた(小数点第3位を切り上げ)

表示する範囲

0.01秒~3,599.99秒

(1時間未満)

(10ms未満の場合、0.01秒 と表示)

表示範囲を超えた値の場合

1時間以上と表示


1時間(3600.00秒)以上の場合、表示上は「1時間以上」となりますが、平均値は実際の値を使用します。


グラフ表示・切り替えについて

[利用状況分析]画面におけるレスポンス分析ページでのグラフ表示は、他の分析ページと異なり、表の中から選択された1行(1つのURLまたはクライアント)についてだけ、平均・最大・最小がグラフ化されます。デフォルトでは、平均時間がTop1(表の1行目)のURLまたはクライアントだけに対するグラフが表示されています。マウスで表の行を選択すると、選択された行に対するグラフに切り替えることができます。

分析ページの分析情報部分(グラフ上部)には、分析種類名の下にグラフ表示対象名として、表から選択された名称(URL名またはクライアント名)が表示されます。

注意

この操作方法は、後述する「11.2.6 分析ページの操作」の「■ドリルダウン分析を実行する」と同様ですが、レスポンス分析の場合、ドリルダウン分析の実行は行われないので、注意してください。