記述形式
[保守情報の収集の場合] |
機能説明
Systemwalker Operation Manager上でトラブルが発生した場合に、調査に必要な情報を収集します。収集する情報の世代管理ができるよう、保存する世代数を設定することが可能です。
インストールの失敗などで環境が作成されていない場合は、CD-ROM内のコマンドを使用して資料を採取できます。
Server Core環境では、オプションなしのswcolinf.exeコマンドを実行することで、GUIを利用して保守情報を収集してください。
オプション
/i Name
採取する機能を選択します。Nameに指定可能な機能を以下に示します。複数選択する場合は、コンマ(,)で区切ります。ただし、“all”は単一で指定してください。“all”以外の機能と同時に選択できません。
通常は“all”を指定して、すべての機能の情報を採取してください。採取すべき機能が明確になっている、または、富士通技術員からの指示があった場合に限り、個々の機能の情報を採取するようにしてください。
本オプションを省略した場合は、“/i all”を指定した場合と同様に全機能の情報が採取されます。
CD-ROM内のコマンドを使用する場合は“all”のみ指定可能です。
すべての機能の情報を採取します。
セキュリティなどの基盤部分の情報を採取します。
ネットワーク関連の情報を採取します。
イベント監視、アクション管理などの情報を採取します。
カレンダ、電源制御などの情報を採取します。
ジョブスケジューラ、ジョブ実行制御、バックアップ連携など、サーバに導入される機能の情報を採取します。
Systemwalker Operation Managerクライアント機能、業務連携などの情報を採取します。
インストール関連、バックアップ関連、保守ツールなどの情報を採取します。
/o OutPath
採取した情報を格納するディレクトリをフルパスで指定します。OutPathは、50バイト以内で途中に空白は指定できません。
/c Comment
採取する情報にコメントを付けたい場合に指定します。Commentは、50バイト以内で途中に空白と“#”は指定できません。本オプションを省略した場合は、コメントには何も設定されません。
/w Count
情報を保存する世代数を指定します。Countは、1~10の範囲で指定してください。初期値は3世代が設定されています。
CD-ROM内のコマンドを使用する場合は、指定できません。
世代管理を行わない場合は、世代を1と設定してください。
なし
[保守情報収集ツール]ウィンドウが表示されます。Server Core環境の場合は、オプションなしで実行してください。
復帰値
復帰値 | 意 味 |
---|---|
0 | 正常終了 |
0以外 | 異常終了 |
コマンド格納場所
Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ |
CD-ROM | <CD-ROMドライブ>\tool\swcolinf |
実行に必要な権限/実行環境
システム管理者(Administratorsグループに属するユーザ)
Windows OS上で本コマンドを実行する場合、管理者権限で起動したコマンドプロンプト上で本コマンドを実行してください。
注意事項
ターミナルサーバ上で行う場合には、保守情報収集コマンド実行前に、システムのモードを“インストールモード”に変更する必要があります。モードの変更方法については、“Systemwalker Operation Manager 導入手引書”の“運用環境をバックアップ・リストアする”の章を参照してください。
このコマンドはサイレントのため、エラーがある場合は、以下のログに記述しています。
コマンドのオプションエラー:正しいオプションを指定してください。
Windowsディレクトリ\swcolinf.log |
その他のエラー:失敗したファイルを手動で格納先にコピーしてください。
情報格納先ディレクトリ\OperationManager\世代番号\swcolinf.log |
Systemwalker Centric Managerとの混在環境の場合は、バージョンが新しい製品の保守情報収集ツールを使用して古いバージョンの製品の資料採取を行ってください。
使用例1
サーバ機能とツールの情報を採取し、c:\tmpに格納します。
c:\win32app\mpwalker.jm\mpcmtool\swcolinf\swcolinf.exe /i server,tool |
使用例2
すべての機能の情報を採取し、コメントを付けてc:\tmpに格納します。
c:\win32app\mpwalker.jm\mpcmtool\swcolinf\swcolinf.exe /i all /o c:\tmp |
使用例3
Server Core環境において、GUIを利用して保守情報を収集します。
c:\win32app\mpwalker.jm\mpcmtool\swcolinf\swcolinf.exe |