Iterator (Parallel) Loopノードは、同時に複数のノードインスタンスを並行して生成します。Activityノード、Subprocessノード、およびChained-ProcessノードをIterator (Parallel) Loopノードとして定義できます。
Iterator (Parallel) Loopノードを定義する方法について説明します。
ActivityノードとSubprocessノードの場合
Iterator (Parallel) Loopノードとして定義したいノードを選択します。
[プロパティ]ビューの[一般]タブで、[Looping]の[Iterator (Parallel) Loop]を選択します。
[カウント]ドロップダウンリストで、INTEGER型のユーザ定義属性を選択します。選択されたユーザ定義属性の整数値は、生成するノードインスタンス数であるとみなされます。
Chained-Processノードの場合
Iterator (Parallel) Loopノードとして定義したいノードを選択します。
[プロパティ]ビューの[一般]タブを選択します。
[Iteratorの設定]の[カウント]ドロップダウンリストからINTEGER型のユーザ定義属性を選択します。選択されたユーザ定義属性の整数値は、生成するノードインスタンス数であるとみなされます。
注意
[Iterator (Parallel) Loop]の[カウント]ドロップダウンリストでユーザ定義属性を選択しない場合は、選択されたノードはIterator (Parallel) Loopノードとして定義されません。
Iterator (Parallel) Loopノードが生成するノードインスタンスの数は、[カウント]ドロップダウンリストで選択したユーザ定義属性の値となります。このユーザ定義属性に設定できる最大値は、ロールで指定される担当者の数に関係します。サーバ環境のセットアップ状態やシステム負荷に影響しますが、担当者数にノードインスタンス数をかけた値が2000を超えないようにしてください。例えば、担当者数が10の場合、ユーザ定義属性の値は200以内としてください。
Iterator (Parallel) Loopノードとして定義したActivityノードから引ける矢印(外向きの矢印)の数は1つだけです。
Iterator (Parallel) Loopノードとして定義したActivityノードに、トリガを設定することはできません。
Iterator (Parallel) Loopノードを無効にするには、[Looping]で[なし]を選択してください。
Iterator (Parallel) Loopは、3つの垂直の平行線で表現されます。Iterator (Parallel) Loopノードとして定義した、Activityノード、Subprocessノード、Chained-Processノードを以下に示します。
図6.22 Activityノード
図6.23 Subprocessノード
図6.24 Chained-Processノード