ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Runbook Automation 導入ガイド
Systemwalker

9.2 ポート番号の変更手順

ポート番号の変更手順について説明します。

なお、以降の手順で、

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号変更手順

Webサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を変更することはできません。一度、製品をアンインストールしたあと、再インストールしてください。インストール時にWebサーバ(Interstage HTTP Server)のポート番号を指定します。


Interstage管理コンソール用のポート番号変更手順

Interstage管理コンソール用のポート番号は、Interstage管理コンソールで変更します。変更手順の詳細については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。


運用管理用HTTPリスナーのポート番号変更手順

運用管理用HTTPリスナーのポート番号は、asadmin setサブコマンドで変更します。変更手順の詳細については、Interstage Application Server “システム設計ガイド”を参照してください。


ファイル転送基盤のポート番号重複時の設定

ファイル転送基盤では、ポート番号:9664を使用しています。業務サーバ環境でポート番号の重複が発生した場合には、変更する必要があります。変更は、変更対象の業務サーバと連携する管理サーバ、または中継サーバが連携対象としている業務サーバすべてに対して実施します。

業務サーバのポート番号の変更

【Windows】

Windowsシステムのインストールディレクトリ\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\SERVICES に記載している以下のポート番号を空ポート番号に変更します。

【Linux】【Solaris】

/etc/services に記載している以下のポート番号を空ポート番号に変更します。

dtranf02    9664/tcp            # FJSVlnkbs

  ポート番号は、1~65535の間で指定可能です。

管理サーバ・中継サーバのネットワーク定義の変更

ファイル転送基盤のネットワーク定義ファイルに記載しているポート番号に、業務サーバに設定したポート番号と同じ値を指定します。

  1. ネットワーク定義ファイル

    【Windows】

    • 管理サーバ

      [Systemwalker Runbook Automation管理サーバのインストールディレクトリ]\FJSVlnkbs\lnk02\gen\network_def.txt
    • 中継サーバ

      [Systemwalker Runbook Automation中継サーバのインストールディレクトリ]\FJSVlnkbs\lnk02\gen\network_def.txt

    【Linux】

    /opt/FJSVlnkbs/lnk02/GEN/network_def.txt
  2. ネットワーク定義ファイルを変更後、定義情報を反映させます

    【Windows】

    • 管理サーバ

      [Systemwalker Runbook Automation管理サーバのインストールディレクトリ]\FJSVlnkbs\lnk02\bin\f3jtlxgentrn.exe -i 02 [Systemwalker Runbook Automation管理サーバのインストールディレクトリ]\FJSVlnkbs\lnk02\gen\network_def.txt
    • 中継サーバ

      [Systemwalker Runbook Automation中継サーバのインストールディレクトリ]\FJSVlnkbs\lnk02\bin\f3jtlxgentrn.exe -i 02 [Systemwalker Runbook Automation中継サーバのインストールディレクトリ]\FJSVlnkbs\lnk02\gen\network_def.txt

    【Linux】

    /opt/FJSVlnkbs/lnk02/bin/f3jtlxgentrn -i 02 /opt/FJSVlnkbs/lnk02/GEN/network_def.txt
  3. ファイル転送基盤を再起動します

    【Windows】

    “Systemwalker File Transfer Library Control”サービスを再起動してください。

    【Linux】

    # service FJSVlnkbs stop
    # service FJSVlnkbs start

HTTPリスナーのポート番号変更手順

HTTPリスナーのポート番号は、asadmin setサブコマンドで変更します。変更手順の詳細については、Interstage Application Server “システム設計ガイド”を参照してください。


IIOPのポート番号変更手順

IIOPのポート番号は、asadmin setサブコマンドで変更します。変更手順の詳細については、Interstage Application Server “システム設計ガイド”を参照してください。


IIOP_SSLのポート番号変更手順

IIOP_SSLのポート番号は、asadmin setサブコマンドで変更します。変更手順の詳細については、Interstage Application Server “システム設計ガイド”を参照してください。


IIOP_MUTUALAUTHのポート番号変更手順

IIOP_MUTUALAUTHのポート番号は、asadmin setサブコマンドで変更します。変更手順の詳細については、Interstage Application Server “システム設計ガイド”を参照してください。


JMX_ADMINのポート番号変更手順

JMX_ADMINのポート番号は、asadmin setサブコマンドで変更します。変更手順の詳細については、Interstage Application Server “システム設計ガイド”を参照してください。


Interstage data storeのポート番号変更手順

Interstage data storeのポート番号は、omschangeportコマンドで変更します。変更手順の詳細については、Interstage Application Server “インストールガイド”を参照してください。

スケジュールのポート番号の変更

Systemwalker Runbook Automationがスケジュールで使用しているポート番号は、インストール時に指定することができます。インストール後に変更する場合は、以下の手順で変更します。

  1. Systemwalker Runbook Automationの停止
    以下のコマンドを実行します。

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_stop
  2. 【Windows】

    Windowsシステムのインストールディレクトリ\SYSTEM32\DRIVERS\ETC\SERVICES に記載している以下のポート番号を空ポート番号に変更します。

    【Linux】

    /etc/services に記載している以下のポート番号を空ポート番号に変更します。

    jobsch_winn(※)    9690/tcp   #SWRBA Jobsch subsystem
    mjsnetn(※)        9691/tcp   #SWRBA MpMjes subsystem

    ※: nはSystemwalker Runbook Automationが利用するサブシステム番号(デフォルトでは9番)です。

  3. Systemwalker Runbook Automationの起動
    以下のコマンドを実行します。

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_start

JMXサービスのポート番号変更手順

JMXサービスのポート番号は、以下の環境定義ファイルを修正して変更します。変更手順の詳細については、Interstage Application Server “システム設計ガイド”を参照してください。

【Windows】

[Interstage Application Serverのインストールディレクトリ]\jmx\etc\isjmx.xml

※ Interstage Application Serverのインストールディレクトリのデフォルトは、“C:\Fujitsu\Systemwalker\IAPS”になります

【Linux】

/etc/opt/FJSVisjmx/isjmx.xml

通信基盤のポート番号変更手順

通信基盤のポート番号は、以下の手順で変更します。

  1. 管理サーバの場合、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Runbook Automationを停止します。

    【Windows】

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_stop

    【Linux】

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_stop
  2. 以下のコマンドを実行し、エージェントを停止します。

    【Windows】

    "%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl" stop

    【Linux】

    /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl stop
  3. 以下のコマンドを実行し、ポート番号を変更します。

    • デフォルト値が18005のポート番号を19005に変更する場合

      【Windows】

      "%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncconf" --dtrans -a 19005

      【Linux】

      /opt/FJSVswnc/bin/swncconf --dtrans -a 19005
    • デフォルト値が18009のポート番号を19009に変更する場合

      【Windows】

      "%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncconf" --dtrans -c 19009

      【Linux】

      /opt/FJSVswnc/bin/swncconf --dtrans -c 19009
  4. 以下のコマンドを実行し、変更結果を確認します。

    【Windows】

    "%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncconf" --dtrans -v

    【Linux】

    /opt/FJSVswnc/bin/swncconf --dtrans -v

    以下の例の通り、3で指定したポート番号が表示されることを確認します。

    (例)

    >swncconf --dtrans -v
    Port number (HTTP server)        : 18444
    Port number (JServlet)           : 19005
    Port number (connector)          : 19009
    ・
    (省略)
    ・
  5. 以下のコマンドを実行し、エージェントを起動します。

    【Windows】

    "%F4AN_INSTALL_PATH%\F4ANswnc\bin\swncctrl" start

    【Linux】

    /opt/FJSVswnc/bin/swncctrl start
  6. 管理サーバの場合、以下のコマンドを実行し、Systemwalker Runbook Automationを起動します。

    【Windows】

    [Systemwalker Runbook Automation 管理サーバのインストールディレクトリ]\bin\swrba_start

    【Linux】

    /opt/FJSVswrbam/bin/swrba_start