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WSMGR for Web V7.2 使用手引書L20

24.3 F5AAINETCTLリファレンス

F5AAINETCTLオブジェクトで使用可能なメソッドとプロパティの一覧を示します。

メソッド名

機能

Init

スクリプトの動作環境の初期化
関連プロパティ: url, user, pw, icon, scope


プロパティ名

設定

参照

機能

url

WSMGR for Webの仮想ディレクトリのURL(絶対パス指定)

User

WSMGR for Webのユーザ名

Pw

WSMGR for Webのパスワード

Icon

接続アイコン名

Scope

対象とする接続アイコン(ユーザかグループか)

IsReady

初期化が完了しているかどうかを示すフラグ

IconCount

接続アイコンの個数

IconName

接続アイコン名


■init メソッド

スクリプトの動作環境の初期化

スクリプトを動作させるための初期化処理を行います。ここでは、次の初期化処理を行います。

●呼び出し形式

init()

●パラメータ

パラメータはありませんが、次の関連プロパティをあらかじめ設定してください。

プロパティ

説明

省略時の初期値

url

WSMGR for Webの仮想ディレクトリのURL

省略できません

User

WSMGR for Webのユーザ名

簡易シングルサインオンユーザ名または自動ログオンユーザ名

Pw

WSMGR for Webのパスワード

空白

Icon

使用する接続アイコン名

1番目の接続アイコン

Scope

対象とする接続アイコン
  ユーザ定義の接続アイコン:“user”
  グループ定義の接続アイコン:“group”

user

注意

iconプロパティに設定する接続アイコンの表示スタイルが「フレームウィンドウでエミュレータを表示」になっている場合、スクリプトによるエミュレータの制御ができないためinitメソッドでエラーを返します。管理ツールを使用して接続アイコンの表示スタイルを「ブラウザの中でエミュレータを表示する」に設定を変更してください。


●リターン値

正常の場合は0、エラーの場合は次の値になります。

説明

1

パラメータが不正です。ユーザ名、パスワード、接続アイコン名などを確認してください。

2

メモリ不足が発生しました。

12

エラーにより処理が異常終了しました。

24

表示スタイルがフレームウィンドウになっている接続アイコンは指定できません。

25

すでに同じ接続アイコンが起動しています。


■IsReady プロパティ

スクリプトが使用できる動作環境が整っているかどうかを示します。初期化が完了しているときはTRUE、完了していない場合はFALSEとなります。必ず、このプロパティで初期化が完了していることを確認して、F5AAUIMAINオブジェクトを初期化、実行してください。


■IconCountプロパティ

ユーザで利用可能な接続アイコンの個数を示します。initメソッドを使用して初期化が完了した後に参照できます。


■IconNameプロパティ

指定インデックスの接続アイコン名を示します。initメソッドを使用して初期化が完了した後に参照できます。


●JavaScriptを用いて記述した例

F5AAINETCTL.user = "user1";          // ユーザ名
F5AAINETCTL.pw = "password";         // パスワード
F5AAINETCTL.scope = "user";          // ユーザで定義された接続アイコンを対象
F5AAINETCTL.url = location.href + F5AAINETCTL.codeBase;

// 初期化
F5AAINETCTL.init();

// 接続アイコンの個数を取得
count = F5AAINETCTL.IconCount;

// 接続アイコン名を表示
for(i = 0; i < count; i++)
{
    alert(F5aaInetCtl.IconName(i)); 
}