使用できる関数の一覧を示します。これらの中には、パラメータが必要であったり、パラメータが省略されたときのデフォルト動作を持った関数が含まれます。
関数名 | 機 能 |
---|---|
Activate | アクティブセッションの設定 |
Add | 数値の加算 |
AddEscape | エスケープ文字の付加 |
And | 論理積 |
AppendArray | 配列の追加 (*1) |
Att | 文字列の連結 |
Bye | エミュレータの終了 |
ClearArray | 配列内容のクリア (*1) |
CmpText | 文字列の比較 |
CopyField | クリップボード、または内部バッファへの複写(フィールド) |
CopyLn | クリップボード、または内部バッファへの複写(行範囲) |
CopyRc | クリップボード、または内部バッファへの複写(矩形範囲) |
CopyScreen | クリップボード、または内部バッファへの複写(全画面) |
CrtBoolean | 論理値型変数・配列の作成 (*2) |
CrtInt | 整数型変数・配列の作成 (*2) |
CrtString | 文字列型変数・配列の作成 (*2) |
Dialog | ダイアログの表示 |
Div | 数値の除算 |
EnableKeyboard | マクロ実行時のキーボード/マウス入力の設定 |
EndDialog | ダイアログの終了 |
Exec | コマンドの実行 |
Exit | マクロの実行中止 |
Equ | 比較 |
GetEnvironmentVariable | 環境変数値の取得 |
GetError | エラー番号の取り出し |
GetLength | 文字列、または配列の長さ取得 (*2) |
GetList | 画面から一次元配列の取得 (*1) |
GetPrivateValue | スクリプト変数の取得 (*1) |
GetResult | 結果コードの取り出し |
GetString | 画面文字列の取得 |
GetTable | 画面から二次元配列の取得 (*1) |
InputBox | 入力メッセージボックスの表示 |
IsKeyboardLock | キーボードロック状態の確認 |
IsProtectPos | 入力禁止位置の確認 |
IsFieldTopPos | フィールド先頭位置の確認 |
IsFieldEndPos | フィールド最終位置の確認 |
IsNumField | 数字フィールドの確認 |
Large | 大なり比較 |
MsgBox | メッセージボックスの表示 |
Mul | 数値の乗算 |
Not | 論理反転 |
Or | 論理和 |
Paste | クリップボード、または内部バッファからの貼り付け |
PutValue | 変数・配列へ値を代入 (*2) |
Scan | 文字列検索 |
SetCursorPos | カーソル位置の設定 |
SetKeyUnlockTime | キーアンロック時間の設定 (*2) |
SetPrivateValue | スクリプト変数値の設定 (*1) |
SetWaitTime | 最大待ち時間の設定 |
Sleep | 指定時間実行を停止 |
Small | 小なり比較 |
Start | セッションの起動 |
Stop | セッションの終了 |
Sub | 数値の減算 |
Sur | 数値除算の剰余を取得 |
ToInt | 数字文字列の数値変換 |
ToString | 数値の文字列変換 |
Type | キーの入力 |
TypeKey | キーの1文字即時入力 |
Wait | ホストからの文字列待ち合わせ |
*1:HTMLモードでのみ利用可能な関数
*2:HTMLモードでのみ利用可能な指定のある関数
パラメータを省略する時は、後ろのパラメータから順番に省略できます。途中のパラメータを省略することはできません。
例) Type("ABC", 20, 10) ;省略なし Type("ABC") ;行と桁を省略
アクティブセッションの設定(LU切り替え)
アクティブセッションをディスプレイセッション1~4、またはプリンタセッションのいずれかに切り替えます。すでにアクティブの場合は、正常終了します。
●呼び出し形式
Activate(PathName)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
PathName | 接続パス名 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
Activate("DSP1") ; ディスプレイセッション1に切り替えます。
整数の加算
パラメータで指定された2つの整数値を加算します。
●呼び出し形式
Add(Val1, Val2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 整数 | 省略できません |
Val2 | 整数 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると演算結果の数値を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。リターン値が-1の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtInt(Val1, 10) ;変数「Val1」を定義し、値に10を代入します。 CrtInt(Result) ;変数「Result」を定義します。 PutValue(Result, Add(Val1, 10)) ;変数「Result」には演算結果の20が格納されます。
エスケープ文字の付加
パラメータで指定した文字列へ必要に応じてエスケープ文字を付加します。文字列を扱うマクロ関数(InputBox、Att、GetString)から返却された文字列にはエスケープ文字が付加されない場合があるため、他のマクロ関数(Type、Wait、MsgBox、InputBox、Equ、CmpText、Scan)で使用時に構文エラー(ERROR_SYNTAX)となることがあります。この場合、本関数でエスケープ文字を付加することができます。
●呼び出し形式
AddEscape(String)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
String | 文字列 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると必要に応じてエスケープ文字が付加された文字列を返します。パラメータに空文字列を指定した場合、およびエラーが発生した場合は空文字列を返します。リターン値が空文字列の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtString(Val1) ;「Val1」という文字列変数を定義します。 PutValue(Val1, GetString(1, 1, 1, 10)) ; 変数「Val1」へ文字列を取得します。 AddEscape(Val1) ; 変数「Val1」の文字列にエスケープ文字を付加します。
論理積
パラメータで指定された2つの数値を論理積(AND)演算します。
●呼び出し形式
And(Val1, Val2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 論理値、整数値 | 省略できません |
Val2 | 論理値、整数値 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると演算結果(TRUE、またはFALSE)を返します。パラメータに整数値が指定された場合、0をFALSE、0以外をTRUEとして返します。演算結果がFALSEの場合、またはエラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。演算結果がFALSEの場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
CrtBoolean(Val1, FALSE) ;「Val1」という論理型変数を定義します。 CrtBoolean (Val2, FALSE) ;「Val2」という論理型変数を定義します。 PutValue(Val1, Large(20, 30)) ;「20 > 30」の結果を「Val1」に代入します。 PutValue(Val2, Small(5, 10)) ;「5 < 10」の結果を「Val2」に代入します。 And(Val1, Val2) ; 変数「Val1」と「Val2」の論理積を求めて、FALSEと返却します。
配列の追加
第一パラメータに指定した配列の末尾に、第二パラメータで指定した配列を追加します。各パラメータに指定する配列が二次元配列の場合は、配列を構成する列の要素数が同一である必要があります。
二次元配列に一次元配列を追加した場合は、二次元配列の一次元目の末尾(行要素)に指定した配列が追加されます。本関数はHTMLモードでのみ利用可能です。
●呼び出し形式
AppendArray(Array1, Array2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Array1 | 配列 | 省略できません |
Array2 | 配列 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtString(Array1[][]) ;「Array1」という文字列二次元配列を定義します。 CrtString(Array2[][]) ;「Array2」という文字列二次元配列を定義します。 PutValue(Array1, GetTable()) ; 画面からテーブルを取得して、「Array1」に保存します。 Type("[ENTER]") ; ENTERをホストに送信して、画面を更新します。 PutValue(Array2, GetTable()) ; 画面からテーブルを取得して、「Array2」に保存します。 AppendArray (Array1, Array2) ;「 Array2」を「Array1」の後ろにつけます。
文字列の連結
第一パラメータで指定した文字列と第二パラメータで指定した文字列を連結します。
●呼び出し形式
Att(String1, String2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
String1 | 文字列 | 省略できません |
String2 | 文字列 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると連結後の文字列を返します。両方のパラメータに空文字列を指定した場合、およびエラーが発生した場合は空文字列を返します。リターン値が空文字列の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtString(Val1, "ABC") ;「Val1」という文字列変数を定義します。 PutValue(Val1, Att(Val1, "DEF")) ; 変数「Val1」に"DEF"を連結して、"ABCDEF"と返却します。
エミュレータの終了
エミュレータを終了します。接続アイコンの表示スタイルが「ブラウザの中でエミュレータを表示する」の場合は、表示ページを1つ戻すことによりエミュレータを終了します。(「戻る」ボタンを押すのと同等)
セッションが起動されている場合は、すべてのセッションを強制終了してからブラウザを終了します。
セッションが起動している場合、プロパティの設定に従って警告ダイアログを表示します。警告ダイアログでキャンセルした場合は、セッションの終了は中断され終了は行いません。
接続アイコンの表示スタイルが「ブラウザの中でエミュレータを表示する」の場合、戻り先のページがない場合はブラウザを終了します。ただし、HTMLのフレームを使用している場合、エミュレータを表示した後でページ移動が発生するとByeメソッドを実行しても移動する前のページに戻るためエミュレータを終了できません。この場合、window.openメソッドを使用してエミュレータが表示されているフレームのページを他のページに切り替えることでエミュレータを終了させることができます。
●呼び出し形式
Bye(ResultCode)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
ResultCode | 意味をもちません | 省略できません |
●使用例
Bye(0)
配列内容のクリア
指定された配列の内容をクリアします。本関数はHTMLモードでのみ利用可能です。
●呼び出し形式
ClearArray(Array)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Array | 配列 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtString(Array1[][]) ;「Array1」という文字列二次元配列を定義します。 PutValue(Array1, GetTable()) ; 画面からテーブルを取得して、「Array1」に保存します。 ClearArray(Array1) ;「Array1」の内容をクリアします。
文字列の比較
ホスト画面受信バッファの指定位置と指定文字列を比較します。比較結果はリターン値で確認できます。
●呼び出し形式
CmpText(Text, Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Text | 比較する文字列 | 省略できません |
Row | 比較開始行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 比較開始桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
文字列が一致した場合はTRUEを返します。文字列が一致しなかった場合やエラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
IF( CmpText("A") ) MsgBox("現在カーソルは A の上にあります") ELSE MsgBox("現在カーソルは A 以外の上にあります") ENDIF
クリップボード、または内部バッファへの複写(フィールド)
指定位置のフィールド内範囲を、HTMLモードの場合は内部バッファ、ActiveXモードの場合はクリップボードへ複写します。内部バッファ、およびクリップボードには、CF_TEXT形式のデータが置かれます。
●呼び出し形式
CopyField(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row | 複写フィールド行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 複写フィールド桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
クリップボード、または内部バッファへの複写(行範囲)
指定位置で囲まれる行範囲を、HTMLモードの場合は内部バッファ、ActiveXモードの場合はクリップボードへ複写します。内部バッファ、およびクリップボードには、CF_TEXT形式のデータが置かれます。
●呼び出し形式
CopyLn(Row1, Col1, Row2, Col2)
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row1 | 複写範囲開始行位置(1~24) | 1 |
Col1 | 複写範囲開始桁位置(1~80) | 1 |
Row2 | 複写範囲終了行位置(1~24) | 24 |
Col2 | 複写範囲終了桁位置(1~80) | 80 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
クリップボード、または内部バッファへの複写(矩形範囲)
指定位置で囲まれる矩形範囲を、HTMLモードの場合は内部バッファ、ActiveXモードの場合はクリップボードへ複写します。内部バッファ、およびクリップボードには、CF_TEXT、CF_BITMAP、CF_METAFILEPICT形式のデータが置かれます。
●呼び出し形式
CopyRc(Row1, Col1, Row2, Col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row1 | 複写範囲開始行位置(1~24) | 1 |
Col1 | 複写範囲開始桁位置(1~80) | 1 |
Row2 | 複写範囲終了行位置(1~24) | 24 |
Col2 | 複写範囲終了桁位置(1~80) | 80 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
クリップボード、または内部バッファへの複写(全画面)
全画面範囲を、HTMLモードの場合は内部バッファ、ActiveXモードの場合はクリップボードへ複写します。内部バッファ、およびクリップボードには、CF_TEXT形式のデータが置かれます。
●呼び出し形式
CopyScreen()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
論理値型変数・配列の作成
論理値型の変数または配列を新しく定義します。定義する変数を指定値で初期化することも可能です。
配列の定義はHTMLモードでのみ利用可能です。
●呼び出し形式
CrtBoolean(Val, Initval) CrtBoolean(Array[]) CrtBoolean(Array[][])
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val | 作成する変数または配列名 | 省略できません |
Array | 作成する配列名 | 省略できません |
Initval | 変数を初期化する論理値(TRUE、またはFALSE) 、または整数 | FALSE |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtBoolean(Val, TRUE) ; 変数「Val」をTRUEで初期化して定義します。 CrtBoolean(Array1[][]) ; 二次元配列型の変数「Array1」を定義します。
整数型変数・配列の作成
整数型の変数または配列を新しく定義します。定義する変数を指定値で初期化することも可能です。
配列の定義はHTMLモードでのみ利用可能です。
●呼び出し形式
CrtInt(Val, Initval) CrtInt(Array[]) CrtInt(Array[][])
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val | 作成する変数または配列名 | 省略できません |
Array | 作成する配列名 | 省略できません |
Initval | 変数を初期化する10進数の整数値 | 0 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtInt(Val, 65535) ; 変数「Val」を65535で初期値して定義します。 CrtInt(Array[][]) ; 二次元配列型の変数「Array」を0で初期化して定義します。
文字列型変数・配列の作成
文字列型の変数または配列を新しく定義します。定義する変数を指定値で初期化することも可能です。
指定する初期値の文字列は(")ダブルコートで囲む必要があります。
配列の定義はHTMLモードでのみ利用可能です。
●呼び出し形式
CrtString(Val, Initval) CrtString(Array[]) CrtString(Array[][])
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val | 作成する変数または配列名 | 省略できません |
Array | 作成する配列名 | 省略できません |
Initval | 変数を初期化する文字列 | "" (空文字列) |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtString(Val, "VALUE") ; 変数「Val」を"VALUE"で初期化して定義します。 CrtString(Array[][]) ; 二次元配列型の変数「Array」を""で初期化して定義します。
ダイアログの表示
ダイアログテンプレートに従ってダイアログを表示します。ダイアログが終了するまでこの関数は制御を戻しません。ダイアログを終了するには【メニュー】+【F4】キーを押すか、EndDialog関数を呼び出すことによって終了します。
●呼び出し形式
Dialog(Template)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Template | ダイアログテンプレート名 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がTRUEの場合はGetResult関数を使ってダイアログ処理結果を調べることができます。【メニュー】+【F4】キーを押して終了した場合、ダイアログ処理結果は0になります。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
数値の除算
第一パラメータで指定した数値を第二パラメータで指定した数値で除算します。演算結果が整数にならない場合は小数点以下を切り捨てた整数値を返します。
●呼び出し形式
Div(Val1, Val2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 除算される整数値 | 省略できません |
Val2 | 除算する整数値 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると演算結果を返します。リターン値が-1の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
演算の結果として-1が返る場合もあります。この場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
CrtInt(Val1, 10) ; 変数「Val1」を定義(初期値に10を代入)します。 PutValue(Val1, Div(Val1, 10)) ; 変数「Val1」の値を10で除算して1を返却します。
マクロ実行時のキーボード/マウス入力の設定
マクロ実行時にディスプレイエミュレータへのキーボードやマウスによる入力を許可、または禁止します。本関数を使用しない場合のマクロ実行時の入力は禁止です。
マクロ実行時の入力を許可した場合、マクロ実行中の【Esc】キーの入力はマクロ実行中止の動作ではなく、エミュレータキーに割り当てられたキー(標準で割り当てられるキーはRESETキー)として動作します。また、マクロ実行キーは入力しても無視されます。
本マクロはActiveXモードの利用時のみ使用できます。
●呼び出し形式
EnableKeyboard(Val)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時のデフォルト値 |
---|---|---|
Val | 入力許可時の指定(TRUE) | 省略できません |
入力禁止時の指定(FALSE) | 省略できません |
●リターン値
ありません
ダイアログの終了
表示中のダイアログを終了させます。パラメータを1つ持ちダイアログの処理結果を表します。この値はダイアログを終了後にGetResult関数を使って調べることができます。
●呼び出し形式
EndDialog(ResultCode)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
ResultCode | 処理結果コード | 0 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
子プロセスの起動
プログラムを呼び出します。呼び出したプログラムの終了を待たずにこの関数は制御を戻します。プログラムの起動結果はGetResult関数で調べることができます。
本マクロはActiveXモードの利用時のみ使用できます。
●呼び出し形式
Exec(CmdLine)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
CmdLine | コマンドライン | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
Exec("CMD /c copy import.txt a:")
マクロの実行中止
実行中のマクロを中止します。
●呼び出し形式
Exit()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
比較
2つのパラメータの値を比較します。比較するパラメータに異なる型は指定できません。配列の比較は配列数と要素の両方を比較します。
●呼び出し形式
Equ(Val1, Val2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 比較する第1パラメータ | 省略できません |
Val2 | 比較する第2パラメータ | 省略できません |
●リターン値
2つのパラメータの値が等しい場合はTRUEを返します。値が等しくない場合、またはエラーの場合や型が一致していない場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。比較結果が等しくない場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
キー入力でキー入力禁止エラーだった場合に、リセットキーで入力禁止状態を解除しています。
Type("ABC") IF( Equ(GetError(), ERROR_DNYKEY) ) Type("[RESET]") ENDIF
環境変数値の取得
OSに登録された環境変数、またはWSMGR for Webの環境変数を取得します。
OSの環境変数は使用するWindowsアカウントの権限によって参照できる値が異なる場合があります。
●呼び出し形式
GetEnvironmentVariable(Name)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Name | 環境変数名 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると、指定された環境変数名で取得した文字列を返します。環境変数名が存在しない場合、またはエラーが発生した場合は空文字列を返します。リターン値が空文字列の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。環境変数名が存在しない場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
GetEnvironmentVariable("WSMGR_USERNAME")
エラー番号の取得
関数がエラー終了したときのエラー番号を取得します。エラーが発生していない場合はERROR_NONEを返します。
●呼び出し形式
GetError()
●パラメータ
ありません
●リターン値
エラーが発生していない場合はERROR_NONEを、エラーが発生している場合はそのエラー番号を返します。ERROR_NONEは 0 です。
値 | 意 味 |
---|---|
ERROR_NONE | エラーはありません。 |
ERROR_NOMEMORY | メモリ不足が発生しました。 |
ERROR_NOTCNCT | ホストと接続されていません。 |
ERROR_TIMEOUT | タイムアウトが発生しました。 |
ERROR_DNYKEY | キー入力禁止でした。 |
ERROR_NOSCAN | 文字列が見つかりませんでした。 |
ERROR_INVPARAM | パラメータが不正です。 |
ERROR_INVKEY | Type関数で無効なキーが指定されました。 |
ERROR_ABORT | セッションが異常終了しました。 |
ERROR_INVPATHNAME | 接続パス名が不正です。 |
ERROR_FILENOTEXIST | Exec関数で指定されたプログラムが見つかりません。 |
ERROR_NOEXEC | Exec関数で指定されたプログラムが実行できませんでした。 |
ERROR_CANTSTART | Start関数でセッションが起動できませんでした。 |
ERROR_CANTSTOP | Stop関数でセッションが終了できませんでした。 |
ERROR_NOTSTART | セッションが未起動です。 |
ERROR_NOSUPPORT | 未サポート関数が呼び出されました。 |
ERROR_SYNTAX | パラメータに構文エラーがあります。 |
ERROR_PARAMTYPE | パラメータが論理値と整数ではありません。 |
ERROR_OVERFLOW | 演算結果が整数の範囲を超えます。 |
ERROR_LENGTH | 文字列は4096半角文字、または2048全角文字を超過します。 |
ERROR_DIV0 | 0で割ろうとしています。 |
ERROR_NODEFINE | 関数所属の有効範囲に指定された変数が定義されていません。 |
ERROR_SCRIPT | 添字は0より小さい、また要素数以上になります。 |
ERROR_INVALIDNAME | 変数名は命名規約に違反します。 |
ERROR_REDEFINED | 変数の定義が重複になります。 |
ERROR_BUFFEROVER | 連結後文字列が4096半角文字、または2048全角文字を超過します。 |
ERROR_TOINT | 使用できない文字を含む文字列をパラメータとして指定しました。 |
ERROR_INVPARAM | 行は1~24以外、または列は1~80以外の値で指定されています。 |
ERROR_OPTION | 入力文字の表示方法は、"INDICATE"、"PASSWORD"(、"SUSPEND")以外の値で設定されます。 |
ERROR_NOMATCH | 二次元配列の列要素数が一致しません。 |
ERROR_BLOCK | 制御文のスタートとエンドがマッチしていない場合発生します。 |
ERROR_INTERNAL | プログラムの内部処理でエラーが発生しました。 |
ERROR_ARRAYSIZE | 配列の定義で、指定された要素数が整数ではありません、またそのサイズは正しくありません。 |
ERROR_NOENVIRONMENT | 指定された環境変数が定義されていません。 |
文字列または配列の長さ取得
指定された文字列、または配列の長さを取得します。文字列の場合は文字数、一次元配列の場合は配列の要素数、二次元配列の場合は行要素数を返します。配列の指定はHTMLモードでのみ利用可能です。
●呼び出し形式
GetLength(Val)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val | 文字列、配列 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると文字列、または配列の長さを返します。エラーが発生した場合は-1を返します。リターン値が-1の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtString(Array[][]) ;「Array」という文字列型二次元配列を定義します。 PutValue(Array[9][19], "X") ; 要素Array[9][19]に"X"を設定します。 GetLength(Array) ; Arrayのレングスを取得して、20を返却します。 GetLength(Array[2]) ; Array [2]のレングスを取得して、10を返却します。 GetLength(Array[2][3]) ; Array [2][3]のレングスを取得して、2を返却します。
画面から一次元配列を取得
ディスプレイエミュレータ画面上の指定した範囲に含まれるフィールドの文字列を一次元配列として取得します。取得した文字列の前後にある空白(半角および全角)やタブ文字は削除されます。指定する範囲は、開始行桁のみを指定、またはすべて省略することも可能です。
本関数はHTMLモードでのみ利用可能です。
●呼び出し形式
GetList(Row1, Col1, Row2, Col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row1 | 範囲の開始行位置(1~24) | 1 |
Col1 | 範囲の開始桁位置(1~80) | 1 |
Row2 | 範囲の終了行位置(1~24) | 24 |
Col2 | 範囲の終了桁位置(1~80) | 80 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると一次元配列を返します。文字列がフィールドに存在しない場合、またはエラーが発生した場合は空文字列を返します。リターン値が空文字列の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。文字列がフィールドに存在しない場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
CrtString(Array1[]) ;「Array1」という文字列一次元配列を定義します。 CrtString(Array2[]) ;「Array2」という文字列一次元配列を定義します。 PutValue(Array1, GetList()) ; 画面からリストを取得して、「Array1」に保存します。 Type("[ENTER]") ; ENTERをホストに送信して、画面を更新します。 PutValue(Array2, GetList()) ; 画面からリストを取得して、「Array2」に保存します。 AppendArray (Array1, Array2) ;「Array2」を「Array1」の後ろ追加します。
スクリプト変数の取得
SetPrivateValue関数でマクロに保存されたスクリプト変数を取得します。
本関数はHTMLモードでのみ利用可能です。
●呼び出し形式
GetPrivateValue(name)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
name | 文字列で指定されたスクリプト変数名 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると取得されたスクリプト変数値を返します。エラーが発生した場合は空文字を返します。リターン値が空文字の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
SetPrivateValue("val1", 100) ;スクリプト変数「val1」に100を格納します。
GetPrivateValue("val1") ;スクリプト変数「val1」の値を取得します。
結果コードの取得
EndDialogで返された値、またはExec関数によって実行されたコマンドの起動結果を取得します。
●呼び出し形式
GetResult()
●パラメータ
ありません
●リターン値
結果コードを表します。
画面文字列の取得
ディスプレイエミュレータ画面上の指定した範囲に表示中の文字列を取得します。取得した文字列の前後にある空白(半角および全角)やタブ文字は削除されます。
指定範囲の終了行桁を省略した場合は、エミュレータ画面の最大行桁までの文字列を取得します。指定範囲をすべて省略した場合は現在のカーソル位置から、エミュレータ画面の最大行桁までの文字列を取得します。
注意
指定した位置が全角文字の前半または後半の場合、その文字は取得されません。
●呼び出し形式
GetString(Row1, Col1, Row2, Col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row1 | 範囲の開始行位置(1~24) | 1 |
Col1 | 範囲の開始桁位置(1~80) | 1 |
Row2 | 範囲の終了行位置(1~24) | 24 |
Col2 | 範囲の終了桁位置(1~80) | 80 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると取得した文字列を返します。文字列が存在しない場合、またはエラーが発生した場合は空文字を返します。リターン値が空文字の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。文字列が存在しない場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
CrtString(String1) ;「String1」という文字列変数を定義します。 PutValue(String1, GetString(1, 1, 1, 10)); 1行1桁から1行10桁に含まれる文字列を取得して、変数へ保存します。
画面から二次元配列の取得
ディスプレイエミュレータ画面上の指定した範囲に存在するフィールドの内容を文字列の二次元配列として取得します。取得した文字列の前後にある空白(半角および全角)やタブ文字は削除されます。
本関数はHTMLモードでのみ利用可能です。
●呼び出し形式
GetTable(Row1, Col1, Row2, Col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row1 | 範囲の開始行位置(1~24) | 1 |
Col1 | 範囲の開始桁位置(1~80) | 1 |
Row2 | 範囲の終了行位置(1~24) | 24 |
Col2 | 範囲の終了桁位置(1~80) | 80 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると取得した文字列を二次元配列で返します。文字列が存在しない場合、またはエラーが発生した場合は空文字を返します。リターン値が空文字の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。文字列が存在しない場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
CrtString(Array1[][]) ;「Array1」という文字列二次元配列を定義します。 CrtString(Array2[][]) ;「Array2」という文字列二次元配列を定義します。 PutValue(Array1, GetTable()) ; 画面からテーブルを取得して、「Array1」に保存します。 Type("[ENTER]") ; ENTERをホストに送信して、画面を更新します。 PutValue(Array2, GetTable()) ; 画面からテーブルを取得して、「Array2」に保存します。 AppendArray (Array1, Array2) ;「Array2」を「Array1」の後ろに追加します。
入力メッセージボックスの表示
入力領域を持つメッセージボックスを表示し、マクロ実行中に入力を行うことができます。メッセージボックスの表示中はマクロの実行を一時停止します。入力領域の長さは1~100文字まで指定可能です。入力領域はパラメータで入力文字の表示方法を指定できます。"PASSWORD"を指定すると入力した文字が"*"で表示されます。"INDICATE"または何も指定しない場合は入力した文字をそのまま表示します。メッセージボックスのボタンスタイルは"OK"固定です。
●呼び出し形式
InputBox(Title, Message, InputLength, Option)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Title | メッセージボックスのタイトル文字列 | 省略できません |
Message | メッセージボックスに表示するメッセージ文字列 | 省略できません |
InputLength | 入力領域の長さ(1~100) | 省略できません |
Option | 入力文字の表示方法 | INDICATE |
●リターン値
関数の呼び出しに成功し、入力文字があると入力された文字列を返します。文字列が存在しない場合、またはエラーが発生した場合は空文字を返します。リターン値が空文字の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。文字列が存在しない場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
InputBox("パスワード", "パスワードを入力してください", 20, "PASSWORD"); パスワード入力ボックスを表示
キーボードロック状態の確認
現在キー入力禁止状態か確認します。
●呼び出し形式
IsKeyboardLock()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数を呼び出した時にキー入力禁止だったらTRUEを返します。キー入力可能ならばFALSEを返します。
●使用例
IF( IsKeyboardLock() ) MsgBox("キー入力できない状態です") ENDIF
入力禁止位置の確認
指定位置がキー入力禁止位置か確認します。
●呼び出し形式
IsProtectPos(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row | 確認行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 確認桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数を呼び出した時に指定位置がキー入力禁止位置だったらTRUEを返します。キー入力可能位置ならばFALSEを返します。
●使用例
IF( IsProtectPos(2, 10) ) MsgBox("2 行 10桁目は、 キー入力禁止位置です") ENDIF
フィールド先頭位置の確認
指定位置がフィールドの先頭位置か確認します。
●呼び出し形式
IsFieldTopPos(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row | 確認行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 確認桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数を呼び出した時に指定位置がフィールドの先頭位置だったらTRUEを返します。
それ以外の位置、またはアトリビュート文字位置ならばFALSEを返します。
不定様式画面のときは、1行1桁目がフィールドの先頭位置として扱われます。
●使用例
IF( Not( IsFieldTopPos() ) ) TypeKey("[BACKTAB]") ; フィールドの先頭へカーソルを移動 ENDIF
フィールド最終位置の確認
指定位置がフィールドの最終位置か確認します。
●呼び出し形式
IsFieldEndPos(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row | 確認行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 確認桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数を呼び出した時に指定位置がフィールドの最終位置だったらTRUEを返します。
それ以外の位置、またはアトリビュート文字位置ならばFALSEを返します。
不定様式画面のときは、24行80桁目がフィールドの最終位置として扱われます。
数字フィールドの確認
指定位置のフィールドが数字フィールドか確認します。
●呼び出し形式
IsNumField(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row | 確認行位置(1~24) | カーソル位置 |
Col | 確認桁位置(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数を呼び出した時に指定位置のフィールドが数字フィールドだったらTRUEを返します。それ以外ならばFALSEを返します。
大なり比較
第一パラメータで指定した値が第二パラメータで指定した値より大きいかを比較します。比較するパラメータに異なる型は指定できません。
●呼び出し形式
Large(Val1, Val2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 整数、または文字列 | 省略できません |
Val2 | 整数、または文字列 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功し、第一パラメータの値が第二パラメータの値より大きい場合はTRUEを返します。第一パラメータの値が第二パラメータの値より小さい場合や等しい場合、およびエラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。第一パラメータの値が第二パラメータの値より小さい場合や等しい場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
CrtInt(Val1, 20) ; 変数「Val1」を定義(初期値に20を代入)します。 Large(Val1, 10) ; 変数「Val1」の値と10を比較しTRUEを返却します。
メッセージボックスの表示
指定されたメッセージを表示しボタンが押されるまでポーズします。表示されるボタンはスタイルによって指定できます。
●呼び出し形式
MsgBox(Text, Style)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Text | 表示する文字列 | 省略できません |
Style | OK、OKCANCEL、YESNOのいずれかを指定します。 | OKスタイルを持ちます |
●リターン値
スタイルと押されたボタンによって次の値が返されます。
スタイル | 押されたボタン | リターン値 |
---|---|---|
OK | [OK] | TRUE |
OKCANCEL | [OK] | TRUE |
[キャンセル] | FALSE | |
YESNO | [はい] | TRUE |
[いいえ] | FALSE |
●使用例
MsgBox("メッセージを表示します") MsgBox("選択してください", YESNO)
数値の乗算
パラメータで指定した2つの整数値を乗算します。
●呼び出し形式
Mul(Val1, Val2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 整数 | 省略できません |
Val2 | 整数 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると演算結果を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。リターン値が-1の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtInt(Val1, 20) ; 変数「Val1」を定義(初期値に20を代入)します。 PutValue(Val1, Mul(Val1, 10)) ; 乗算した結果200を返却します。
論理反転
パラメータの値を論理反転します。TRUE(真)はFALSE(偽)に、FALSEはTRUEになります。
●呼び出し形式
Not(Val)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val | 論理値、整数値 | 省略できません |
●リターン値
反転結果を返します。パラメータに整数値が指定された場合、0をTRUE、0以外をFALSEとして返します。演算結果がFALSEの場合、またはエラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。演算結果がFALSEの場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
IF( Not( 0 ) ) MsgBox("0 の反転は TRUE です。") ENDIF
論理和
パラメータで指定した2つの値を論理和(OR)演算します。
●呼び出し形式
Or(Val1, Val2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 論理値、整数 | 省略できません |
Val2 | 論理値、整数 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると演算結果(TRUE、またはFALSE)を返します。パラメータに整数値が指定された場合、0をFALSE、0以外をTRUEとして返します。演算結果がFALSEの場合、またはエラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。演算結果がFALSEの場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
CrtBoolean(Val1, FALSE) ;「Val1」という論理型変数を定義します。 CrtBoolean(Val2, FALSE) ;「Val2」という論理型変数を定義します。 PutValue(Val1, Large(20, 30)) ;「20 > 30」の結果を「Val1」に代入します。 PutValue(Val2, Small(5, 10)) ;「5 < 10」の結果を「Val2」に代入します。 Or(Val1, Val2) ; 変数「Val1」と「Val2」の論理和を求めて、TRUEと返却します。
クリップボード、または内部バッファからの貼り付け
クリップボード、またはエミュレータの内部バッファの内容を現在のカーソル位置へ貼り付けます。キー入力禁止状態のときはエラー復帰します。
HTMLモードの場合、複写したデータの貼り付けが行えるのは、HTMLモードのエミュレータ間のみです。
●呼び出し形式
Paste()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
;; ;; 現在のフィールドにあるデータを次のフィールドに複写します ;; CopyField() TypeKey("[TAB]") TypeKey("[ERASEEOF]") Paste()
変数・配列へ値を代入
定義済みの変数への値の代入、配列から配列への値コピーが可能です。配列間のコピーはHTMLモードでのみ利用可能です。
注意
未定義の変数または配列は指定できません。
代入する値と代入先の変数の型は一致している必要があります。
配列間のコピーではコピー先の要素を上書きします。
●呼び出し形式
PutValue(Val1, Value) PutValue(Array1[Index], Value) PutValue(Array1[Index1][Index2], Value) PutValue(Array1, Array2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 代入先の変数名 | 省略できません※ |
Index | 変数が一次元配列の場合の代入先のインデックス値(0以上の整数) | 省略できません※ |
Index1 | 変数が二次元元配列の場合の代入先の行インデックス値(0以上の整数) | 省略できません※ |
Index2 | 変数が二次元元配列の場合の代入先の列インデックス値(0以上の整数) | 省略できません※ |
Value | 変数への代入値(整数、文字列、論理値) | 省略できません※ |
Array1 | コピー先の配列 | 省略できません※ |
Array2 | コピー元の配列 | 省略できません※ |
※パラメータの組み合わせにより必要なパラメータが決まります。
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtInt(Val, 10) ;「Val」という整数型変数を定義して、10で初期化します。 PutValue(Val, 20) ; 変数「Val」に20を代入します。 CrtString(Array1[]) ;「Array1」という文字列型一次元配列を定義します。 PutValue(Array1[10], "STRING") ;「Array1[10]」に文字列"STRING"を代入します。 CrtString(Array2[][]) ;「Array2」という文字列型二次元配列を定義します。 PutValue(Array2[10][10], "STR") ;「Array2[10][10]」に"STR"を代入します。 CrtString(Array3[][]) ;「Array3」という文字列型二次元配列を定義します。 PutValue(Array3, Array2) ;「Array3」を「Array2」で上書きします。
文字列検索
ホスト画面受信バッファに指定文字列が存在するかを調べます。検索結果はリターン値で確認できます。
●呼び出し形式
Scan(Text, Row1, Col1, Row2, Col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Text | 検索する文字列 | 省略できません |
Row1 | 検索開始行位置(1~24) | 1 |
Col1 | 検索開始桁位置(1~80) | 1 |
Row2 | 検索終了行位置(1~24) | 24 |
Col2 | 検索終了桁位置(1~80) | 80 |
●リターン値
文字列が見つかった場合はTRUEを返します。文字列が見つからなかった場合やエラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。文字列が見つからなかった場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
IF( Scan("TSSX") ) MsgBox("ログオンが完了しました") ELSE MsgBox("ログオンは完了していません") ENDIF
カーソル位置の設定
カーソル位置を指定位置へ移動します。キー入力禁止状態のときはエラー復帰します。
●呼び出し形式
SetCursorPos(Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Row | カーソル行(1~24) | 省略できません |
Col | カーソル桁(1~80) | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
キーアンロックタイムの設定
キーアンロックタイムは、キーボードロック中に一瞬ロックが解除されることがあるため、この解除を本来の解除としないようにタイミングをとるための時間です。未設定の場合の初期値は1秒です。
キー入力が可能かどうかはキーボードロックの解除後キーアンロックタイムだけ待ち、なおキーボードロック解除状態が続いていればキー入力可能と判断します。逆にキーアンロックタイム待ち中にキーボードロックになれば、はじめからキーボードロックの解除を待ちます。関数呼び出し時にすでにキーボードロックが解除されていてもキーアンロック時間だけ待ちます。
●呼び出し形式
SetKeyUnlockTime(Second, MiliSecond)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Second | キーアンロックタイムを秒で指定します。 | 省略できません |
MiliSecond | キーアンロックタイムをミリ秒で指定します。Secondで指定された秒に加算します。 | 0 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
SetKeyUnlockTime(2)
●参照
次の関数でキーアンロックタイムが使用されます。
Type関数 Wait関数
スクリプト変数値の設定
ユーザースクリプトからマクロ機能を使用する場合、本関数を利用してスクリプト変数値をマクロに保存します。保存されたスクリプト変数値はGetPrivateValue関数で取得できます。
本関数はHTMLモードでのみ利用可能です。
●呼び出し形式
SetPrivateValue(Val, Value)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val | 文字列で指定されたスクリプト変数名 | 省略できません |
Value | スクリプト変数に代入される設定値 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
SetPrivateValue("val1", 100) ;スクリプト変数に100を格納します。
最大待ち時間の設定
Type関数、Wait関数の最大待ち時間を設定します。未設定の場合の初期値は20秒です。
●呼び出し形式
SetWaitTime(Second)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Second | (1~65535) | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
SetWaitTime(2)
●参照
次の関数で最大待ち時間が使用されます。
Type関数 Wait関数
指定時間実行を停止
指定時間だけマクロの実行を一時的に停止します。
●呼び出し形式
Sleep(Second)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Second | スリープ時間を秒で指定します。 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
Sleep(2)
小なり比較
第一パラメータで指定した値が第二パラメータで指定した値より小さいかを比較します。比較するパラメータに異なる型は指定できません。
●呼び出し形式
Small(Val1, Val2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 整数値、文字列 | 省略できません |
Val2 | 整数値、文字列 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功し、第一パラメータの値が第二パラメータの値より小さい場合はTRUEを返します。第一パラメータの値が第二パラメータの値より大きい場合や等しい場合、およびエラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。第一パラメータの値が第二パラメータの値より大きい場合や等しい場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
CrtInt(Val1, 10) ; 変数「Val1」を定義(初期値に20を代入)します。 Small(Val1, 20) ; 変数「Val1」の値と20を比較しTRUEを返却します。
セッションの起動
指定の接続パス名のセッションを起動します。
●呼び出し形式
Start(PathName)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
PathName | 接続パス名 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
Start("DSP1") ; ディスプレイセッション1を起動
セッションの終了
アクティブセッションを終了します。
●呼び出し形式
Stop()
●パラメータ
ありません
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
Stop()
数値の減算
第一パラメータで指定した整数値から第二パラメータで指定した整数値を減算します。
●呼び出し形式
Sub(Val1, Val2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 減算される整数値 | 省略できません |
Val2 | 減算する整数値 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると演算結果を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。リターン値が-1の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtInt(Val1, 10) ; 変数「Val1」を定義(初期値に10を代入)します。 PutValue(Val1, Sub(Val1, 10)) ; 変数「Val1」から10を減算して0を返却します。
数値除算の剰余を取得
第一パラメータで指定した整数値を第二パラメータで指定した整数値で除算し、剰余を返却します。
●呼び出し形式
Sur(Val1, Val2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val1 | 除算される整数値 | 省略できません |
Val2 | 除算する整数値 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると演算結果の剰余を返します。剰余がない場合は0を返します。エラーが発生した場合は-1を返します。リターン値が-1の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtInt(Val1, 11) ; 変数「Val1」を定義(初期値に11を代入)します。 PutValue(Val1, Sur(Val1, 10)) ; 変数「Val1」の値を10で除算して余り1を返却します。
数字文字列の数値変換
パラメータに指定された数字文字列を数値に変換します。文字列で小数が表現されている場合は小数点以下を切り捨て、整数値のみを返します。
●呼び出し形式
ToInt(String)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
String | 文字列 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると変換した整数値を返します。変換結果が-1の場合、またはエラーが発生した場合は-1を返します。リターン値が-1の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。変換結果が-1の場合はGetError関数では0(正常)が返ります。
●使用例
CrtString(Val1, "100") ;「Val1」という文字列変数を定義します。 ToInt(Val1) ; 変数「Val1」を整数に変換して、100が返却されます。
数値の文字列変換
パラメータに指定された数値を文字列に変換します。パラメータに整数値が指定された場合は半角数字を返します。パラメータに論理値が指定された場合は"TRUE"または"FALSE"のどちらかの文字列を半角大文字で返します。
●呼び出し形式
ToString(Val)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Val | 整数値、論理値 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功すると変換後の文字列を返します。エラーが発生した場合は空文字を返します。リターン値が空文字の場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
CrtInt(Val1, 123) ;「Val1」という整数型変数を定義します。 CrtBoolean(Val2, TRUE) ;「Val2」という論理値変数を定義します。 ToString(Val1) ; 変数「Val1」を文字列に変換して、"123"と返却します。 ToString(Val2) ; 変数「Val2」を文字列に変換して、"TRUE"と返却します。
キーの入力
キー入力をエミュレーションします。キーボードロック状態の場合はキー入力が可能になるのを待ってから入力を行います。最大待ち時間はSetWaitTime関数で設定された待ち時間だけ待ちます。キーアンロック時間はSetKeyUnlockTime関数で任意の時間に設定できます。
入力禁止フィールドにキーを入力しようとしたり、この関数により入力禁止状態になった場合はすぐにエラー復帰します。
入力キーに特殊キーやJEFコードを含める時は[ENTER]のようにカッコ[ ]で囲みます。カッコ内は1つの項目だけ指定可能です。左カッコ[ を入力するときは左カッコを重ねて書きます。
また、入力文字列として数値型を指定する場合は、ToString関数で数値を文字列に変換する必要があります。
●呼び出し形式
Type(Text, Row, Col)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Text | 入力文字列 | 省略できません |
Row | 入力開始行(1~24) | カーソル位置 |
Col | 入力開始桁(1~80) | カーソル位置 |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
機能 | 記述形式 | 機能 | 記述形式 |
---|---|---|---|
PF1 | [PF1] | 実行 | [ENTER] |
PF2 | [PF2] | PA1 | [PA1] |
PF3 | [PF3] | PA2 | [PA2] |
PF4 | [PF4] | PA3 | [PA3] |
PF5 | [PF5] | CLEAR | [CLEAR] |
PF6 | [PF6] | SYSREQ | [SYSREQ] |
PF7 | [PF7] | ATTN | [ATTN] |
PF8 | [PF8] | → | [RIGHT] |
PF9 | [PF9] | ← | [LEFT] |
PF10 | [PF10] | ↑ | [UP] |
PF11 | [PF11] | ↓ | [DOWN] |
PF12 | [PF12] | タブ | [TAB] |
PF13 | [PF13] | バックタブ | [BACKTAB] |
PF14 | [PF14] | 改行 | [RETURN] |
PF15 | [PF15] | HOME | [HOME] |
PF16 | [PF16] | 挿入 | [INSERT] |
PF17 | [PF17] | 削除 | [DELETE] |
PF18 | [PF18] | ERASE INPUT | [ERASEINPUT] |
PF19 | [PF19] | ERASE EOF | [ERASEEOF] |
PF20 | [PF20] | RESET | [RESET] |
PF21 | [PF21] | CURSOR SELECT | [CURSORSEL] |
PF22 | [PF22] | DUP | [DUPLICATE] |
PF23 | [PF23] | FIELD MARK | [FIELDMARK] |
PF24 | [PF24] | +入力 | [+ENTER] |
●使用例
; 文字列 + 実行キー Type("LOGON TSS [ENTER]") ; JEFコード入力 Type("[41A1][41A2]")
キーの1文字即時入力
1文字分のキー入力をエミュレーションします。キーボードロック状態の場合はエラー復帰します。Type関数と違いキー入力可能になるのを待ちません。
入力キーにはType関数と同様の形式で特殊キーやJEFコードを指定できます。ただし、1文字分のキーしか指定できません。
特殊キーの記述形式はType関数を参照してください。
●呼び出し形式
TypeKey(Text)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Text | 入力文字 | 省略できません |
●リターン値
関数の呼び出しに成功するとTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
; 特殊文字 TypeKey("[RESET]") ; JEFコード入力 TypeKey("[41A1]")
指定文字列の受信待ち
指定文字列を受信するのを待ちます。この関数はキー入力が可能になってから指定された文字列を受信したかを判定します。最大待ち時間はSetWaitTime関数で設定された待ち時間だけ待ちます。キーアンロック時間はSetKeyUnlockTime関数で任意の時間に設定できます。
パラメータをすべて省略するとキー入力が可能になるのを待つことができます。
●呼び出し形式
Wait(Text,Row1, Col1, Row2, Col2)
●パラメータ
パラメータ | 説明 | 省略時の初期値 |
---|---|---|
Text | 受信待ち文字列 | 省略時はキー入力可を待ちます |
Row1 | 受信待ち開始行(1~24) | 1 |
Col1 | 受信待ち開始桁(1~80) | 1 |
Row2 | 受信待ち終了行(1~24) | 24 |
Col2 | 受信待ち終了桁(1~80) | 80 |
●リターン値
文字列を受信した場合はTRUEを返します。エラーが発生した場合はFALSEを返します。リターン値がFALSEの場合はGetError関数を使ってエラー番号を調べることができます。
●使用例
; SYSTEM READYの受信を待ちます Wait("SYSTEM READY",1, 1) ; キー入力可能になるのを待ちます Wait()