HTTPトンネリング接続を利用する場合は、次の留意点がありますので注意してください。
ホスト通信のデータは一度、Webサーバを経由することになりますので、多くの端末で同時にアクセスした場合は、Webサーバに負荷がかかります。あらかじめ利用台数を想定した検証を行ってから実際に導入してください。
Webサーバ上の「HTTP-TN中継サービス」が端末のコネクションを保持しますので、ホストやFNA Serverなどのゲートウエイは実際にはWebサーバ上の「HTTP-TN中継サービス」を端末として通信を行います。そのため、エミュレータが動作する端末のIPアドレスによるLU固定は利用できませんので、LUを固定する場合は、LU名を設定してください。
Webブラウザでは同じWebサーバへの接続は、同時に2つまでのHTTPコネクションを使用することができます。WSMGR for WebのHTTPトンネリング接続では1LUあたり、2つのHTTPコネクションを使用します。複数のLU(2LU以上)でHTTPトンネリング接続する場合はHTTPコネクション数が不足するため、Webブラウザの最大接続数を拡張します。その場合、メッセージに従いWebブラウザを再起動することにより、2つ以上のHTTPコネクションを使用することが可能となりますので、Webブラウザを再起動後、再度エミュレータを接続してください。